生きたい、生きてほしい

「ジェネーレーションジャングル」という番組をご存知ですか?関東では、4chで毎月最終土曜日の深夜12:50から二時間ばかり放送しています。実は自分で言うのもなんですが、僕はその番組の常連でして。昨日も学校早退して、テスト勉強をけってまでも収録に行きました。

テーマは「いのち」について。今僕らができることは何かということです。殺人はいけないのか。どうしたらなくせるのか。自殺はどうなのか、イラクでの人質事件のことにも触れました。
僕は、いろんな人の話を聴いて思ったのは、出会いはすばらしい、その上にあるコミュニケーションもすばらしい、その上にある「守ってあげたい」と思う愛もすばらしい。それらを多く経験することが、殺人、自殺を減らす糸口ではないかと。そして、それらは命あってのことなんだから、命はすばらしいなと。自分は生きたいという意志、殺人を、自殺をなくしたいという強い意志があれば、きっと少なくなるはずだ。と。

実は1年前にも同じテーマで出演し、そこで、ある方とお会いしました。奥山貴宏さんという方。実は去年の時点で余命はあと1年。若くして肺がんに苦しめられた方です。彼のサイトには、毎日のように日記が書かれています。実はその日記は出版されているのですが、まだ僕は読んでいない。
それでも奥山さんの話されたことは、僕の脳裏には焼きついていました。「いままで特盛牛丼食べていたのが、並しか食えなくなって、それでも全部食べたことが、幸せに思える。」すごくその話は感動したんです。それでも僕は、彼のことはその場限りになってしまっていた。
今年の夏休み前、ふと奥山さんのことを思い出して、彼のweb日記を読みました。脳転移の三文字。病は確実に進行するんだな。でも生きていてほしいと思いました。そして昨日の収録のお話しをもらったその日、サイトを見ました。更新がある。生きていらっしゃったことがうれしかった。

そして、昨日の収録。なんと、奥山さんが登場したのです。思わずえっと声が出てしまいました。本人としてはすごくつらいのでしょうが、僕から見ると、余命あと数ヶ月とは思えない感じでした。また会えたことがもう感動でした。
奥山さんの登場は、共演者たちに相当強烈な印象を与えたようで、みな、命についての考えを変えたようでした。「夏休みは期限があるから宿題をやろうとする。ある程度のゴールを定めて、その日まで生きていたい。」疲れでだいぶ記憶は飛んでいますが、そんなことを話されていました。「自分が生きていたことを忘れられるのが怖い。」彼はそういいましたが、僕がこうしてココに長ったらしくブログることで、少なくとも僕は忘れなし、収録でのあの強烈な出会いの感動で会場の人はみな忘れないと思います。

あなたの考える命とは何でしょうか。誰かこれを見てたら、奥山さんのサイトをご覧になってから、この答えを見つけて、コメントして下さい。

奥山さんのサイト:www.teknix.jp

さて放送日は、12/25(Sat.) 24:50〜 僕のことはどうでもいいから見るべし。

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