第九兼東京物色

ブログりたいときにブログろうと思いますので、今日は三連チャンブログり。

今日は東京都交響楽団の第九演奏会。年末となると、第九が各地で演奏され、僕も毎年聞いています。そもそも年末に第九、というのは日本特有のものなのです。年末に今年一年間を考え直すにはいい機会。除夜の鐘のようなものです。

今回は、六本木アークヒルズのサントリーホールで2時開演。まずその前に、学問の神様,湯島天神へ、その後、銀座の山野楽器へ。そしてアークヒルズ入り。そこで初めてSUBWAYサンドウィッチを食しました。

サントリーホールの特徴は、コンサートホールだけあって、舞台の後ろにも座席がある。というか、座席が舞台を囲んでいます。僕は、ホワイエ(=ロビー)から見て左側の舞台の脇にいました。この席の利点は、自分がオケに参加している気分に浸れる点。演奏前はもうわくわくです。
東京都交響楽団(以下、都響)の演奏会は、なんと大半の座席は、学生は半額。なので楽に席が買えます。その他にも、都響には女性が多いと言うことが、今まで生で見たオケは違う点でしょうか。

さて演奏が始まりました。
第一部は「ハムレット」のハイライト。何とも不思議な曲といいましょうか、眠気のせいか記憶が飛んでおります。でも、どことなく乗れる曲だったような気がします。
そしてお楽しみの第九の開始です。好きな曲は眠気が吹っ飛びますね。(爆)座席の場所が場所なので、ホルンの音がよーく聞こえました。自分から見て、一番手前の楽器群は打楽器なので、当然弦楽器の音は薄れてきます。特に管楽器が入るところは、弦楽器の音が消えます。とはいえ、第九においてホルンはおいしい所だらけ。つまり、聞き所はホルンに多い。

ここからは、楽章ごとに第九を語らせてください。
第一楽章は、何か、衝撃を与える曲です。問題提起とでも言いましょうか。
ホルンと弦楽器の不協和音で小さく始まり、徐々に大きくなり、冒頭の衝撃へつなげます。その冒頭の衝撃とやらの旋律が、繰り返し繰り返し演奏される。交響曲の基本ですね。
第二楽章は、二つの部分に分けられます。
一つ目は、八分音符3つがひとかたまりで、相当早く演奏されます。一楽章の冒頭の衝撃のリズムが、そのままに楽章のド頭に来るのです。ここで活躍するのがティンパニ。まるで雷のごとくドカーンとたたかれるその音も、曲をきびきびとさせます。二つ目の部分では、またホルンが活躍します。拍子の取り方が難しいメロディーをソロで演奏します。
第三楽章は、今までの二曲と打って変わってゆっくりと、柔らかく演奏されます。一年間あったことを思い出すにはこの楽章が最適。またもホルン。周りに全く音がない中で、2小節間、まさにソロを演奏します。弦楽器の美しい音が気分を高めてくれます。
そして第四楽章。いきなり大音量で管楽器がハイスピードで演奏。その後、チェロと、コントラバスがメロディーを吹き始めます。今までの楽章のメロディーがでてくるのですが、低音弦楽器がそのメロディーを「これは違う」と振り払います。
そして、最終的に自ら低弦が歓喜の歌のメロディーを演奏。徐々に高音に移り、そして全員合奏となります。トランペットの高音が気持ちいい。
そしてついにバリトンのソロで歓喜の歌が始まります。そして合唱が加わっていく。途中マーチの部分がでてくると、今度はテノールソロです。そしてあの有名な全合唱の歓喜のテーマが演奏。もう涙が出そうでした。その後、厳かな合唱が入ったかと思えば、テンポがあがり、合唱のソプラノがなんと10秒以上ののばし。そして最後のフィナーレに向かって徐々に大きくなっていくわけです。

語るといっては、十分語れていません。もうホント感動しました。CDより生です、生。

その後、渋谷のハンズ、有楽町のビックに寄って帰ったわけです。

ひとり行動は好きですが、今年は寂しさを感じました。
来年には彼女をつくって、一緒に感動を共有したいですね。(爆)

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