03:ついに始まった

 AM2:00。飛行機から降りてホテルにつくともうこの時間になる。さすがにつらくてもう寝た。
 朝八時、モーニングコールとともに起き、シャワーを浴びる。朝食を済ませて出発の準備。集合時間を間違え30分ほど部屋で過ごす余裕ができた。コーヒーを見ながらAFLを見る。
 ホストファミリーとのご対面。1家庭目のバディー。Jaimeeとは今日が初対面(そりゃそうか)なかなかCute!でも彼氏がいた。というか同伴できてた。
 けったいなレセプションの後キングスパークでのWelcome Picnic。でも疲れとストレスからか食事がろくにとれない。全く俺は、どこまで気が小さい人間なんだ?そうそうと切り上げてキングスパーク内を車で一周する。
 そして家の中に入る。ホストブラザーのLiamと対面する。そうしたらすぐさま車に乗り彼氏・の自宅へ。ただPS2のソフトをとりにいっただけ。戻ってからグランツーリスモとかFIFA2004で遊ぶも、初めての趣味レーションゲームだったので全く出来ない。
 疲れたんで部屋で休んだ。いきなりだがホームシックだ。不安が募りすぎた。向こうの人の喋るスピードについていけない。ああ、涙が・・・。何年ぶりに泣いただろうか。ポッドでJ-Popを聞いて慰めた。
 夕食はいきなりハングリー・ジャックスと言うハンバーガー屋のハンバーガー。それもろくに食えやしない。でもその後、ちょっとおしゃべりをする。PM10:00前には床についてしまう。日本じゃ考えらんねぇ。
 こうして、オーストラリア1日目がすぎた。

02:俺でも空が飛べた

 結果的にはオールナイトする。睡眠時間はたった1時間。朝食の和食もおかずなど食べられずじまい。でも今日は初の飛行機。テンションは高まる一方。寝ていないのに。
 バスで関空へ。遠っ。でも、乗り物の中(通学電車を除く)では眠れないんだなぁ。なんだかろくに睡眠を取らず空港に到着。
 チェックインを開始する。心配だった荷物も何とかなった。よかった。空港内のATMを探して利用する、メンバーを待たせてしまう。引き出した現金で豪ドルへ両替。豪ドル紙幣ってビニールみたいになっていて、破ることが出来ない。すげ。びくびくしながら金属探知機だの出国カウンターを抜ける。
 そしてついに飛行機へ搭乗する。シンガポール航空の便で一路シンガポールへ。5時間以上のフライトの始まり。座席って、新幹線より間が狭いのね、快適なんて言えない。そして飛行機が動き出した。そして離陸。加速の音が響き、体が座席に引き寄せられ、期待が宙に浮く。瞬間「俺でも空が飛べた」と思った。男三人、並んで空のキレイさに感動。
 機内食のメインはチキン&スパゲッティを選ぶ。意外と美味。シンガポール航空のサービスはなかなかのもの。スッチーのユニフォーム、セクシーだわ。5時間のフライトは予想以上に暇。小論の宿題を少しやる。ラストには、乱気流のお楽しみ。まるで富士急ハイランドでコースターに乗っているかのようなアップダウン。怖くはなく、むしろ楽しかった。
 やっとの思いで広ーーーいシンガポー求Eチャンギ空港につく。関空より広い。ゲートが多すぎ。しかし、まだ旅は終わらない。そう、目指すパースまではさらに5時間の夜のフライト。
 もう2便目。さすがにもう慣れてしまった。でも今度の便の座席の間隔はさっきより狭い。つらい。まぁ、隣の席に美女2人が居てお話も楽しかったのでよしとする。終始日記とマリオで過ごす。
 到着予定時間は日付をまたいでいるので到着後はまた後ほど。

01:大阪での楽しさ

 00から2時間半、リーガグランドホテルに荷物を届ける。その後サラダバイキングで食事。まさかその7時間後にそこで夕食をとるとは思わず。
 1:30、ニッケの最寄り駅、本町で迷う俺と母。やっとの思いで着いたニッケで団結式に臨む。あろう事か、僕の席は一番前のどセンター。表彰も僕が一番最初だった。もらったメダルが遊びすぎて着席するたびにカンコンあたる。恥。
 さて僕は、研修生総代表をやらせれることになった。この結団式でスピーチを読むことになった。カミまくり。自分としてはペケだったが、ほかのメンバーには「後がやりづらい」と言われた。講評なのか悪評なのか、よくわからない。
 その後は朝日新聞への表敬訪問。自己紹介の場・全てを伝えられず。その後は同じ場所でオリエンテーションに臨む。ねむっ。ってか、ながっ。18:30。宿泊先のリーガにて食事会。朝日とニッケのお偉いさんと会話が弾む。おいしい食事も楽しむことが出来た。
 そしてお待ちかね!!!!!!!!!夜だーーーー!!!!!!!一人の女子の部屋に10人が一気に集まる。てかさぁ、お前らうるせえっての。そのうち数組に分かれた。俺の部屋に女子が3人来て、うち一人が俺の隣のベッドで寝始めた。ほか2人の女子と語る。そうして出国前の夜は過ぎる。
 しかし、1日目で恋話がここまで咲くとは。

00:プロローグ

 今僕は、9:20に発車した新幹線の中にいる。たった今品川に着いたところだ。窓側の座席からその気色を楽しんでいる。
 これから僕(と母)は大阪へ向かう。朝日ニッケ英文エッセーコンテストのオーストラリア研修の結団式に参加するためだ。そして明日、僕はオーストラリアに向かう。
 ジェネジャンで出会った奥山さん。4月に亡くなってからもう4ヶ月くらいたつんだなぁ。その奥山さんとの出会いをしたためた冬休みの英作文の宿題。それがあろう事か一次審査を通ってしまった。そして3月末、僕は二次面接を受けにいった。日本毛織本社、大阪までの小旅行。午前中は英語による楽しい面接、午後は明石康氏を始めとする大物から突っ込まれる厳しい面接。大阪の滞在時間より移動時間が長かった。友達もバラバラのところから3人も出来た。翌日には携帯に結果連絡が。合格。うれしさの絶頂を迎えた。

 そして、諸々の準備を終え、今僕は大阪に向かっている。今思うと、多くの人に支えがあってこそこのたびに参加できる。本当に感謝している。
 多くの人の期待を背負い、明日からの旅を楽しみたい。

出発前の独り言

エッセーを提出してから7ヶ月。
面接の合格通知をもらってから4ヶ月。
月日は早い物で、もう明日が出発だ。(出国はあさってだけどね。)
ついに朝日ニッケ英文エッセーコンテスト・オーストラリア研修が始まる。

 しばらくブログ更新はお休みしていた。帰国後にでも再開しようかと思ったけど、出発を前にした今日だからこそ書きたいことがある。だから勝手な判断でメッセージを残すことにした。

 思えばいろんな人にお世話になり、明日を迎えることになった。エッセーの題材の奥山さんを始めとするジェネジャン関係者の皆さんはもちろん、学校の先生方にもだいぶ支えていただいた。友達もちゃんと理解をしてくれ、祝福してくれた。NOVAで知り合った社会人の方にはおいしいイタリア料理までごちそうになった。もちろん、一番感謝すべきは親・家族の存在に他ならないと思う。

 そう、多くの人々の理解と協力の下で、明日の出発を控える僕がいる。そういう人々への感謝の心なくしては、旅立つことなど出来るはずがない。今、心から叫びたい。「ありがとうございました」

しかし。
 僕にはいま、たった一つだけの「未練」がある。今これを書いている自分の胸が何かもやっとしているのもそのせいなのだ。今の自分の思いや考えていることをどうしても伝えないことには出発できそうにもない。

続きを読む