ただいま、日本

とりあえず昨日帰ってきた。
日本の暑さは半端じゃねぇな。
今回の旅では多くの物を得た。特に日本人の9人の仲間。
まぁここら辺の話は後で。

昨日は体が疲れているところを無理して花火を見に行った。
今日はさすがにさぼりたかったので部活には出なかった。
未だにあの夢の世界から抜け出せなくて困ってる。
まだオーストラリアにいたいと思う気持ちが強いね。

俺はオーストラリアで毎日日記をつけてきた。
このブログに掲載するためにだいぶ書きためたら、A5用紙20ページ以上になってしまった。
これからしばらくかけて全部PCに打ち込んで後日「豪州デイズ」として公開予定。

とにかく皆さん、ただ今帰りました。
またよろしくね。

16:そして、全てからの別れ

 空港での待ち合わせの間、腹が減ったのでサブウェイサンドイッチを食べる。随行員の方も買っていた。その時点で搭乗が開始になった。
 また飛行機に乗る。今度は深夜フライト6時間。座席に座ってすぐ眠気がやってきた。何と、機内で夜食が出された。サブウェイを食ったおかげで食えやしなかった。その後、眠気のせいで物書きをしようとしたが出来ずに終わった。隣の二人はしきりに喋っていたが、そんなのも気にしないでずっと眠っていた。
 朝飯が出ても食は進まない。あんまり旨いもんじゃなかったから。そのうちに関空についてしまった。なんだかぱっとしないフライトだったことは確かだ。これがみんなと話せる数少ないチャンスだったのにも関わらず。
 検疫や税関を通り抜けると関係者の方々が迎えにきてくれた。両替をしたら、手数料を大量に取られた。悔しい。それから関西空港駅に行く。空港を出ると、うだるような熱風が俺たちを迎える。寒暖の差で風邪を引きそうだ。みんなではるかに乗って新大阪駅に向かう。関空の次の駅、天王寺でメンバーの一人・Merryが降りる予定だった。が、その必要がないとのことで、結局みんなで新大阪に向かうことに。そうして駅に着く。エスカレーターをあがってすぐ、別れのときがやってきた。
 随行員の4人と、Merryとはここで別れることになる。ホームまで迎えてほしかったのだが改札前でお別れ。男子メンバーKeiとも新大阪で別れることになるのだが、俺としてはホームで送ってほしかったので、入場券を彼におごる。改札を入って、いよいよ先ほどの5人と別れる。エスカレーターをあがるうち、Keiの顔が涙でぐしゃぐしゃになり始める。みんなとハグをし始める。「ありがとう」そんな言葉ばかり聞こえてくる。新幹線の停車時間には多少の余裕があったものの、乗客数が半端なく多く、メンバーの荷物も多かったので、乗車に手間がかかり、ドアの前にたってすぐ発射ベルが鳴り響く。最後に彼と握手をしてドアが閉まる。
 動き出した車両では座席をどうするか忙しくて悲しみに浸っている暇もなかった。とりあえず落ち着いてから、隣のRyoは弁当を食べ、俺は物書きを始める。名古屋で降りるHanaeの為に手紙を書きたかった。書き終わった頃に弁当を注文する。これが帰国後初めての日本食になった訳だ。食べ始めてすぐ、「いい日旅立ち」のチャイムが鳴る。名古屋駅に着く。また一人メンバーが去っていく。
 名古屋を出てからも手紙を書く。次の新横浜までは後1時間ほどしかない。あまりメンバーとは話さず、ただペンを走らせた。そうして熱海をすぎるうちに徐々に焦り始める俺。またチャイムが鳴る。もう一人の男子メンバーRyoと数少ない高3生Yukaと別れる。Ryoと別れのハグをすると、出口付近に居た人に「いいねぇ」と言われる。そうして駅に着いた新幹線。微妙な停車時間の長さが嫌なもんだ。いよいよ残りメンバーも5人のみになってしまった。品川のチャイムが鳴ったときにやっと手紙が書き終わる。これでみんなとのコミュニケーションもある程度のものになったと思う。
 ついに東京駅についてしまった。新幹線改札の前にはSayakaのお母さんとNatsumiのご両親がいらっしゃった。それ相応にご挨拶をした。
 ここでほとんどと別れる。SayakaとAsaeは新宿までは一緒だと言う。Natsumiは総武線で帰るらしい。ことにNatsumiは泣きじゃくっていた。レズマディーでかなり世話になった奴だから別れるのは寂しかった。そして彼女たちとついに別れる。まだそれでもKanamiとは一緒にいる。彼女は大宮付近まで電車が一緒だ。
 電車内で話にふける。この旅での仲間のことを思い出しながら。しかし、この電車の中で一気に精神的・肉体的疲労が出てくる。そうしてKanamiの最寄り駅に到着し、改札前まで行って見送りをする。なかなか離れることが出来ない。これから一人になるのが嫌だが、そうならなければいけない。長いことそこにたたずむ。そうして別れの挨拶をする。彼女が見えなくなるまでその場にたつ。
 ホームに出てついに涙が出た。もう悲しくて仕方ない。あの9人の仲間はこの旅で得た一番の宝物だ。そう思えるから、バラバラの場所に帰っていくあの仲間を最後まで見送るのがつらくて仕方ない。電車が来て30分ほど揺られる。いつもの通学路、久喜ー古河の間の車窓を見て余計に現実に戻ることを拒否するようになる。
 地元につく。祖母が駅まで出迎えにきてくれた。自宅に着き、ソファーに寝そべった。この瞬間、僕の旅は終わってしまったのだ。
 地元では花火があった。体はしんどいがとりあえず日本らしさを取り戻さなきゃならないと思って見に行った。空に浮かんだ色とりどりの光の華、その色はあの日々の想い出の色とそっくりだった。

15:さらばオーストラリア

 何やってんだ俺、朝4:30に目が覚めて以来ずっと二度寝が出来ない。そんなに興奮してたのだろうか。そう、今日は帰国日。とりあえず6:00まではなんとか耐えてその後パッキングに入る。
 6:30頃起きて、オーストラリア最後のベジマイトトーストを食らう。そのうちホストマザーとLiamとの最後のわかれとなる。二人とハグをした。「連絡取り合ってね」との言葉、もちろん実行してやる。お父さんが車に乗せて二人を送るのを外へ出て見送る。
今日はレイチェル母がメルキュールホテルまで送ってくれることになっているが、その車がくるまでの間が暇で仕方がない。FoxTelを見て暇をつぶす。
 そうして車が到着する。たった二日しか会っていないお父さんとも最後の別れとなる。Jaimee・Racheal・Racheal母・Jake(Racheal弟)が僕を送ってくれることになった。ほぼ毎日のようにレズマディーからシティ中心部まで通った道を通っていく。そうして車はメルキュールホテルまで来てしまう。
 Jaimee&Rachealがプレゼントを用意していてくれた。手紙もくれた。感動しないよ、に飛行機で見ることにする。俺も二人に用意した手紙を渡す。彼女たちはすぐに読んでしまった。集合時間になってもみんな集まらないのでしばらくカフェで一服する。Kanamiのホストマザーからベジマイトのマグカップをもらう。「うまいうまい」と言っていたのが功を奏したね。
 そのうちに、ついに別れのときとなる。とにかく写真を撮りまくり、二人と抱き合う。もうこれから先会うことは難しくなる。それでも俺はあくまでも明るく過ごすことにする。入り口から出てまでも見送り、カフェのところで待ち構えてからまた見送った。
 みんな泣いてる。すごく泣いてる。2人の男もぐしゃぐしゃになるほど泣いている。泣いていない自分があまりにもむなしく感じられた。それでも事務的にことをやらなければならないのがつらい。
 これからシティ中心部でのお土産タイム。とりあえず男で廻ることに。Ryoが足をけがしているからあまり多くを巡れないが、実際買うものはそんなになかったので問題ない。スーパーマーケットでTimTamというお菓子を16袋も買う。一袋12個入りなので、192個ということになる。カンガルージャーキーも買ったので、A$75になってしまった。$10均一ショップでバックを買ったのでそれらがすっぽり入ってしまった。豪州最後の食事はハングリージャックス。…寂しいな。
 さてついにパースを離れることになる。バスの車窓からトランスパースバスを待つ一匹のアヒルの姿を見つける。面白い光景だった。ついに空港についてしまう。持ち運ぶ荷物に色々問題があるようで、とりあえずそれを解決してチェックインする。
 数人のバディーが見送りにきてくれた。ただ逆に、出発ゲートに入りづらくなってしまう。感動の別れのシーンだった。ゆっくりする暇もなく飛行機に入る。今回もシンガポール航空。そしてついに離陸。滑走路に向かう車窓からシティが見えた。「ありがとうパース」なんてことばかり喋り、隣の席から「悲しくなるから止めてくれ」と言われる。
 飛行機内ではひたすら物書きにふける。数人のメンバーから手紙をもらっていて、せっかくだからみんなに手紙を書こうと思ったのだ。A5サイズ1ページ分を使って、ブログに書くように、第三者にその人を紹介するつもりで書いたのだ。
 そんなことをしつつ、となりの席の女子たちとおしゃべりをしつつ、いつの間にかまたシンガポール・チャンギ空港についてしまう。まず、カフェで解散式と称して、メンバー全員が自分の経験を語るミーティングを持った。以外と時間がかかってしまった。だが、それぞれがどんな生活を送っていたのかがよくわかった。
 それから30分ばかりの自由時間を持った。その間に日が明けた。

14.5:FareWellパーティー

 パーティーは特別な時間。皆でそろうセレモニーもこれがラスト(実際には全員以内から寂しい)。18年続いたコンテストの研修旅行ともFareWell、なので、レセプションチックになるのかと思い込み生徒でただ一人、ブレザーで登場。
 しかし。6:00になっても人はいない。会場にいたのはMerryと俺だけ。その後ちらほらと人が見え始める。Ryoがけがしてきやがった。本当に心配だわ。Kei来てから少しして、そのバディーフPeterとバルコニーで語り合う。旅の話、メンバーの話、将来の話。あまり話す機会がなかったからうれしかったな。
 政治家のトニーさんがやってきた。リンウッドの校長が引き合わせてくれた。名刺を渡したところで着席の合図が出る。
 色んな人から色んなステートメントが届いているらしく、それが読み上げられる。何を言っているのかは、理解しない。その後食事をとりにいく。Ryoのホストファザーを仲良く喋ってみる。
 座席はNatsumiのホストと一緒。ご両親(後に父親らしき人は、実は母親の彼氏だと分かる)は優しそうな方。ジョークもさえていた。Jaimee一家はどうも浮いていた。ほかはドレスアップしているのに対し、うちの家庭は皆デニム。
 うちの若いもんは皆おかわりをする。ほんとよく食べるよね。おかわりをしにいったらボーイさんと仲良くなった。こんな出会いもうれしい物だ。
 さて。日本人ガールズは皆おしゃれをしてきた。際立っていたのはAsae&Sayaka。なんと色違いのおそろ。凄くセクシーで正直ドキッとしてしまった。それに比べて男と来たら。あの二人はラフすぎだよ。ラフ。
 会はトニーさんフ長話へ。Natsumiのホストマザーの彼氏が俺に一言。「政治家になりたければ語りすぎるな」と。確かに。そのうち日本人メンバーの出番がやってくる。Asaeのスピーチの最中、一人一人想い出を一言言う。「Going to Australian school」が僕の担当、しかしフォローできない噛み方をしてしまった。やべっ、「レズマディー最高!」とジョークを飛ばすと、思ったよりもウケた。
 会はデザートを食べつつ日本毛織富田相談役、随行員団長、アドバイザー住野氏のスピーチに移る。そうそう、会の途中にフルート生演奏があったのだが、誰も聴いちゃいない。ブラバン部としては、やはり誠意を持って聴いてあげたいと思った。
 会はお開きとなり、最後にバディーと研修生で集合写真を撮った。明日でお別れなんて信じられないほどの皆の笑顔。ああ、明日の朝、泣きじゃくるもんなの顔なんて見たくない。

14:第二の母校からの卒業

 なぜだ?一度目に目が覚めたのが5時前。2度目は6時前、その後からぶつぶつ喋り始める。朝食はベジマイトトースト一枚。父さんの運転でレズマディーへ向かう。
 今日はレズマディー最後の日。にもかかわらず、1・2限は特に何もなく、居眠りまでする始末。2限の最後にクラス全体で写真を撮ってもらう、いい想い出だわ。
リーセスの時間に校長室へ。ジュース・フルーツ・クッキーをごちそうになり、マグカップ・ペン・バッジ、そしてユニフォームの進呈を受ける。日本人もそれぞれがプレゼントを用意していた。Natsumiは緑茶と手紙とおにャり。俺は学校に対して折り紙と折り紙本(日・英両言語対応)を手渡す。そしてユニフォームを着て6人で写真撮影。
3限からはずっとユニフォームで過ごす。これでやっとレズマディーの一員になれた気がした。4限では元広島のALT・Mr.Millerとお別れする。いい先生でした。
 昼食はソーセージ・ロール、食べながら、イタリアからの留学生と喋る。「チーズフォンドュは日本食だと思ってた」と爆弾発言が飛び出す。ほとんどの生徒とはこれでお別れ、ハグだのをして別れを惜しむ。
 5限・最後の授業が写真とは...6人で撮った写真のデータをもらう。バディー達と散歩に出かける。ベンチでしんみりと喋った。「俺、よくやってたかな」との問いに「うん」と答えてくれた、これがうれしかった。
 サイレンとともにレズマディーを後にする。帰り際、ニューズレターを受け取る。なんと、自分たちのことがニューズレターに載るようで、その原稿をいち早くくれたのだった。
 Jaimee父の運転で自宅へ戻る。今日はフェアウェルディナーなので、最後らしくブレザーでびしっと決めようと思い、早速着替える。Jaimee一家6lで参加、Racheal一家は本人がバスケがあるらしく欠席。寂しいね。
 車は一路、ビーチが素敵なフリーマントルへ向かう。が、ビーチには寄らずに川岸のヨットクラブへ向かう。会場はそこにある。予定より早く着きすぎた。未だリンウッドの校長しか来ていない。とりあえずクラブの周囲をうろついている間に定刻の6:00になった。

13:最後のレセプション

 いつもの二度寝をしたら時計が6:52を指していた。やべっ。急いで支度をした物の、起きていたのは母さんだけ。
 車で学校へ行く。1限のコンピューティングで簡易名刺をつくる。レーザープリンタ出力だからデザインの幅が利かない。2限はクッキング。ミートボール&トマトソース&マカロニだったが、味がない。3・4限とも英語のアクティビティ。4限には事は片付き終始おしゃべりにふける。昼にはミ[トパイを食う。誰だか知らない男女と仲良く喋るも何を言ってるかは半分も分かってない。
 今日もまたレセプションなり。レズマディーらしくなく、時間より前に到着する。州総督とのレセプションに臨むのだ。総督公邸の建物は古いイギリス式のような建築。入ってすぐのレセプションルームにはいかにも高価そうな絵画が五点ほど飾られていた。調子に乗ってスピーチ用の演台にのぼって写真を撮る。
 そのうちに、総督がいらっしゃってレセプションスタート。いつものようにスピーチ。研修生代表は遅刻のため後でスピーチすることに。さて、今日もVIPと会話をスタート。1:総督の奥さん;「10年英語やってるんです」と軽く自慢。2:総督の側近;意外と仲良くなっちゃって、政治家の野望を軽くアピール。3:総督;よしきた!と思ったとき、隣にもう一人の研修生の姿。ああ、そっちとばかり話さないで俺の話も聴いてくれ!とりあえず「政治家に必要な物は?」との問いに「話を聞くことだね」と総督。確かに。レセプション後は総督公邸見学ツアー。めちゃくちゃ綺麗な建築物だこと。
 さて、きょうでRacheal宅を」れる。帰ってすぐにパッキング、Racheal母の運転でJaimee宅へ。しばらくすると、Jaimee父登場。
 夕食はLiam&俺はFish&Chips、その他はステーキ。家族皆で食卓を囲んだのは、これが最初で最後だった。

12:豪邸デイズ02

 また朝6時頃目が覚めるも二度寝。朝食はハチミツトーストをいただく。「もうバスには乗れない」と、母さんに送ってもらう。SHRだけは出て、それからリンウッドS.H.Sに行く。今日はタンブルガム・ファームという観光牧場へ行く。9:40ごろにリンウッドに着く。
 バスに乗り込み、一番後ろの座席をぶんどる。Keiのバディー、PeterからStone Bridgeというテクノアーティストの曲を聴かせてもらう。なんでもダンスをやってる彼はいつもそのような曲を中心に踊っているらしく、家ではスピーカーがんがんで曲を聴いているようだ。俺も負けじとUnderWorldを聞かせる。
 バスはいつの間にやら目的地へ。まずは30分ほど牧場内をうろつく。動物への餌やり。羊、カンガルー、馬、水牛。一番強烈なのはエミュー。えさを差し出すと食い意地を張って手のひらをつついてくる。これが痛い。臆病な俺はすぐに手を引っ込めてしまった。
 その後アボリWニ文化のビデオ上映を見るも、あまりおもしろいとは言えず。その後の昼食はソーセージに本をパンで挟んだホットドッグらしき物。ソーセージは柔らかかった、さすがに旨い。サラダにはドレッシングをかけすぎた。スッペっ。
 1:00からは牧場ショー。まずは牧羊犬が羊の群れを誘導するショーを見る。まずはビリーティー(アルバニー二日目参照)の缶回しを見る。早くさますためらしい。Ryoのバディ、Steveが挑戦。お次は馬のむち打ち体験。Ryo・Ellyce(Asaeのバディー)が挑戦。そして羊の毛刈りショーへと移る。もこもこの羊が見る見るうちに丸裸。ある種の拷問に近く、羊の抵抗が激しかった。一匹分の刈りたての毛は$10らしい。その後の作業の手間で高い代物が出来るらしい。子羊のミルクあげを体験したのはNatsumi・Racheal。ラストの牛の乳搾りをしたのは、俺!Pick&Squeezeが俺の合い言葉に。
 最後にトラクターで牧場内を回る。生後2時間の子牛とご対面。ビリーティーを飲んでからファームを後にする。
 リンウッドでタクシー待ち一時間。その間にディジリドゥーに再挑戦。循環呼吸を要するらしく、実は意外と蝠マな楽器。しかし、音らしい音はすぐに出すことが出来た。ほかにも、なぜか逆立ちを始めたり、だるまさんが転んだ始めたり、童謡歌い始めたりと、なんとなく暇な時間が過ぎていった。
 例の豪邸ではRacheal特製のステーキ&チップス(フライドポテト)。旨かった、ごちそうさま。ホストブラザー(弟)のJakeとプレステ2で遊んだりして夜が更けた。

コラム6:スポーツ

 スポーツと言えば、西豪州ではクリケットとAFL!ことに冬場はAFLが盛ん。多くの試合をテレビで見た。
 AFLの基本の動きはキック・パス・バウンド・マーク(キャッチ)・タックル。どれも結構難しい。パスの方法が特殊、左手でボールを持ち、右手を拳にして押し出す。ボールの形が楕円形なので、バウンドさせるのが難しい。
 AFLは攻めのスポーツ。両サイドに高いポールが2本、その脇に1本ずつある。高いポールの間に入ると6点、低いのと高いのの間のときは1点。だから、バスケ並みの点数が入る。1ゲームで100点以上をあげるチームもある。だから相手のゴールを妨害するのではなく、自分のゴールを狙うことに重点が置かれるようだ。
 アメフトほどの勢いではないものの、タックルの時とか、もうエキサイティング!弟にフットボールを買ったから、後で教えてやらなきゃ。
 さて話は変わって。この旅では2回、スポーツ・クラブの練習を見た。基本的に学校に部活はない。やりたいやつだけがクラブに入る。練習は毎日ではない。週末が試合というパターンが多いらしい。平日の練習は放課後、余裕を持って行われる。
 Liamのサッカーの試合は、きちんと芝が整備されたグラウンドで行われる。3面とれるコート出行われたが、これでも小規模の公園のようだ。Liamのチームの監督は、プレイヤーの父親。親の協力の元スポーツが行われることが多いようである。その日は1試合だけで終了、はやっ。
 Rachealのバスケの練習、その日は紅白戦1試合で終了。たった1時間ほどで終了。練習場所はバスケ専用体育館、一度に4面とれ、デフォルトの設備のままで公式の試合が出来る。メンバーは、さすがに長くやっているだけあってお上手。俺より。
 スポーツの楽しみは万国共通でも事情は違ってくるようだね。

11:豪邸デイズ01

 6:00に起きなければ行けない月曜日。でもこの時点で何度か目は覚めている。いつの桃生にココアパフを食べてからベッドメイキングにかかる。今日で一度ジェイミー宅を離れるのだ。一度すっからかんにするものの、水曜には戻ってくる。
 学校へ行き先週と同じように授業を受ける。2元目あたりからスラングを友達から習い始める。バディに「言ってみろ」と言われて色んな人に言ったらジョークととる人もいたが、怒ってしまた人もいた。そうなるのだけは嫌だったのに、ああ悲しきイエスマン。
 昼にソーセージロールを試す。うめぇじゃん。また着替えてレセプションに臨む。教育庁のお偉いさんと会う日だ。Keiが乗ってきたタクシーがイエロー・キャブズだった。ウケたわ。Ryoが風邪気味なのを除いては皆元気そうでよかった。
 さて、教育庁のお偉いがたとの茶会。まず、一人一人と握手を交わし、コインセットのプレゼントをもらう。3人ほどのスピーチを聞き、ジュースや食べ物をいただく。お偉いさんと話そうと近づいてみる。パースでのステイの話、関心のある教育問題の話、色々できた。「教育に最も必要なことは?」との問いに、お偉いさんは「国全体として学力を向上させること」とお答えになった。9人のメンバーやHost Studentsとふれあっているうちにレセプションは終わってしまった。
 タクシーでRacheal宅へ。改めてその広さに驚く。バスケコート、バス4台は入る庭、プール、ガレージは自動シャッター・・・えってほどでっかい。ここで2日間お世話になる。コラムを書いているうちにJaimeeから荷物が届く。そのうちRachealにバスケの練習にこないかと誘われのこのこついていく。チーム内紅白戦らしく、Rachealのチームが40点ほどを挙げ勝利。かっけー!
 とりあえず帰って飯を食い、お土産を渡す。母さんがやさしい人でよかった。BIG BROTHERをみて寝る。

コラム5:テレビ

 テレビ。今や家族の団らんには書かすことの出来ないツール。之は日本でもオーストラリアでも同じ。しかし番組の作り方には文化の違いが出てくる。
 まずはチャンネルの話。パースで見ることの出来る豪州全国ネットはch7、ch9、ch10である。他に、パースのローカル局ACCES31というチャンネルがあるようだ。僕としては、tenネットワーク(ch10)がお気に入り。ほぼ毎日見ているチャンネルだ。バライティに強い、日本のFNSのようなもんだ。
 バライティの話題に入る前にニュースを紹介しよう。よく見るニュースプログラムは朝のch7の生放送番組と、5:00からのch10のtenNEWS。日本とに違いは、各ニュースが記者からのリポート形式になっているところ。各VTRのナレーションはその記者が行い、レポートの最後には必ずその記者が登場する。キャスターはニュースの概要を伝えるだけで本文はVTR中に読まれる。短い番組時間の中にスポーツもエンタもライフ情報も集約されている。
 さて。ぼくがtenを好む理由となる二大バラエティーを紹介しよう。
 一つ目はBIG BROTHER。何人かの男女が、番組が用意したHOUSEで生活をする。HOUSEの中はカメラだらけ。トイレにもシャワーにもカメラがついている。メンバーは自分の生活をさらけ出さなければならない。視聴者は、毎週日曜日に一人の退室者を決めるために、その生活を毎日見て投票を行う。サバイバーと言う番組があったが、あれに似ている。こんな番組、日本じゃまず無理。日〜金、収録で放送だし、他人に自分の生活をさらけ出すなんて出来やしない。でも、見る分にはおもしろい。
 もう一つはAustralian Idol。ASAYAN以上の大規模オーディション番組。豪州全土からたった一人のアイドルを探し出す。以前はアジア人がアイドルの座を得たそうである。3人の審査員が一人ずつ審査していく。この審査員ども、辛口!もう変人発掘番組とも言えるようである。角の軽蔑になると言ってPTAに怒られそうだ。でもこれがおもしろい、笑える。
 こっちのTVもおもしろいね、番組輸入したら、俺見るよ。