吹奏楽部員必見

久方ぶりに映画のDVDを見た。
題名は「ブラス!」英語ではBrassed OFF と言うらしい。

中学校の吹奏楽部に入ったときに、顧問にビデオを渡されて見た。
そのときはまだ吹奏楽の何たるかを知らなかった。
だから「あんなビデオがあったっけ」と思っていただけだった。

部活における方向性を見失いかけている。
自分の失言もさることながら、自分の演奏に対する態度によってへこんでいる。
部活で自分にできることは何だろうか、果たして自分はみんなの役にたっているのだろうか。
そもそも自分は今の部活に何を求めているのか。
いろんなことが頭に浮かんで、悩んでしまった。

実は「第六」のレンタルビデオを探していたのだが、全く見つからない。
そんなときにふと目に入ったブラス!のDVD。
まさかDVDになるほど有名な作品とは思っても見なかった。
と同時に、「見たい」と強く思った。

境遇は近い物がある。
バンドをとったおかげでみな自分の大切な何かを失っていく。
それでも最終的には「音楽が大事」といって集まっていくのだ。
とにかく吹奏楽部の人間は見るべきだと思う。

劇中にちりばめられた金管バンドの演奏にもいやされた。
柔らかい響きを持ったその演奏は、本来自分が追い求めたいと思っていた音だったと思う。
最後の威風堂々や、アランフェス協奏曲は最高。
意識の上でも「さらに上を目指す」というものが身に付いたのかもしれない。
「吹奏楽が・音楽が大好きだ」ということを再認識した。
失っていた物が見えてきそうだ。

みんなと音楽を楽しみたい。
今は、純粋にそう思う。

Amazon.co.jpの「ブラス!」のページ。TSUTAYAに行けば普通においてあるはず。

Comments

comments

吹奏楽部員必見」への1件のフィードバック

  1. 自分も今のenshino君のときくらいに「ブラス!」を見たよ。レンタルDVD屋で見かけたからたまたま借りたんだったかな。
    映画特有の表現も多くてアレだったけど、やはり感動したね。うーん、細かいところは忘れてしまった。もう一度見てみるかな。

コメントは停止中です。