2019年、公立中学校の講師として入職した1年目にチャレンジしたのは、Pepperを使ったロボットプログラミングを通じた課題解決学習だった。年度が明け学年が持ち上がり、職場体験学習を通じたキャリア教育を行う予定だった2020年、新型コロナウイルスの影響で中止となった職場体験の代替案として持ち上がったのが「農業体験」だった。
このシリーズ「コロナ禍の「農業ビジネス体験学習」のつくりかた」では、農作物の栽培体験と、顧客を起点にしたマーケティングプランづくりの、ハイブリッドによる体験学習を設計・実施した顛末を、5つのテーマに切り取ってお届けする。第2回の今回は、「活発な地域人材との連携術」をテーマに、今回の学習において多大な貢献をいただいた地域人材「里山の会」(仮称)のみなさんとの連携において、どのようなことが起きたかを記述し、そこから地域人材とのコミュニケーションのあり方について考えたいと思う。
┼─シリーズ記事・タイトル─┼
│①総合学習のアジャイル開発│
│②活発な地域人材との連携術│
│③ビジネスを学校に持ち込む│
│④発想をシンカする関わり方│
│⑤地域とキャリアのはざまで│
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