文部科学省職員になろうとしたけれど面接で落ちたので、考えた結果もう一年飯塚に残ることにしました

年末である。いろんなことが起きた2020年だった。振り返りの記事を書く人が多い中、今年の年末は家で過ごす人も多かろうから、そういう方にとっての暇つぶしくらいにはなるだろうと思い、私も1年の振り返りの記事を書くことにするのである。このブログは、自分が自分らしく自分を表現できる舞台である。関係各方面から怒られさえしなければ、恥ずかしみもなく、陰も陽もひけらかすのである。

といいつつ、去年この記事でやったように、1年のなかでのある一部分を取り出した内容を中心に展開する。本当にこの1年、いろんなことがあったわけだが、10月から11月にかけての、標題にあるような顛末が、ある意味今年のハイライトになってしまった。それくらい、私にとっては大きな出来事であった。

記事のタイトルも

「得たいと思ったものを得られなかった話」

とか

「キャリアの挫折を味わって、そしてその後について」

とか、バリエーションを用意できたのだが、どうせここから書いていく内容も、グジグジとグルグルするだけで長文になるしかないのだから、もっともストレートにメッセージを伝えられるタイトルにしておこうと思ったわけだ。一応、冒頭で珍しくサマリを書いておくと、以下の通りになる。

  1. この状況下にありながら、TFJフェロー2年目は成果を出しまくったと思う
  2. 自分の強みは「企画屋」としての振る舞いだと考え、国家公務員経験者採用を受けた
  3. 経験者採用試験の合格者名簿に搭載されたが、「即戦力として光るものが見えない」とのことで、官庁訪問終了となった
  4. いろいろ考えた結果、あと1年は飯塚に残ったほうがいいと思い、講師登録を出した
  5. 来年度にやりたいプロジェクトが頭に浮かんでいるが、その先のことは一切見えていない

では、つらつらと書き始めてみようと思う。(書き終えての追記だが、18,605文字になった) 続きを読む

学年通信文学「修学旅行で泣いた私」

生徒たちの日々の様子を伝えることが目的である学年通信。それを担当して2年目、毎週文章を書いているのですが、昨年度の終わりに書いたこの記事が好評だったことをいいことに、今年度は毎回「今週のオマケ」コーナーをつくって、QRコードで動画やサイトのリンクをつけたり、本の引用をしたりしています。今回は、どうしても書きたくなって、私の個人的な思い出話を書きました。 続きを読む

「いま、それぞれの居場所から」を終えて、これからを見つめる

2020年6月22日に、32歳を迎えました。ここまで、総じていきいきとした人生を送ることができたのは、関わった皆さんのおかげです。ありがとうございました。いまはそれから1週間経ったのですが、誕生日直前の週末、31歳最後の一大イベントとして実施してみた、オンラインインベント「いま、それぞれの居場所から」を振り返ってみたいと思います。

公称2時間、実態としては3時間ほどになるオンラインイベントを3本も主催し、しかも日曜の午前には登壇者として招いてもらった別のイベントにも3時間近く登壇していたので、12時間近くもPCの前に腰を下ろし、デスクライトの光を美人ライトがわりに浴びていたわけです。しかもだいたいのプレゼン資料は直前の急ごしらえでした。体力的には疲れていたはずですが、しかしその実、全然疲れなかったんです。

それは、これから書こうと思うようなことによる多幸感に包まれたからであり、それぞれのセッションを終えて感じたのは「豊かだ」という感覚でした。その「豊かさ」に包まれたという意味で、今年の誕生日は、おそらく今までの人生の中で一番、別に何の節目でもないにもかかわらず、とても幸せな時間を過ごすことができたと思っています。 続きを読む

おもんぱかって、つきすすむ – 「この状況で」への葛藤

分散登校が始まる週になるまでもう少し。自宅のリラックスチェアに腰掛けて、仕事をするでもなくMacを膝に置き、ものかきに耽る。こんな心落ち着けられる土日を過ごしていていいのだろうかと思う部分がある。世間は大変なのに。

「世間は大変なのに」

正直、その感覚から離れてしまっている自己認知があって、後からそれに気づいて自分にげんなりする。それが、日に日に増す。慮りが足りていない自分自身への嫌悪と、だからといって何かができるわけでも何かをしているわけでもない自分自身への嫌悪と。

せめてこうして書き記すことで、碇をおろし、いまここを見つめ、結局灯をともせるように、すこし「ぐるぐる」としてみよう。 続きを読む

リーダーシップと、本気であるということ:2019年の学びの振り返りとして

教員になって1年目となった2019年がもうすぐ終わろうとしている。多くの人が振り返りをしているのだが、私は今日、今年を締めくくる記事として、赴任して2ヶ月となった5月にあった、体育会でのエピソードを紹介したい。これまでも、子どもたちと関わる活動を通じて自分自身学びや気づきを得てきたが、生徒たちと日々生活をすると、多くの学びを得ていると思う。そのなかでも、忘れられない・忘れたくないと思える、「リーダーシップ」にまつわる話なので、書き出しておこうと思う。 続きを読む

#人事ごった煮 宮古島交流会レポート: 「ソトのこと・ナカのこと」

11月30日と12月1日、1泊2日の弾丸で宮古島に行ってきた。以前にもブログに書いたことがある人事コミュニティの「人事ごった煮」の超交流会と称して、ごった煮の常連でもあった元人事・現グランピング施設COOの方、そしてまちづくりのデザインを行う企業の宮古島での事業責任者の方のご厚意で、宮古島に人事界隈の人々が集まる、という会に参加してきた。すこし真面目なインプットをして、あとは食卓を囲んだり、風呂を共にしたり、お酒を介したりしながら交流しましょう、という会だった。

本当は行くか迷った。飛行機代もかかるし、行っても滞在時間は短いし、部活動もお暇をもらわねばならないし。それでも、教員になったから余計になのか、いろんなコミュニティに触れつづけながら、それを広げていくことに価値があると思って、思い切って参加した。そしたら、思った以上にインプットが多かった。

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[ORF2019 Pitch原稿] SFC、サラリーマン、そして教員へ:半年間で見えていること

去る2019年11月23日、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)が毎年開催する研究発表イベント “Open Research Forum” (ORF) にて、12分間でプレゼンを行うPitch企画に参加してきました。「SFCスピリッツの邂逅」と題された枠において、今回のORF2019のテーマであるBeyond SDGsをちょっと踏まえながら、教員になってのこれまでで思っていることについてお話する機会をいださきました。

1ヶ月前にはプレゼン資料提出ということで、当然ながらそんなに前から話す内容がまとまるわけもなく、とりあえず資料を作ったあと、久々にプレゼン原稿を作成し、何人かに見てもらいました。具体性が見えにく、そもそも言いたいことが定まっていない、などのフィードバックをもらいましたが、どれも図星に思えたまま、本番を迎えました。用意したスライドを10分程度で喋り終えてしまい、「やばい、2分あまった」となって、慌ててアドリブ。ただそのアドリブが、聴衆にいちばん受け入れられたそうです。

当日の様子は後日動画化されますが、先立ってここで原稿と一部スライドをご紹介します。(※追記:2020年3月18日に動画が公開されたので、記事の最後に張り付けています)

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「暖かさ」をつくりだす存在になりたくて

ふと、文筆をしたくなった。テーマはなんでもよかったので他人から募集した。そしたら思った以上にいろんなお題をいただいた。それで、一本すでに書いたのだが、他に「暖かさ」とか「心地よさ」とか「なぜ日本の若者たちは、見えない将来の漠然とした不安を覚え、目の前のことに注視できずに日々を憂鬱に過ごすのか」とか「文科省が提案する教員の変形労働時間制について」とかのお題をいただき、その辺をぐるぐるさせた結果、ちょっとした弱音の文章ができあがった。

なお、前述のお題にもどストライクでは応えていないし、他に「エモい、とは?」とか「偶然と運命の違い」とか「今いる地域の実情」とか「先週ほっこりしたこと」とかのお題も残っているが、それはまた追って。 続きを読む

「帰る場所」を、つなぎとめるもの

ふと、文筆をしたくなった。テーマはなんでもよかったので他人から募集した。そしたら友人が「自分が生まれ育った家という場所について」というテーマをよこしてきた。彼の家は、台風19号の冠水被害を受けている。それで少し、考えを巡らして、1,500字程度に収めてみた。 続きを読む

講演録:「採用活動」から、就活を考える

先日、『職業講話「サラリーマンとしてはたらく」』を書き終えてFacebookにシェアした。幸い、「いいね」を多くいただいたけれども、実のところ、あれを読んだ人がどんな感想を持ったのかが知りたかったわけで、もうちょっとコメント欄で対話をしたかったというのが正直な所である。あの文章はある意味、ここまでの社会人生活の、一つの区切りとしての棚卸しになったわけで、私なりの考え方として世に問うてみたかったものだった。

んで、実はあの職業講話の3日後、今度は仕事として、とある大学のサブゼミで、本業の一環として大学3年生向けのワークショップをさせてもらう機会をいただいていた。マーケティング関係のゼミで、弊社が協賛するゼミ対抗のマーケティング大会の運営をしているゼミの3年生向けに、就職活動をテーマにした勉強会をする、ということになっていたのだ。

で、案の定いろいろ間に合ってなくて、例の職業講話を終えてから間髪入れずに資料を作り始め、結果的にスライドの完成は講演の20分前だった。しかもそのときは、金曜日に石巻で職業講話をしたあと仙台泊、土曜日は大阪に移動して、日曜日は大阪で仕事、後泊して月曜日の昼頃に移動して昼過ぎに講演、という、かなりハードスケジュールのなかでコンテンツを作った。

その割には、というか思った以上に、私自身の「人事としての固定観念」を整理したものになったので、今回もまた書き留めておこうと思う。 続きを読む