iPhone4Sを買ったので、Apple製品購入歴を振り返ってみた

スティーブ・ジョブズ氏は、もはや私にとっては教祖のような存在でした。だから、iPhone4Sが登場した後、しばらくTwitterのTLから離れていた私は、彼が死んだということさえも分からず、「R.I.P Steve Jobs」の意味すら全く把握していませんでした。まだ彼は若いと思っていたし、聞くところによれば4Sの発表の時に彼はソファに座ってバナナジュースを飲んでいたそうじゃないですか。でも、考えてみれば、ガンの手術を2度もやって、確かに年齢的にもまだまだだけれど、健康不安が会ったことを考えれば、相当無理していたのかな、と思います。

彼の製品をはじめて手にしたのは中学2年生。その時に買った白iBook12inchは、PowerPC G3 800MHz/30GB HDDながら、大学入学1年目まで持ちこたえてくれました。きっかけの一つは、素人が出てきてMacの魅力をとうとうと語るCM。もう一つは、職場体験で訪れた地元のISPで働くWebデザイナーさんが使っていたMacを見たからでした。Macを一度手にしてしまうと、その前に使っていた某デスクトップに比して驚くほど愛着を持ってしまいました。それから、Appleの虜です。iPodも、初代iPodをiBookと同時に手にしました。大学1年目後半で買い替えた2台目MacBookは、コーヒーを被り、1mの高さから落下してもなお、壊れること無く弟に引き継がれ、とうとう醤油を被っておシャカになりました。3台目MacBookとは、短いおつきあいだったものの、卒論という修羅場を共に歩んだ戦友です。それも今はLionを積んで弟・妹が使っています。ちなみに、弟はiPod nanoとiPod touchを所有し、妹もiPod nanoで音楽を聴きます。

どうしても離れられないMac。今年になってだいぶApple製品を買い込んでしまいました。まず、MacBookAirは、どうしても軽さの観点で必要と思い購入。現在のお供です。それから、研究に使うということでiPad2を購入。まだ研究用途での使用はしていませんが、かなりの便利さと手軽さなので、これは使い物になると思っています。ここまでで、すでに15万円近くは今年の間にApple製品に費やしているのですが、ついに今日、iPhone 4Sを一括購入で機種変しました。32GB Whiteなので、5万円程度。iPad2にはポイントを付与しなかったビックカメラですが、今回はお決まりの5%ポイント還元をちゃっかりいただくことができました。

一括で購入するのにも訳がありまして、単にポイントマターではなく、むしろ月々の支払いをおさえたいというのが正直なところです。前任のiPhone 3GS 32GB Whiteは、SoftBankのiPhone for everybodyキャンペーンより前に購入してしまったため、安いときで月々480円負担で買えたはずが、私はタイミングをミスってしまい、980円を実質割賦負担していたのです。これでは、月々の支払いが1万円になり、非常に苦しい。だから、次に買うときは割賦ではなく一括にしてしまおう、と思いました。今後は、月あたま多くても6000円程度で済むでしょう。

Appleの製品は、やはりなじむ。愛着を持ってしまう。周囲の人々が、iPhoneのガラス面に大きなビヒを入れてとんでもないことになっているのを横目に、私は2年間、非常に本体を大切に扱ってきました。2台目MacBookは、前述の通りコーヒーや落下や醤油を経験してきましたが、それでも新しく買い替えるという選択肢は極力とらずに修理で我慢しました。もっといえば、1台目iBookを5年間も使い続けたのは軌跡に近いと言えるでしょう。そこまでして自分が使い続けてきたのも、Appleの製品が、ハードもソフトも非常にシンプルで分かりやすく、そしてキレイだったことが原因でしょう。それをつくり出してきたのはジョブズ氏だ、とは私は言いません。むしろ、ジョブズ氏の考え方を共有したAppleのエンジニアたちが作り上げたものだと思います。しかしやはり、最終決定の段階にかならずジョブズ氏の存在があったこと、そして自社の製品を高らかに自信を持ってジョブズ氏が発表してきたこと、それがまさしくAppleの真骨頂であったように思います。彼のスタンス・スピリット・ポリシーは、少なくともここ10年で「i○○」を打ち出して以降、きっと社員に共有化されているに違いありません。でも、きっと彼の存在が無いAppleは、すこし違ったものに見えてくるんだろうなぁ、と思ってしまう自分がいます。

そんなことを思いながら、サクサク動いてくれるiPhone4Sにほれぼれしています。予約しておいてよかった。思ったより早く手に入りました。

最後に写真を一枚。すでにTwitterやFacebookで共有していますがコチラでも。行きつけの古河のカフェ「Ocha-Nova」のマスターはMacユーザーで、私はしょっちゅうそのカフェでMacを広げてWifiを拝借して作業をしています。ジョブズ氏逝去の訃報の翌日、そのカフェに行くと、マスターが聞いてきました。「iPhone4SってLionじゃないと使えないんですかね?」僕がMacユーザーであることを知っているマスターは、以前店のMacのメールの調子がおかしいということで僕に見るように頼んできたことがあります。そのため、店のMacのバージョンも知っていたのですが、多分Lionを搭載できるスペックではなく。でも、そもそもiPhone4S、iCloudを使わない分にはLionは不要なので、「多分大丈夫だと思いますよ」と回答。そして、いつも頼むフレーバーカフェラテをいつも通り注文すると、すてきなラテ・アートを描いてくださいました。信者の僕としては、とてもうれしい絵であったと共に、思いを馳せるときはいつもこれを見ようかな、と思うアートに感動を覚えました。マスター、iPhone4S手に入りましたよ。

Comments

comments

iPhone4Sを買ったので、Apple製品購入歴を振り返ってみた」への1件のフィードバック

  1. enshinoくん、お久しぶりです。
    いいお話でした。愛着がもてるプロダクトって、いいもんですよね。

    僕も、研究にと思ってiPad2を買いました。
    同じくまだ研究用途には使っておらず、楽しく弄ぶばかりです・・・

    近い内に、イトウさんも交えて、お話しできたらと思います。
    のみましょう。

コメントは停止中です。