<このイベントは終了しました>
Zoomに課金をして、持て余したらいかんと思い、「イベントやったら需要あるかな」と投稿したら、思いの外いい反応だったので、調子に乗って登壇者を募ったら、なんと9人も申し出てくれたので、誕生日直前の土日に2時間×3セッションのイベントを企画しました。
承認欲求を拗らせ続けた私による、ちやほやされたいが故の俺得イベント。けれど「公共財、えんしの」としての自負のもと、乗っかってくれた仲間たちといっしょに、「いまここ」を見つめて、考えを深める時間を過ごしたいと思っています。
全体のコンセプトや、各セッションのテーマと登壇者情報は、長くなるので以下に記載しますが、ぜひじっくり読んでいただいて、参加をいただきたいです。
なんでやるの? – コンセプト
民間企業の人事を飛び出し、福岡で先生になってから1年。自分にとって新しい挑戦でもあった日々には、挑戦と葛藤、喜びと痛み、発見と矜恃、といったものが溢れるものでした。
同時に、30余年生きてきた間の、様々な経験と邂逅が、この1年のさまざまな「企て」につながり、それがまた新たな経験と邂逅を産む日々につながりました。
おかげさまでFBフレンドも2,500名を越え、そのつながりの濃淡はあれど、どこかに関わりをもったという意味で、縁に恵まれた人生を送ることができ、そうして32歳の誕生日を目前にしました。
私とつながりのある皆さんに、私の「現在地」と、そこから見える景色をお伝えして、どこかでまた交わる部分を見つけてもらいながら、同時に何人かの方の「居場所」について話してもらうなかで、あらたな気づきと明日への勇気を抱く、そんな時間を過ごしたいです。
なお、誕生日目前なので、久々にみなさんからの「おめでとう」をもらいたくなったのがそもそもの動機なのですが、その「おめでとう」は投げ銭に代えて、私自身ではなく、私と、登壇する仲間たちの、気持ちが向くNPO活動に対して寄付したいと思います。
なにを話すの? – 各セッションのテーマ
Session1: チャレンジへの道すがら
「これがしたい」とか「こういうふうにしたい」とか、そういったことを思い描き、そこに向かって進んでいくことを「挑戦」というのなら、それは道無き道を行くようなものだったりするし、それは自分一人では進んでいけないけれど自分一人が先を行かねばならなかったりする。
「挑戦」にまつわる「なぜ・なに・どう」には僕の場合、葛藤がつきものだし、他者からの見え方が気になるし、しかし一方で熱やら矜恃やらがそれらを突き動かしたりする。それらとうまく付き合いながら、どうやって未来を見通して事を成していけばいいのか。そんなことを考える時間にできたら。
Session2: 学校と社会をなめらかに
最近、僕の中で定めたミッションは、「学校と社会をなめらかにする」ことで、それは決して一方がもう一方にずけずけと入り込むのでなく、はたまた一方がもう一方がやってくるのを待ち望むのでもない。
でも僕は、長らく望んだ学校現場に入ってみて、その中では異質だったみたいだし、でもビジネスパーソン時代は気質が「先生」だった分異質だったようにも思っているから、自分の「なめらかさ」を押し付けることはしきれないとも思っている。新しい学びのあり方を多くの人々が考え話し合うなかで、学校と社会はどうすれば「なめらか」になるかを考える時間にできたら。
Session3: 都会じゃないどこかで
生まれてもいない土地に来て、その地の言葉を覚え、その地の歴史を知り、少しずつその地の仲間が増え。そうして今、その地で育ってきた生徒たちを前に、彼らに「ふるさとと生きる」ことを考えてもらおうとしている。
自分にとっては「ふるさと」でもない場所は、しかし目の前の人々にとっての「ふるさと」で、そして彼らも僕も、その土地に「ただいま」が言える。都市生活の便利さも知り、田舎生活の豊かさも知り、「当たり前すぎて気づかない良さ」に光を当てていくことに使命感を覚える日々にあって、今あえて「地域」を考えていくことの意味を探る時間にできたら。
だれが話すの? – 登壇者プロフィール
Session1: チャレンジへの道すがら
千葉 佳織さん(スピーチライター)
株式会社カエカ代表取締役 兼 スピーチライター。15歳から弁論をはじめ、全国弁論大会で3度優勝する。慶應義塾大学卒業後、DeNAに新卒入社。人事部で新卒採用を行いながらスピーチライターの業務を立ち上げ、登壇社員育成や代表取締役社長のスピーチ執筆など部署横断的に課題解決に取り組んだ。2019年、株式会社カエカを設立。スピーチライティングやトレーニング、研修の実施、スピーチスクール「goodspeak」の運営、「SPEECH LIVE」の旗揚げなど行う。
東郷 源さん(サービスデザイナー)
株式会社バンソウ代表取締役 サービスデザイナー。洗足学園音楽大学、桐朋学園大学を経て、音楽家として活動。その後IT営業と人材紹介業を経て2018年から現職。新規事業開発支援、組織デザイン、サービスデザイン、 IT事業支援を行う。
高尾 有沙さん(キャリアコンサルタント)
慶應義塾大学を卒業後、2014年に株式会社ビービットに新卒入社。UXコンサルタントとして400人以上のユーザインタビュー、およびマーケ戦略立案策定等を担当。2018年4月より株式会社OKANに参画。マーケターとして広告運用やサイト戦略策定・改善などを実施。現在はナイル株式会社にて、事業部人事として採用や研修を担当。最近では採用やインバウンドのウェビナーも担当している。趣味はパン屋巡り、恋愛考察とTwitterでのイベント実況。
Session2: 学校と社会をなめらかに
清田 健太郎さん(教員養成課程→民間企業)
福岡教育大学卒業後、IT×不動産の(株)LIFULLへ入社。東京本社配属後、福岡へUターン。九州各県にて約100法人500店舗を担当し、不動産会社の集客支援およびコンサル営業に従事し、福岡支店長就任(歴代最年少)。現在は「プロシェアリング」サービスを展開するサーキュレーションにて、九州支社コンサルタントとして活動中。本業の他、TFJのプロボノ参加など教育界隈に出没する1児の父。得意分野は、教育・不動産・IT・数学・サッカー・スプーン曲げ。
永野 あきほさん(国家公務員+キャリア教育団体)
1991年札幌市生まれ。東京大学在学中、Unicul Laboratoryにおいて中高生向けキャリア教育プログラム<Queque>の立ち上げに参画。大学卒業後は国家公務員としてキャリアをスタートし、5年目の現在は国際金融関係の業務を担当する一方、教育への想いはやまず、Uniculとの「パラレルキャリア」を実践中。Uniculでは2018年6月の一般社団法人化を機に共同代表理事に就任。これまで団体の統括や首都圏の中高・会津若松市・長野県伊那谷地域等でのプロジェクトに携わる。
植田 啓生さん(金剛学園高校社会科教諭)
1987年、東京生まれの韓国系日本人。2013年、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。修士(政策・メディア)。スクロール東京本店マーケティング部、明星中学校・高等学校社会科専任講師を経て、大阪の韓国学校・金剛学園中学校・高等学校社会科主任教諭。全国地理教育学会、歴史教育者協議会、高校生活指導研究協議会にて教育実践研究にも取り組む。専攻分野は人間科学(家族社会学、歴史社会学)。
Session3: 都会じゃないどこかで
安部 孝之さん(沖縄県宮古島市 / 観光)
2005年明治大学経営学部卒業後、株式会社ワークスアプリケーションズに新卒入社。新規営業、サービス立ち上げ、マーケティング部門責任者を経験。その後、2012年にGCストーリー株式会社に入社。営業、人事、広報の責任者を歴任した後、執行役員として事業部門を統括。2018年11月宮古島にて”RuGu Glamping Resort”を運営する株式会社RuGuの創業に参画。
高木 奈津子さん(長野県上田市 / 雇用)
株式会社はたらクリエイト 取締役COO(キャリアコンサルタント)。
新卒で東京の人材総合会社に入社し、求人広告営業・転職フェアの企画運営を担当。「地方の人材を活かす場をつくりたい」という思いから2015年に長野県上田市に移住し、女性向けの託児所付コワーキングスペースの立ち上げに携わる。その過程ではたらクリエイトを立ち上げ、子育て中の女性のキャリア再構築の仕組みづくりや、サービス基盤強化に取り組む。
及川 真央さん(新潟県阿賀町 / 教育)
福岡県北九州市出身。キャリア教育及び対話について大学時代に興味を持ち、中高生1000人と様々な教育プログラムに参画するなかで対話を行う。その結果、より多くの人生観や体験との出逢いと対話による伴走が必要だと考える。大学卒業後は一旦地元不動産企業に就職するもうつ病などを経験後、自分にとって最高の人生を描くため新潟県に移住。地域みらい留学を行う阿賀黎明高校にて出逢いの機会づくりや伴走を行う。【どんな環境でも自分らしい価値を選択探究できる社会を創る】が合言葉。
あんた誰なの? – 主催者プロフィール
認定NPO法人Teach For Japanの7期フェローとして、福岡県飯塚市の中学校で英語教員(臨時的任用の常勤講師)をしている、教員2年目の31歳独身。
出身は茨城県古河市で、中学校までを地元で卒業。高校は隣接する埼玉県の県立不動岡高校の外国語科に進学。このころからこのブログを始める一方、学校裏サイトでなりすましが発生し炎上&叩かれを経験。大して勉強ができたわけではないがしゃべるのや書くのが好きだったことが高じて、全国レベルの英文エッセーコンテストやスピーチ大会に出場。それを武器にAO入試に挑み合格、それをステップに国公立大学を狙うも、センター試験で数IA/IIBが200点満点中30点しか取れず撃沈。
慶應義塾大学SFC 総合政策学部に2007年に入学。茨城県の英語インタラクティブフォーラムを研究テーマに、そのまま大学院まで通いながら、教育分野については、熟議による教育政策形成・滞在型教育研究施設のプログラムづくり・東日本大震災後の福島の子どものためのワークショップ型キャンプ企画などに従事。また、大学最寄り駅の商店街にイルミネーションをつけるサークルで地域活性活動をし、その慰安旅行で行った魚沼国際雪合戦には10年連続で出場する。なお、茨城から6年間、神奈川県藤沢市まで通った。
公教育に長らく興味を抱き、大学院進学の決心とともに教員になることを志す。教職課程で社会科と英語科の教員免許を取得するも、目の前にする多くの生徒が従事するビジネスの世界を一切知らないままだったことへの不安と、卒業後に大きく抱える奨学金という借金への恐れから、民間企業へ就職することに。マーケティングリサーチ会社である株式会社マクロミルに新卒入社。購買データの分析を1.5年経験したのち、人事として人材開発・研修企画・人事制度設計・新卒採用を経験。
そもそも教員免許が失効する35歳までの間に教員になる気はあったのだが、30歳を目の前にして、早々にそのチャレンジに行ってもいいのではないかと思うところがあり、会社が大好きだし仕事が大好きだったけど、じっくりと会社と対話をしながら退職の流れをつくり、2019年1月に退職。一方、教員になるルートとして認定NPO法人Teach For Japanのフェローシッププログラムの受験はそもそも腹に決めており、2018年度の夏採用にて採用が決定。同時に赴任地が福岡県飯塚市と知る。
2019年4月より臨時的任用の常勤講師として飯塚市に赴任。中学校の英語を担当する傍ら、初年度は情報教育担当として、市の施策であるPepperプログラミング学習を総合的な学習の時間で担当。プロ人材や地域人材の巻き込みの末、学年生徒全員が社会課題解決のためのアプリ開発を完成させ、校内代表チームを全国大会に出場させる。今年度は同じ学年を担当し、職場体験に代わる学習「農業ビジネス体験」を企画・実施。生徒会顧問教員としても活動し、ビジネス界にいた経験値を遺憾なく発揮。