enshinoです。普段は告知用途にBlogを活用しないのですが、今回はあえて。
特に、mixiを見ている、我が出身校・不動岡高校を卒業した同期で、教職員採用1年目でひぃひぃ言っている皆さんに。
教職員熟議Saitama 6月18日(土) 14:00〜
大宮・ソニックシティ内、埼玉大学サテライトキャンパスにて
http://real-jukugi.org/t-saitama/
わかります、私は大学院に進んだので、大学院もひぃひぃものですが、よっぽど学校の先生をしている同輩の方が忙しいに決まっています。そんなみんなに、「4月に熟議するよ!」なんて言っても、土曜日は休みたいか授業研究したいに決まってますからそんなの無理でした。
しかし、2ヶ月経った6月、そろそろ落ち着き出てきたんじゃないですか? そして、がむしゃらにやってきた2ヶ月間、そろそろ悩みも苦しみもたまってきていて、それらが頭をめぐってぐるぐるしていませんか?
私が、埼玉県の小学校の先生たちと一緒に取り組んでいる熟議という取り組みは、「教育に関わるみんなで、教育のことを考えて、誰かに文句を言うのではなくて、自分でできることを探しましょう」というスタンスのもとに行われている活動です。しかも、単なる話し合いでもなければ文句を言い合うガス抜き場でもありません。大切なこととして、「学び」があります。
私が関わる教職員熟議Saitamaは、教職員を対象とした熟議。「学校をチームにしよう!」を合い言葉に、職員室内のチームワークをどうすれば築けるかという方向で、これまで2回熟議が重ねられてきました。問題発見→解決策を考える、というところまで来て、6月はその解決策の振り返りです。
「ちょっと待て、振り返りじゃぁ新しく来た人はダメじゃないの?」いいえ、違います、むしろ3回目である6月の回から来てくれた方にとって大きな学びがあるはず。職員室をチームにするためにどうしたらいいかを考えた参加者が、その解決策を実践して、その結果を持ち寄ります。何ができて何ができなかったか、できた理由とできなかった理由を話してもらいます。
この、できた理由とできなかった理由に、おそらく同輩の学校教員の皆さんが抱える悩みとか苦しみの解決へのヒントがあるのかもしれません。すでに長い年数経験を持っている先生でも苦しみを抱えていることを知り、なんとかしようと知恵を絞って工夫をする、そのことが案外役に立つかもしれません。
しかも、学びはそれだけではないです。前回・第2回目は、クラスファシリテーションのプロをゲストに呼んで、チームになること・チームの発達段階ということを学習しました。今回・第3回目は、企業のナレッジマネジメント(知識創造)を専門にされている方が、「振り返る」ということの重要性と、集団で知を共有していくフューチャーセンターというカタチを軸に「場づくり」ということを話してくださいます。場づくりも、チームの発達段階も、きわめてクラスづくりにおいて有用なヒントを持った考え方です。
それに何より、皆さんが抱えている悩みや苦しみを一度吐き出してもらって、他の先生たちと共有して一緒に解決策を探っていく時間も設けます。スタッフとして参加している先生方は6名。キャリア年数も様々で、なかには教務主任クラスもいます。そうした先生方が聞き手かつファシリテーターになって、皆さんの悩みを「自分でできる」解決策の方向に前向きにステップアップさせてくれます。
ともかく、一度来てみるといいと思います。何より、みんなが元気かどうか知りたいし、いや大変だと思うからこそ、その近況を知って、自分自身が今後教職に就くときの参考にしたいと思います。その点でみんなは先輩なので、いろいろと教えを乞いたいわけです。
どうか、どうか、ご参加のほど、宜しくお願いします。損はさせませんから。
http://real-jukugi.org/t-saitama/