拝啓、選挙に関係する皆様。 #One_voice #学生100人ブログ

私は、インターネットを使用した選挙活動に賛成します。
んなわけで、「One Voice Campaignについて思うことを学生100人で書く」という活動に賛同してこれを書いております。
私は、このプロジェクトに賛同しています。

しかし、思うところもいくつかあります。

どうすればインターネットを使った選挙活動を推進できるか。
それを考えた結果、乗り越えるべき問題は、以下の三つにあると思いました。

公職選挙法の問題
政治家がインターネットを活用しきれていない
インターネットが真に民主的じゃない

これを、それぞれのアクターに向けた手紙として書いてみました。
ちょっと、読んでみてください。

それから、「One Voice Campaignについて思うことを学生100人で書く」というオンラインイベントへの参加を希望する方はぜひ、私までご連絡ください。また、OneVoiceについての詳細は以下を見てください。


拝啓、選挙行政に関わる皆様

公職選挙法に基づいた公平な選挙の遂行、ご苦労様です。
公職選挙法はだいぶ古い法律でしょうが、その精神は未だにすばらしく残っていると思います。よいことです。

一つは、お金の有る無しに関わらず、フェアに自分たちの代表を選ぶための選挙活動ができるようになっていること。
いま一つは、有権者である私たちが等しく候補者の情報に触れて正しい判断を下せるような選挙活動がなされること。

しかし、今一度公職選挙法を見ると、制限だらけではありますが、かなり抜け道が多いと思います。

たとえばチラシ。
枚数は制限されていますが、カラーにしたりデザイン組んだりで、結局コストがかかっていますよね。
たとえば選挙に関する報道。
注目される候補の対立にフォーカスされて、あとは「その他の候補」とくくられてしまいますよね。

結局、組織力やらお金やらがなければならず、候補者がフェアに等しく選挙に出て主張できる環境にはなっていません。
残念ながら、立法の意図と精神は消えていなくても、現状に対して規制があっていませんよね。

インターネットは、チラシを刷るよりもローコストで活用できる媒体です。
報道による情報の差異や事前の知名度の違いなどを超えることができるどころか、
配布が行き届かない人へ主張を充分に届けることが可能になる手段の一つです。

選挙活動をする側が8時から20時まで活動をしていても、結局それを見るのは有権者です。
インターネットのホームページやブログなどの多数に対する発信媒体は、発信しても見るかどうかは有権者次第。
だから、結局見るか見ないかは演説にせよインターネット発信にせよ有権者にゆだねられています。

選挙活動においてインターネットが使えないことは、大変残念です。
それは単に、現在の情報社会に合っていないから、ということだけではありません。
せっかく、所与としてのアンフェアを乗り越えられるだけの力をもっているツールを
ジバン・カンバン・カバンのない候補者が使えないことがむしろフェアじゃないのです。
そして、有権者が候補者の情報を知ることができるチャンネルが閉ざされるのは法の目的に反するでしょう。

どうかその辺、くみとって下さい。


拝啓、政治家の皆様

私は今年年男なのですが、前回の年男の頃には皆さんの仕事になることを志にしていました。今だって、世の中の役に立つことを志にしていますけれど、残念ながら政治に行こうとは思えません。だって大変そうですから。

私は知っています。ねじれ国会の渦中でもちゃんと国会審議は進んでいて法案は通っているということ。ちゃんとやっていらっしゃる方は本当にちゃんとやっていらっしゃる。ちゃんと主義主張をお持ちで、専門知識を活かしたり、現場を歩くことを通して、問題追求の視座を養った上で国会での審議と投票行動をなさっている。

しかし残念ながら、365日のうち、そうした皆さんの活動に触れることができる時間は少なすぎます。活動報告書も月一でしょう。演説会だって頻繁に開けるもんじゃない。それで有権者が日々触れるのはテレビや新聞の報道、しかし残念ながらそれらは揚げ足取りばかり。議員の皆さんの主義主張をじっくり聞く時間なんてありませんし、まして地方自治体の議会では触れられません。

じゃぁなにを使いますか? インターネットでしょう。

個人発信ができるメディアとしてのインターネットはコストがだいぶ抑えられると思います。なのにたくさん発信することができますからこれほど合理的なことはないでしょう。もちろん、これまでの方法は続けていただいて結構ですし重要です。でも有権者が求めるのは透明性だと思います。どれだけ活動と情報とを公開できるか、だと思います。

私個人としては、インターネット動画サイトで映像を公開していたり、ツイッターやブログを頻繁に更新している政治家の方々は好感を持ちます。選挙前の主張だけではなく、日々の生活と活動を公開していると、ちゃんと一貫しているんだなと思うのです。

配布枚数が限られているチラシの中に盛り込む以上の、皆さんの主張を盛り込めます。実際に会って話をする人以上の人々との対話が可能になります。情報を公開してくれること、自分の声を聞いてくれること、それが信頼と投票につながるんじゃないでしょうか。

お気持ちは分かります、インターネットでやりとりをすると、何処の馬の骨か分からない野郎とやりとりをしなきゃいけなくなるし、批判が増える、と。しかし、そもそも言葉を使って主張を訴えて、言葉を使って審議を重ねて、言葉を使って信頼を得て、言葉を使って仕事をする政治家の方なら、多少の批判を得ることは想定済みのことでしょう。

大丈夫です、何処の馬の骨か分からない野郎の言うことはブロックすればいいのです。あまりにヒドい場合には犯罪にできますからあなたの身は守られます。それでも、日々自分の活動を報告することをインターネットで行っていき、有権者とのやりとりを経るようになると、 きっと皆さんの言葉が更に洗練されると思うのです。

みなさんに大変残念なお知らせがあります。
インターネットに慣れていない、ということを理由にネットでの情報発信を渋っていると、みなさんが票田としている年齢層はどんどん狭くなっていきます。インターネット世代はどんどん増えています。そしてその世代は明らかに新人類です。みなさんからすれば訳が分からない世代ですが、そうした世代が、よくおっしゃる『未来を担う若者たち』です。

そしてそうした『未来を担う若者たち』は、ワクワクするようなステキなモノが好きですが、残念ながら政治は私たちがワクワクするステキなモノではないんですよね。それをワクワクするステキなモノにできるツールがインターネットではないでしょうか。

で、じゃぁやってみるか、と思われる方、いらっしゃいましたらお手伝いします。こうした「インターネットを選挙期間に使えるように」という活動に賛同する人のうち、ただ賛成する大半の人は、単に賛成するだけでしょう。しかし、本気で関わっている賛同者なら、お手伝いもするでしょう。私も学生のうちはその余裕はありますのでご連絡ください。


拝啓、有権者の皆様

政治、嫌いですか?好きですか?

私は好きな方ですがいい印象は皆さん持たないでしょうね。

私は、インターネットを政治活動や選挙活動に用いるべきだと考えています。それってすごく私たちにいいことです。なぜなら、ちゃんと政治家の主張を聞くことができるようになるからです。もう、テスト中の中学生や高校生が街宣車の連呼に悩まされることもないし、配られたビラをポイ捨てにして駅を汚すこともなくなります。

インターネットって、パソコンからやるもの・スマホからやるもの、だけではありません。ケータイは皆さんがもっていますよね。そこからアクセスできます。日本人のほぼ全員がインターネットにアクセスできるわけです。そこから、自分が見たい時に、見たい情報を見ればいいわけだし、そうでなくても勝手に情報が降ってくるような時代になりました。

それだけではなく、自分の思ったこと・考えたことを発言できるようになりました。 自分の意見をたくさんの人に聞いてもらうことができるようになりましたし、政治家たちにも自分の意見を言えるようになりました。これも、インターネットを政治活動や選挙活動に用いるメリットです。

ちゃんと政治家の言っていることを聞いて、それに対して発言できるようになれば、多分、「なんか政治家とか悪者じゃな〜い?」なんてならないと思います。言っておきますがあの人たちはクラス委員みたいなもんです。自分が払った税金をみんなで使うためにどうするかを話し合う人ですから、やっぱりちゃんと応援したり怒ったり意見したりするべきなんです。

ところで、私たちが政治家の人たちにインターネットを通じて意見をする時に、どうしても気をつけなければいけないことがあると思います。 それは、自分の発言に責任と自覚を持つことです。

もっと単純に言うと、顔を見せない状態で人の『悪口』 を言ったらダメなのです。私は「自分がやられて嫌なことは人にやってはいけない」 なんてことは言いません。ただ、顔が見えない人から『悪口』とか『人格否定』をされると絶対に気分を害すわけで、政治家の皆さんも人間ですから、そうしていじめまくるとちゃんと仕事してくれなくなります。そんなことで、高い給料出しているのに仕事してもらえなくなったら困るじゃないですか。

日本のインターネットは、顔の見えないコミュニケーションを特徴としています。だから言えることがあるのは分かりますけど、それは本当に「民主的」ではない。誰かがやってくれることに対して賛成/反対や文句をつけるのは簡単ですけど、みんな他人事で、自分ごととして自分ならなにをするかを考えないじゃないですか。自分の言葉に責任を持って自分ごととして問題を捉えてはじめて民主的になるでしょう。日本のインターネットはその点で民主的じゃありません。

失敗したら怖いと思いますが、謝って反省しても許されない恐怖感があるから民主的じゃない。僕は政治家になりたいと思っていたけれど、今はムリかなって思います。なぜかって、あの人たち、いつも敵と戦っているし、文句は言われるし、下手すりゃ命も狙われる。給料が高くてもお金がめちゃくちゃかかるらしく、落ちまくれば借金まみれで人間以下。怖いですよね。

そんなリスクを背負ってまで、やりたいことを実現させようとしているのが、本気で政治を志している人なわけで、そういう人ほどあの手この手で僕たちと接しようとしています。だけど僕たちは、そういうガチな候補者たちの考えをじっくり知る機会もないし、その気もない人がたくさんいるのも現実で、だから選挙にみんな行かなくなっちゃう。

だからインターネットで情報を見に行けるようにしておくことが重要だと思うし、インターネットで本気で伝えたいことを伝えられるようにした方がいいと思います。 幸い、最近はニコニコ生放送で政治討論番組を見ることができてしかもそれにコメントできて、そしたら出演者からコメントが帰ってくる時代ですよ。

政治家側の準備は多分整いつつあると思います。それを受け入れる側の僕たち有権者が、ちゃんとインターネットを「民主的」にして、自分たちがちゃんとした判断を下せるようにしつつ、政治家に気持ちよく働いてもらうように発言をするような準備ができれば、いよいよ本当にインターネットを使って「民主的」な政治ができるようになると思います。

ごめんなさい、アツくなって難しいことを書きすぎました。最後に手っ取り早く言いたいことを言うと、好きなら好き、嫌いなら嫌いって言おう、でも言うならちゃんと表に出てこよう、ってことです。


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