仮説とリサーチクエスチョンをやたらとたててみる [方法論探究HW3]

今更ながら課題をやる。

先日、所属する研究会の中間発表を行ったが、それがえらくひどいもんであったことは否めない。このブログにそのスライドを載せたいのは確かだが、参考文献一覧をまだ貼っていないので掲載できない。

しかし、そのスライドを作る過程の中で、問題意識と仮説とリサーチクエスチョンを見直す機会が出来た。一度、それをまとめておきたいと思う。個別の作業仮説はすでに思いついていて、しかもそれらに対してどのデータを用いるかについても明確だったが、問題は問題意識の設定をどこにおけばいいか、ということであった。電車の中、鴨池のほとり、研究室の中、考えてもなかなか浮かぶものではなかったが、スライドをつくりながらそれなりに形になった。まとめておこう。

問題意識

  • 社会においては、人と関わることを避けて通れないにも関わらず、社会全体の対人関係のありかたにゆがみが出ているようである
  • 対人関係(コミュニケーション能力)は、学校教育のなかで身につけるべきであり、特にコミュニケーション上の方略を身につけるべきだ
  • 学校教育の中で、英語は、特定言語に依拠しない普遍的なコミュニケーション能力を身につけることを目的とすべきである
  • 特に、英語科の教育活動においては、対人関係の問題を乗り越えるための?会話インタラクションの能力を高める実践がなされるべきである
  • 茨城県で行われているInteractive English Forumは、双方向性を重視したコミュニケーション能力を高めることを目標としている点で、コミュニケーション能力育成に資する有効な実践であろう

大仮説

  • 学校教育の枠組みで、コミュニケーション能力を育成する取り組みを行うことによって、対人関係に起因する社会問題は減少しうる
  • 中学校外国語科(英語)を通じて、特定言語に依拠しない普遍的なコミュニケーション能力(とくに会話インタラクションの方略と態度)の育成を図ることができる
  • 生徒たちは、Interactive English Forumの取り組みを通じて、会話インタラクションの方略と態度を身につけ、学校生活への積極性を高めることができる

リサーチクエスチョン

  • Interactive English Forumの取り組みを通じて生徒は
    • 会話インタラクションに対する動機づけを高めたか
    • 会話インタラクションに対して肯定的意識をもったか
    • 会話インタラクションの方略を身につけることができているか

以下、まだ続く…

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