ライティング技法ワークショップ 講義メモ 第7回 07.12.02
本日の論題
(1) パラグラフとは何か (=段落・・・とはいえない)
・ 木下によるパラグラフの定義(木下 1994, p180)と構成要素
文章の一区切りで、内容的に連結されたいくつかの文からなり、全体として、ある一つの話題について一つの事(考え)を言う(記述する、主張する)もの
→つまり、2つの事をパラグラフで述べてはいけない。
・ トピックセンテンスの役割
パラグラフの話題を集約した1文
読み手に、パラグラフの要点を伝える
読み手を適切にリードする
理解に要する負担を減らす
・ 展開部の展開の仕方
何となくではなく、自分のポリシーで展開をさせる
誰でもできる・堅牢に作られる
「文書とは、建築物である」
(2) トピックセンテンスの位置のバリエーション
どこに置いても、できるっちゃぁできる。
・ トピックセンテンスが先頭にある場合=◎
時間のない読み手に優しい←集約する文だから
・ トピックセンテンスが中間にある場合
うまい書き手が、わざとやる・ねらってる
・ トピックセンテンスが末尾にある場合
論理的に一番書きやすい
(3) 見出しのつけ方
・ 見出しの機能
新聞で、見出ししか見ない=いい見出しはそれだけで内容把握できる
重点先行・指標
・ 見出しと文章の関係
・ 見出しが先か文章が先か?
図解があり、アウトラインもできていれば、既に見出しはできている
参考文献
木下是雄,『レポートの組み立て方』,ちくま学芸文庫,1994年.
次回のグルワは金曜3限(12/7)にメディアに集合でお願いします!