14.5:FareWellパーティー

 パーティーは特別な時間。皆でそろうセレモニーもこれがラスト(実際には全員以内から寂しい)。18年続いたコンテストの研修旅行ともFareWell、なので、レセプションチックになるのかと思い込み生徒でただ一人、ブレザーで登場。
 しかし。6:00になっても人はいない。会場にいたのはMerryと俺だけ。その後ちらほらと人が見え始める。Ryoがけがしてきやがった。本当に心配だわ。Kei来てから少しして、そのバディーフPeterとバルコニーで語り合う。旅の話、メンバーの話、将来の話。あまり話す機会がなかったからうれしかったな。
 政治家のトニーさんがやってきた。リンウッドの校長が引き合わせてくれた。名刺を渡したところで着席の合図が出る。
 色んな人から色んなステートメントが届いているらしく、それが読み上げられる。何を言っているのかは、理解しない。その後食事をとりにいく。Ryoのホストファザーを仲良く喋ってみる。
 座席はNatsumiのホストと一緒。ご両親(後に父親らしき人は、実は母親の彼氏だと分かる)は優しそうな方。ジョークもさえていた。Jaimee一家はどうも浮いていた。ほかはドレスアップしているのに対し、うちの家庭は皆デニム。
 うちの若いもんは皆おかわりをする。ほんとよく食べるよね。おかわりをしにいったらボーイさんと仲良くなった。こんな出会いもうれしい物だ。
 さて。日本人ガールズは皆おしゃれをしてきた。際立っていたのはAsae&Sayaka。なんと色違いのおそろ。凄くセクシーで正直ドキッとしてしまった。それに比べて男と来たら。あの二人はラフすぎだよ。ラフ。
 会はトニーさんフ長話へ。Natsumiのホストマザーの彼氏が俺に一言。「政治家になりたければ語りすぎるな」と。確かに。そのうち日本人メンバーの出番がやってくる。Asaeのスピーチの最中、一人一人想い出を一言言う。「Going to Australian school」が僕の担当、しかしフォローできない噛み方をしてしまった。やべっ、「レズマディー最高!」とジョークを飛ばすと、思ったよりもウケた。
 会はデザートを食べつつ日本毛織富田相談役、随行員団長、アドバイザー住野氏のスピーチに移る。そうそう、会の途中にフルート生演奏があったのだが、誰も聴いちゃいない。ブラバン部としては、やはり誠意を持って聴いてあげたいと思った。
 会はお開きとなり、最後にバディーと研修生で集合写真を撮った。明日でお別れなんて信じられないほどの皆の笑顔。ああ、明日の朝、泣きじゃくるもんなの顔なんて見たくない。

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