外語アンケートの考察 その1

 どーでもいい事ですが、いまMacでMacをいじっています。自宅に、インタラクティブ経験者アンケートのデータを置いて来てしまったので、先に外国語科アンケートの結果を見ていこうと思います。今回の外国語科アンケートは、1年生39名、2年生37名、計76名に回答していただきました。

 さて、なぜ私がアンケートの対象として外国語科を選んだのかを述べます。
 第1に、外国語科に来て英語を深めて学習しようという生徒のほとんどは、英語が好きだった・得意だっただろうと予測したからです。「英語が難しい、不得意だ、嫌い」という人は最初から外国語科を志望しなかったはずです。
 第2に、外国語科の生徒こそ中学英語と高校英語の差異を最も感じていると思ったからです。進学校の英語は中学英語と比べて格段にレベルが上がりますが、それ以上の発展内容を学習する彼らだからこそ差を感じると思うのです。(実際に自分がその差を感じ、それを不満に思った事もありました。)
 もっとも、一番身近な対象であった事は確かですし、英語が好きと答える人たちはどんな考えをしているのかのぞいてみたかったのです。対照アンケートとして普通科にも質問しようかと思いましたが断念しました(爆


 「その1」は単純な集計結果から見ていこうと思います。

Q1.あなたは英語が好きですか?(好き/嫌い 「普通」の項目はありませんでしたが付けた人がいました)
   1年 好き:36 嫌い:1 普通:2
   2年 好き:31 嫌い:5 普通:1
   全体 好き:67 嫌い:6 普通:3
 アンケート対象の選択が間違っていなかったと言える結果だと思います。やはり大半が「英語が好き」と答えました。
 ただ気になるのが、なぜ2年生の方が「嫌い」と答えた人数が多いかという事です。単純な比較は出来ませんが、何か理由があるはずです。(好きになった/嫌いになったきっかけはQ3で) 

Q2.英語は将来必要だと思いますか?(はい/いいえ)
   1年 はい:39 いいえ:0
   2年 はい:37 いいえ:0
   全体 全員が「はい」
 前問の「嫌い」が全体で6名いたのでまさか全員が「はい」だとは思いませんでした。英語に対する関心の高さが伺えますが、一方で英語を学ぶ「義務感」が存在することが考えられます。また「将来」を明確に定義しなかったため、受験で必要、大学で必要、将来の職業で必要など、個人によってニュアンスが異なってくる事も考えられます。(将来必要だと考える英語のスキルについてはQ8で)

Q3.英語を好きになった/嫌いになったきっかけは何ですか?(自由に書いてもらいました)
好き@1年生 主なもの
授業が楽しかった・おもしろかった、英会話教室に通っていた、ALTと楽しい時間を過ごした、外国人と英語で話して、洋楽(英語の歌)を聴いて、など。
 英語にふれる事が楽しいと感じていた生徒が多いようです。外国人と触れる機会が多い生徒も見受けられました。少数意見には、「ラジオの英語講座を聴いて」を言うものがありました。多くの生徒が主体的なきっかけで英語を好きになっていたように見えます。しかし「(小さい頃から)英会話教室に通っていた」というきっかけに関して、結果的にそこで英語を楽しんだ事がきっかけとしても、始めたのは本人の意思ではない事が多いので、その点引っかかります。
普通@1年生 好きな面も嫌いな面もある (そりゃそうですね、だから普通なんだもん)
嫌い@1年生 高校(不動岡の外語)の授業が合わなかった
 細かい事については触れられていませんでしたが、予想するに望んでいた英語の授業と現実の不動岡外語の英語の授業に差があったためではないでしょうか。これを書いた生徒の全ての設問の回答を見てみる必要がありそうです。

好き@2年生 主なもの↓
洋楽をきいた、英会話をやっていた、おもしろかった・楽しかった、ホームステイ、小さい頃から英語に関わっていた、ALTと話して、など。
 2年生を見ていても、多数は意見のほとんどは英語を楽しいと感じた事がきっかけだと言えます。少数意見なかでも「他の授業には無い新しい感覚があった」「Rの発音っておもしろい」「中学校の先生が良かった」というきっかけには注目です。きっかけはそれぞれ違えど、「楽しい」「おもしろい」と思う事が、結果的に「英語が好き」という感情・興味を生むのだと感じました。
嫌い@2年生
文法が分らない、文法が多い、長文が苦手、ただの勉強としか感じられなくなった、英語に触れすぎて飽きた
 最初の3つは苦手意識からくるものでしょう。苦手意識を引きずったまま嫌いになってしまったと思います。しかも私の予想ですが、これらの苦手意識は高校に入ってからのものではないかと思うのです(真相は分りません)。注目したいのは最後の2つ。「ただの勉強としか感じられない」ということは、彼(もしくは彼女)はもっと違うスキルを伸ばしたいと考えているのではないかと思います。また、「英語に触れすぎて飽きた」という生が今後望んでいる事は何なのかも気になります。

 Q3全体を通じて思うのは、前述の通り、楽しい・おもしろいという感情が、その後の興味関心あるいは好き嫌いに影響するのでは、ということです。そこで気になってくるのが、楽しさ・おもしろさを「すべて自分から」見いだしたのか、「与えられた環境・機会の中で」見いだしたのかによって差が生まれるのかという事です。もうひとつ、「嫌い」の理由を見ると「最初のうちは好きだったんだけど後から嫌いになった」というもののように思えます。それはなぜなのか、そう回答した生徒は何を望むのかが気になります。

Q4.中学生時代、英語は得意でしたか?(はい/いいえ)
   1年 はい:38 いいえ:1
   2年 はい:33 いいえ:4
   全体 はい:71 いいえ:5
 案の定、外国語科に集まる生徒だけあって、中学生時代は英語が得意だった生徒が多いようです。しかし不得意だった生徒も「不得意だからこそ勉強したい」と入ってきたのではないかと思います(勝手な予測ですが)。

その理由は何ですか?
得意@1年生 多数意見・多い順に↓
好きだったから、勉強(予習)していたから、授業が楽しかった(充実していた)から、授業内容を理解していたから、テストの点が良かったから、簡単だったから
得意@2年生 多数意見・多い順に↓
簡単だったから、好きだったから、中学以前からやっていたから、先生が良かったから、塾でたくさん勉強したから、成績がよかった/できたから
 様々な理由が並んでいますが、どうも私は大きく分けて2つに分類できるような気がします。自分からおもしろい・楽しいと感じたことによる理由と、勉強として出来が良かったということによる理由の2つです。この二つの間には何かしらの差が生じるのではないかなと思います。でもどちらにしろ、何かしらの喜びを感じる事で「得意だ」という意識が生まれることには変わりないと思います。
不得意@1年生→ 英語は好きだったけど得意ではなかった
不得意@2年生↓
語彙力・文法力が少なかったから、あまり好きでないから
 必ずしも「好き=得意」というのはあり得ないという事ですね。また不得意だったと答えながらも、その後のQ5〜8でどんな回答をしているのか気になります。

長くなりそうなのでここで切る事にします。続きはその2で。


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