明けても音楽

定演の次の日のことをお話しします。

この日はクラッシクのコンサートを聴きに東京まで。
東京国際フォーラムで開催されていた「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン〜熱狂の日音楽祭2005〜ベートーベンと仲間たち」の公演を見に行きました。

もともとこのイベントはフランスのナントという街で開催されていたもので、ある一定の期間、ナントの街中で延々とクラッシックのコンサートが行われると言う音楽祭です。老若男女、多くの人がクラッシック音楽にどっぷりはまるというイベント。

今回は、ゴールデンウィーク前半の3連休、東京国際フォーラムで開かれました。
6つのホール全てでクラッシックコンサートが行われ、一つのホールでは1日6公演ほど行われると言う怒濤のペース。
しかも1公演あたりチケットが3000円以下と言う爆安価格。
演奏家は内外の一流アーティストが勢揃い。
さらに、有料チケットを一枚でも持っていれば、アマチュアオーケストラの演奏が聞き放題というサービス付き。
それはそれは大盛り上がりのイベントでした。

副題がベートーベンと仲間たち というほどですので、曲目の中心はベートーベンの曲でした。
そんな中で僕が今回聞いたのは交響曲第6番「田園」
国際フォーラムでも一番でかいホール(5012人はいります)のホールAのど真ん中の席をキープし、演奏を聴きました。
東京都交響楽団の演奏、ディヴィッド・スターンさんの指揮でした。
何がびっくりかって、曲調の割に指揮者が飛び跳ねまくっていたことです。
聞いていた位置が悪かったのか、ひな壇の組み方が悪かったのか、管楽器の音が聞こえにくい部分がありました。
さすがに3楽章以降になると眠気が襲ってきます。
非常にゆったりとした曲ですので一度頭を落とすともうあげられなくなってしまいます。
でも、すばらしい演奏を聴けたと思います。

その他にも音大生のオーケストラによる「エグモント」「コリオラン」、アマオケの交響曲第8番の無料演奏を聴くことができました。
本当は、最終公演の「第九」が聞きたかったのですが、終わると終電間際なのであきらめました。

ぜひこのイベントは来年もやってほしいですね。
定演が終わった次の日に、重い体にむち打ってでも聞きにいきたい音楽祭でした。