三中アンケートからみえるもの

 授業体験をさせてもらった2年2組、3組のみなさんに授業の後アンケートをとらせてもらいました。おもしろい回答もたくさんありましたが、データを考察してみると、興味深い結果が出て来ました。
・英語に関するアンケート@2−2 有効回答数33
・英語に関するアンケート@2−3 有効回答数33
 ご協力いただきました生徒の皆さん、そして実施していただいたM先生(2組担任)とT先生(3組英語担当)、ありがとうございました。


ではまず結果を見てみましょう。
・英語に関するアンケート 2−2 有効回答数33
1.英語は好きか嫌いか   好き:20 嫌い:12 どちらでもない:1
2.英語は将来必要だと思う 思う:21 思わない:12

1&2 好き・思う:17  好き・思わない:3
    嫌い・思う:4   嫌い・思わない:8
    どちらでもない・思わない:1

3.?英語を好きになった理由/きっかけ 多数派回答
・英語塾に通っていた
・会話をしていると楽しかった(インタラクティブ含む)
・難しい問題が解けた
・テストの出来が良かった
・やっているうちに
・英語がわかるようになった
・自分の国の言葉じゃなく、どこか新鮮さがあって、まるで童心に帰り、幼稚園で五十音を習っていた頃のようで好き(少数意見でしたが、おもしろかったので)

?嫌いになったきっかけ 全部掲載
・英語がよくわからない
・日本の言葉ではない
・英文が書けない
・ごちゃごちゃになる
・他の国の言葉の方が簡単

4.どんな英語の授業が好きか 多数回答
・会話スキット練習
・ゲーム
・文づくり
・楽しい授業
・普通が一番です

5.本日の授業の感想
・久々に楽しい授業だった
・劇場おもしろかった
・知らない表現が分ってよかった
・いつもと雰囲気が違った
・会話づくりのパターンを見て、自分でやっておもしろかった
・文をたくさん書く事が出来て勉強になった
・英語好きじゃないけど楽しかった
・教科書に載っていない表現も学べてよかった
・ある程度の中で自由に自分らしさを表現でき、かつ語力・創造性がついてとても良かった。おそらく一番効率の良い授業
(「楽しかった・おもしろかった」という感想を多くいただきました)

・英語に関するアンケート 2−3 有効回答数33
1.英語は好きか嫌いか
好き:15 嫌い:16 どちらでもない:2
2.英語は将来必要だと思う
思う:22 思わない:9   どちらでもない:2

1&2 好き・思う:11  好き・思わない:3  好き・どちらでもない:1
    嫌い・思う:9   嫌い・思わない:6  嫌い・どちらでもない:1
    どちらでもない・思う:2

3.?英語を好きになった理由/きっかけ 多数回答
・おもしろかったから
・英語が話したくなった
・分るようになって来た
・よい点がとれた
 その他に、書けるようになった、英文を読みたくなった、思ったよりも難しくなかったから、他の国の人とコミュニケーションとれるから、発音が独特だったから、等

?嫌いになったきっかけ 全部掲載
・授業がわからなくなった
・授業で扱うのが嫌だ
・使い慣れないから難しい
・覚えられないから
・成績が良くないから

4.どんな英語の授業が好きか 多数回答
・ゲーム
・会話練習
・リスニング
・教科書の内容理解
 他に、自分の事を英語で伝えられるようになる授業、等
(会話練習は「好き」という生徒から、ゲームは「嫌い」という生徒から多かった)

5.本日の授業の感想
・前で発表したときは、自信が無かったから緊張した
・英語がもっとすらすら話せるようになりたい
・スムーズに話せずジヅチもうまく出来ず、結構辛い
・苦手だけど、頑張ってみたい
・少し英語が好きになったかも
・会話は得意ではないのであまり楽しくなかった
・皆の前で発表するのは嫌だった
(それでも「楽しかった・おもしろかった」という感想を多くいただきました)

 英語が好きな生徒の割合は2つのクラスによって違いますが、英語の必要性を感じている生徒の割合はそこまでかわりがありません。いや、重要なのはその数字自体ではありません。
 英語が好きになる人のきっかけは、英語に対する興味関心、あるいは英語を「楽しい・おもしろい」と感じたり何か達成感を感じたりすることによるものが多く見受けられます。一方嫌いになる人のきっかけは一様に、「わからない・難しい・理解できない」というものでした。

 おもしろいのは、4.の「どんな英語の授業が好きか」に対する答えです。
 2−2の生徒の多く(約半分)が、会話スキット練習を挙げています。あの授業の参加態度を見ていても、それは納得できる事です。「英語が嫌い」と答えた生徒が12人もいるクラスには思えませんでした。
 2−3での結果も興味深いものでした。トップ2が「ALTとのゲーム」と「会話練習」でしたが、「英語が好き」と答えた生徒は「会話練習」を、「英語が嫌い」と答えた生徒は「ゲーム」を、それぞれ挙げる傾向にありました。英語が好きな生徒は英語を話す事に喜びを感じ、そうではない生徒も英語の授業を楽しんでいるといえるのではないでしょうか。

 5.は嬉しい結果となりました。いや、「楽しかった」「おもしろかった」という回答が単純に嬉しいというわけではありません(確かに嬉しいですが、重要なのはそこではありません)。
 ほとんどの生徒が「楽しかった」という感想を寄せてくれたのですが、「英語が好き」と答えた生徒のみならず、「英語が嫌い」と答えた生徒も「楽しかった・おもしろかった・またこんな授業がいい」といった感想を寄せてくれた事です。
 教科書の内容理解、あるいは文法の勉強などは苦手意識を持ちやすいですが、会話スキットや会話の練習は多くの生徒にとって「楽しいもの」であるのだろうと思います。アンケートの結果からも、授業でのイキイキとした態度からも、その事は伺えると思います。

アンケートの結果から見えた事は次の点です。
1.好きになるのは「楽しい・おもしろい」と思えた事、その先にある達成感がきっかけ
2.嫌いになるのは苦手意識や理解できないことによって興味を失うから
3.どれだけ英語が嫌いでも、授業スタイルによっては楽しんで取り組む事が出来る
4.自分も一緒になって取り組む(=主体的な)アクティビティを楽しいと思う傾向が強い
 もちろんこの考察は、対象クラスの生徒全員に当てはまる事ではありませんが、データとして分析したときに、そのような傾向が強いといってよいと思います。


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