2/27。母校古河第三中学校へ実地体験に行きました。まさかこんなに早く給食にカムバックできるなんて思っても見ませんでした。昼食後は3年英語選択に行きましたが、特別どうってことはなかったです。
急遽、6時間目・最後の時間に1年生の英語の授業に参加する事になりました。教科書の内容理解でした。そのページを扱うのはどうやら2回目のようでした。
担当は、T先生(チーフ)、K先生、G先生(ALT)、enshinoの4人。TTでこの人数はやっぱり多いですね。
最初は、英語の歌を歌いましょうってことで、「It’s a small world」でした。知っているつもりでしたが、歌詞が分らず歌えませんでした。とりあえずサビだけは。生徒の声は・・・楽しかったのかな?疑問です。
教科書の本文に入りました。ALTと中学生が街中で、「お正月楽しかった?」「ええ。宿題やった?」などの会話をしています。会話の内容はどうってことない日常会話ですよね。だけど、私の中1の頃と比較しても、より日常会話っぽかったです。私の頃は、「そんな事、いちいち聞かなくても分るだろうが!」って内容の、無意味な文章だったと記憶しています。もっとも、「This is a pen.」の時代よりよっぽどましになったのではと思います。
まずは、G先生とenshinoで、教科書の対話のモデル音読をしました。分りやすいようにゆっくり読み、単語と単語の間を空けて分りづらくならないように心がけました。ところが、どうやらそれは無駄なお世話だったようです。
黒板にあらかじめ本文を書いておいたので、T先生が「読みのポイント」を黒板に書き出していきながら、説明を始めました。発音やアクセントのおきかた、さらにリンキングまで指示していました。つまり、「Did you」は「ディドゥ・ユー」ではなく「ディジュー」と発音する、「finish it」は「フィニッシュ・イット」ではなく「フィニシッ」と発音する、というわけです。こういった発音指導は、私が中学生の頃は無かったと思います。
その後、単語の確認をした後に、隣の席の人とペアで対話練習。そして、ランダムに指名した2人ずつでのリーディング発表をしました。「f」の発音や、リンキングはやはり難しいようです。
その後は、本文の訳、文法事項や熟語の解説です。が、私の頃ほど詳しく取り扱うというわけではなかったような気がします。ポイントとなる部分だけを取り扱って、全文をじっくりというわけではなかったと思います。
その後、突然全員たち、T先生は教卓の上に立ち、いったい何が始まるのかと思ったら、文章の応用理解でした。本文の一部分や単語を入れ替えたセンテンスを生徒が答えていくものです。反応が早い生徒もいればなかなかついていけない生徒もいましたが、一様に皆答えられました。やはり、本文をごりごり丸暗記するのではなく、入れ替えた文章を作る事を通した方が、文法事項や言い回しの型を覚えやすいでしょう。私の頃との違いは、紙の上で書くのではなく、実際に喋る事です。その方が記憶に定着しやすいのでしょう。
=私の反省=
・ゆっくり、大きな声でモデル対話を読むことができた
・が、変に気を配り過ぎ、リンキングやアクセントがおかしくなってしまい、正しく表現できなかった
・もっと生徒に接し、気軽に質問を受けたりできれば良かった。どこかよそよそしかった
=授業の感想=
・私が中1の頃と比べて、「声に出して読む」ことにより重点を置くようになったと思う
・文法事項にはそこまで深く突っ込まなくなったように思う
・なかには集中力のない生徒もいたが、おおむね授業に真剣に取り組んでいた
・先取り学習をしている生徒は、若干退屈そうに見えたのは私だけだろうか
私がまだ中学生だった頃は、声に出して理解するという事がそんなに無かったように思う。言語学習のサイクル「入力→運用→出力」という点で、私の頃は入力だけ一様にやって、運用と出力は紙の上・もしくは自分任せだったが、「話す・聞く」ことが重視されるようになり、声に出すことが行われるようになったことで、運用と出力の効果をあげるようにしているのだと感じた。