第1稿の原稿と、目標規定文を,締切ぎりぎりですが提出できました。
そのファイルをアップしておきます。見てね。
「スタートダッシュ 〜1年目の学習ガイド〜」
遅くなりました,遠藤の文書です。
が、やっつけ仕事だったので,かなり長いですね。
第2稿以降で短くしたいですな。
[目標規定文]
この章では,特に最初の学期に必修授業を中心に履修する事を推奨するため,その理由を明示した後に,創造実践科目、先端発見科目、リフレッシャー科目、言語コミュニケーション科目,ナレッジスキル科目についての説明を,SFCに存在する学問分野に絡めながらしていく。
ライティング技法ワークショップ 講義メモ
第8回 07.12.10
課題:17日いっぱいまで
文書第1稿(全員分をまとめて)
目標規定文(全体のものと、「各章ごと」のもの)
本日の論題
(1) 読みやすい文とはどのような文か→練習しないと書けない
・ 「読みにくい文」とはどのような文か
⇔読みにくい文とは?
長い、読点の位置がおかしい、接続詞が無い、不必要に難解
=読み手の認知的負荷
・ 読み手の負荷と読みやすさ・読みにくさ
→負担を軽減させてあげる事が必要
・ 読みやすい文を書くためには何に留意すべきか
→文を短くする=一文への集中が減る
一義的な文を書く⇔多義的
平易な文を書く=簡単な言葉をつかってシンプルに言う←知的
⇒読み手への負荷がかからない
(2) 文章力を向上させるための訓練とは
・ 最低限のルール,語彙を学ぶ→ルールの方は別添資料
英文法の5文系を参考に
てにをはの制限
主語を最初に持ってくる&主述の一致をさせる
おわりなく続く文に、歯止めをかける
修飾・被修飾がはっきり分かるように
できるだけ単文に(複文の複文なんて最悪)
接続詞に注意
やたらと漢字を使わない
辞書を引く行為=文書力の向上
語彙は日頃の教養
・ 身体レベルで文の仕組みを学ぶ
読み返して、なんか変だな、と気づく事→音読の大切さ
・ センスを磨く
多読する・ジャンルを限定しすぎない事
ライティング技法ワークショップ 講義メモ 第7回 07.12.02
本日の論題
(1) パラグラフとは何か (=段落・・・とはいえない)
・ 木下によるパラグラフの定義(木下 1994, p180)と構成要素
文章の一区切りで、内容的に連結されたいくつかの文からなり、全体として、ある一つの話題について一つの事(考え)を言う(記述する、主張する)もの
→つまり、2つの事をパラグラフで述べてはいけない。
・ トピックセンテンスの役割
パラグラフの話題を集約した1文
読み手に、パラグラフの要点を伝える
読み手を適切にリードする
理解に要する負担を減らす
・ 展開部の展開の仕方
何となくではなく、自分のポリシーで展開をさせる
誰でもできる・堅牢に作られる
「文書とは、建築物である」
(2) トピックセンテンスの位置のバリエーション
どこに置いても、できるっちゃぁできる。
・ トピックセンテンスが先頭にある場合=◎
時間のない読み手に優しい←集約する文だから
・ トピックセンテンスが中間にある場合
うまい書き手が、わざとやる・ねらってる
・ トピックセンテンスが末尾にある場合
論理的に一番書きやすい
(3) 見出しのつけ方
・ 見出しの機能
新聞で、見出ししか見ない=いい見出しはそれだけで内容把握できる
重点先行・指標
・ 見出しと文章の関係
・ 見出しが先か文章が先か?
図解があり、アウトラインもできていれば、既に見出しはできている
参考文献
木下是雄,『レポートの組み立て方』,ちくま学芸文庫,1994年.