expoレポート:番外編其の弐「注目、でも行けなかったパビリオン達」

 そう、せっかく注目しているパビリオンがあったのに行けなかった。そんなパビリオンを名前だけ挙げようと思う。
大韓民国パビリオン・カナダパビリオン・国際連合パビリオン・ドイツパビリオン・シンガポールパビリオン・トヨタグループ館・三井東芝館・日立グループ館・夢見る山・グローバルハウス・大地の塔・長久手愛知県館・瀬戸日本館・地球市民村

 1日じゃ行ける訳無いっつうの。

expoレポート:長久手日本館

 もう暗くなってきた。さすがにもう多くは回れないと判断し、最後は日本館に行くことにする。とにかく列は長かった。相当厳しかった。
 さて長久手日本館の特徴は何と言ってもその構造。竹で編まれたその構造は見る物をびっくりさせる。竹籠のなかは真っ暗で、昼間ならいい日陰になっただろうね。
 展示は4つのゾーンに分かれている。始めはパネルで世界の環境問題の映像を見る。次に動く歩道に乗りながら戦後60年の日本の生活環境の変化をその時代に登場したモノで見る。そして目玉、360°スクリーンでの映像体験。球体の内部に橋があり、そこに立つ。球体内部全てがスクリーンになっていて、そこに映像が映し出される。まるで自分たちが動いているかのような映像の迫力に驚く。最後は森林空間の中に数々のエコ・テクノロジーを展示したスペース。何より幾度となく噴射されるミストが森林浴気分を味あわせてくれる。
 締めが日本館でよかったと思うな。

expoレポート:アメリカ合衆国パビリオン

 やっぱりアメリカには行くべきだろう、と言っていってみた。さぞ人気かと思ったが30分ほどで入れてしまった。
 コンパニオンのお兄さんが入り口で言っていた。「みなさん、こちらがアメリカ館注目の展示、”金属探知機”です」何言ってんだ。セキュリティには厳しいようだ。
 さて、アメリカ館はベンジャミン・フランクリンという雷が電気であることを発見した科学者(であり、発明家・政治家・外交官)をホストとして映像を見せるもの。プレショーではフランクリンの生涯を紹介。メインショーでは、現在のアメリカのテクノロジーをフランクリンの生きていた頃と比較し、紹介する映像を見る。映像ショーの中では一番遊び要素がおおい物だった。こりゃ見るしかない。メインショーの後、実際にそのテクノロジーを見ることが出来る。ライト兄弟が初めて空を飛んだときの実験機のレプリカ(ちなみにそれ自体も飛ぶらしい)、火星探査機のレプリカ、燃料電池、そして何よりあの夢の二輪車「セグウェイ」の実機!これには驚いた。乗りたかったが乗せてもらえなかった。体の重心を前に傾ければ前に、後ろに傾ければ後ろに走る、それは本当だった。

expoレポート:瀬戸愛知県館

 ちょっと瀬戸会場に行こうと思ってゴンドラに乗る。あと1時間半で瀬戸会場閉まっちゃうってのに。やけに長い。
 瀬戸会場は長久手よりひっそりとしていて、なんか暖かい気分になれる。瀬戸日本館は入場整理券が必要とのことでもう入場できず。愛知県館は入場が出来た。
 愛知県館の目玉はシアター空間「森の劇場」。瀬戸会場向かいのもりに住む虫達の映像と自然の音声を、地元の子供達の合唱にのせ、さらに地元で活躍するオペラ歌手のソロの歌声を生で聞くと言う壮大な映像シアター。虫達の映像は忘れていた自然を思い出させてくれる。
 愛知県館は地元住民とともに運営されている。地元の子供が身の回りの物でつくった虫のオブジェが展示されている。
 行ってよかったと思える。ナイスアイディアのパビリオンだった。

expoレポート:JR東海超伝導リニア館

 僕が注目していたパビリオンの一つ。パビリオンからリニアモーターカーが飛び出している斬新デザイン。
 まずはそのリニアモーターカーに入る。世界最高時速581km/hを出した実際のリニア。車内の様子がよくわかる。新幹線より狭い。新幹線は3−2の座席配列なのに対しリニアは2ー2。しかも天井が低い。網棚は飛行機みたいなやつ。
 そして、よくCMで宣伝している3Dシアターに並ぶ。プレショーがやけにかっこいいまとめ方。今回の万博で見た映像の中で一番かっこいい。鉄道界にもたらされた3つの変革を紹介している。ついに3Dシアターへ。どでかいスクリーン。見るだけで目が回りそう。一番後ろの座席へ。そして3Dムービースタート。リニアが高速で走る映像が実写とCGを上手く駆使して表現されている。座った席の関係だろうか、RDって感じがしない。いい映像だったが、迫力に欠けた。
 どっちにしろかつて電車好きだった遠藤くんにはたまらないパビリオンではあった。

expoレポート:三菱未来館@earth

 三菱グループのパビリオン。一緒に行った友達が「一番よかった」と言っていたパビリオンで、俺の一押し(企業パビリオンそんなに行ってないからね)。
 パビリオンの建材は岩、ペットボトル、草を入れた金属網の箱で出来ていて、環境に配慮した作り。これもおもしろい。
 さてこのパビリオンのテーマは「もしも月がなかったら」。月がなかったらどうなるのかと言うメッセージを映像で伝える。三菱が開発したロボット・Wakamaruが入場前にイントロダクションをする。プレショーでは、月自体がどのような物なのか、月が地球に与える影響を紹介。潮の満ち引きが月の仕業だと言うのを改めて知る。そしてメインシアター・IFXシアターに入る。八角形の箱がシアター、左右には鏡、全面の三面はスクリーン、天井と地面は鏡、そして音響、非常にスケールのでかいシアターである。月がなかった場合の地球の姿をスリルたっぷりに紹介し、月の重要性、地球環境と姓名の奇跡を訴えるムービーが続く。非常に感動した。
 結構並んでいるときは暑いが、入る価値はあるのでぜひ。

expoレポート:ワンダーホイール 展・覧・車

 日本自動車工業会のパビリオン。初めて1時間以上並んだパビリオンとなる。観覧車に乗りながら展示を見るって言うコンセプトがおもしろいね。
 観覧車の動くスピードに合わせて映像が変わってく、計算し尽くしされた展示方法が憎いほどおもしろい。
 一番おもしろいのは観覧車降車後の学生がデザインした車の模型の展示。おもしろいコンセプトの模型ばかりで目を引く。

expoレポート:南太平洋共同館

 以前総合学習でツバルのことを調べたので、南太平洋地域のパビリオンはぜひまわりたいと思っていた。
 パビリオンの構成は各国の紹介と南太平洋文化の紹介。途中、熱帯魚の水槽展示があった。これは美しい。以前漁業に使われていたであろう木造の漁船が展示してあった。
 そんなもんかな。

expoレポート:ニュージーランドパビリオン

 こちらも入りやすそうだったと言う、ただそれだけの理由で入っていったパビリオン。そうは言っても珍しい物が見れた。
 目玉は世界最大級の自国産ヒスイの原石。美しい緑色をしていた。その上に流れてくる水がまたその美しさを演出していたようにも思える。

expoレポート:オーストラリアパビリオン

 やっぱりオーストラリアは行っておきたかったパビリオンである。夜になるにつれて客が多くなってきてしまった。人気パビリオンの一つになっているようだ。午前中に行って正解。
 パビリオンは3つのゾーンに構成されている。1つ目は小型スクリーンでオーストラリアの太古の生活から自然との共存方法のメッセージを表示。2つ目は多くのプラズマ画面を眺める場所。イーストコーストの珊瑚礁の映像を紹介している。熱帯魚の映像がいやしてくれる。3つ目はカモノハシの生態から環境を考えるゾーン。大きなカモノハシの模型には子供達がのぼって遊んでいた。
 出口付近にはオーストラリア土産の店があった。既に買った物も目に入ってきたのであえて買う気にはならなかった。