予想外なこと

清水ユースホステルからこんばんは。
このユースはめちゃくちゃきれいです。そして、宿泊者の年齢層も僕に近く、談話室ではかなり盛り上がりました。
部屋でも盛り上がっていたらペアレントさんに怒られてしまいました。ごめんなさい。

さて、俗世から離れているうちに、予想外が立て続けに起こりました。

1福田が辞めた

…んなバカな。これはに55年体制崩壊以来の大政局になるかもしれないですね。

2合宿の集合が朝8時に部室

…当日に出るのでは確実に間に合わないので&できるだけ人の世話になりたくないので、どこかビジネスホテルでも予約しようかと思います。

3明日が雨かも

…明日は自転車で京都市内を廻る予定だったのに、丸つぶれもいいところだ。

うーん、悩ましい。寝ます。


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金沢チャリンコ観光族

旅行日記の更新頻度が多くて飽きましたか?
いや、しばらくおつき合いください。

3時間の金沢滞在を終え、今度は福井に向かっています。
福井では、乗り換えの時間に蟹飯を買うつもりです。

金沢市内をレンタサイクルで迷ってみました。
兼六園を始め、たくさんのうつくしい光景を写真に収めました。
21世紀美術館は閉館日。しまった、月曜日は大半の文化施設が休みだ。。。
今展示中の企画展示がどれもおもしろそうな内容だっただけに、見れなかったのが残念。

金沢市は、北陸の中心都市なだけにだいぶ盛っています。
でも、一本脇道に入ったり、城址跡周辺に行ったりすると、たちまち風情ある街並みになります。
駅前通りでさえ、歩道の脇には水が流れています。

なにより、伝統芸術・西洋芸術ふくめ、アートへの金の掛け様がハンパない!
後で写真をお見せしますが、いろんな意味でびっくりするほど、アーティスティックな街でございました。

チャリンコをこいだせいで、背中がビショビショです。
囚人服みたいな長袖なんて着るんじゃなかった。。。

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とんでもないとこに来た


はい、現在富山県です。
JRの区分上は、すでに西日本な訳で、もはや未知との遭遇ですね。

新潟から富山まで、見えてくるのはやっぱり田んぼだらけですが、色がきれいですね。
北陸本線にはいると、すぐそばに海が見えるからなおさらです。
魚津という駅を過ぎたあたりで、海沿いに突然観覧車が現れたため、
「ここは葛西臨海公園か!」と突っ込みたくなりました。
(写真にうっすら、小さく観覧車が見えるはず。)
実際のところ、長岡からその観覧車までの記憶は、眠気のせいで飛んでいます。

そういえば、新潟で夜行を降りたら、SFC学生ガイドで一緒に仕事をした学部4年のKさんに会いました。
彼は仙台に行くそうですが、何故新潟に??
まぁ、そんな偶然もあるんですねwww巡り合わせってビビりますね。


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眠れぬ夜の隙間から

ムーンライトえちご号新潟行きは、どうやら現在ほぼダイヤ通りに運行中のようです。
大宮では30分も遅延しましたが、予定時刻通りに終点に着きそうです。
こうした夜行は、おそらく運転手休憩のために所々で20分程度停車します。
群馬の高崎で、その長時間停車をすっ飛ばしたため、今に至ります。

車内はほぼ満員ですが、いびきは聞こえません。私と同様、上手に眠れないんでしょうか。
ただ、群馬の水上を見たのを最後に、気がついたら越後湯沢だったので、少しは寝ていたらしいです。

ちょっと頭痛がします。またがんばって寝てみます。


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無駄足無駄金

さい先よく出発したかったのですが、
乗るはずの夜行が来ません。
中央線遅延のせいで30分も遅れやがった!!
画像の通り、発車案 内があべこべです。

18きっぷのルールは、午前0時から24時までの1日間有効ということ。
そして乗るはずの夜行は23:42に 大宮(埼玉)を出発。
つまり、大宮から高崎(午前0時を過ぎて最初に止まる駅)まではフツーに切符を買います。その額1280円。
ところ が、30分遅れやがったせいで、18きっぷは乗車予定の大宮駅から有効に。。。

おい、俺の1280円どうしてくれるんだっ!!


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【長編】オトナの僕、こどものオレ

 先週、思いつきで只見線&会津の旅をしてきましたが、またもや出発します。本日の深夜に発車する夜行の快速で、日本海周り古都の旅です。

 「一人旅って寂しくないか?」という人がいます。
 もちろん、いろんな人と旅をすることは楽しいです。合宿とか、友達との旅行とか、修学旅行とかも。観光地でバカやって、変な写真とって、車ん中で変な話しして、夜に酒飲んでベロベロになって、ゲロゲロして心配かけて、朝がくるまで語り合って、温泉で裸の付き合いして。。。そんなことは大好きなんですね。
 でも、そうした旅にはない魅力が一人旅にはあるのですな。僕の中での一人旅の魅力は2つあるのです。

 一つは、誰も自分が知っている人がいない土地で自分一人になって何かを考えるということ。
 もう一つは、自分が知らない場所のいろんな美しいもの・きれいなものをみて価値観を広げるということ。

 mixiで写真をご覧になった方は分かると思いますが、僕が撮影したほとんどの写真は、風景ですよね。できるだけ、きれいな風景を撮ろうと思いました。デジカメでしたが、少し撮り方にもこだわって、アスペクトを16:9にするなど、味を出してみました。
 ちなみにきれいめな写真はこちら→http://picasaweb.google.com/enshino.biz/GsHVBD
 実際に只見線沿いは非常にきれいな緑にあふれていました。どんだけ寒気を感じようと、ずっと窓から顔を出して、何も考えずに緑色と空の色を見ていました。むしろ、それだけで十分でした。只見線の只見の近辺は、本当に山と川と空しかないので、普段は目にしない風景でした。会津の夜は本当に星がきれいで、これも普段は目にしない風景でした。

 でもぶっちゃけ、それ以外に映っているのは田んぼですよね。田んぼなんて、いつも通る宇都宮線沿いやら小田急江の島線沿いやらで見られるじゃないですか。
 だけど僕にとって、それがすごく美しかった。
 いつも見ているはずの田んぼが、別の土地に行ったらすごく美しく見えたんです。
 会津盆地はずっと風の強い場所でした。そのおかげで、田んぼにも風が吹き付け、稲がまるで生きているかのように揺れているんです。BGMなんてかかっていない、車も電車もあまり通ってないから音は風の音しか聞こえない。まったくもって寂しい場所です。だからこそ、稲が生きているように揺れるという現象がものすごく活き活きと、美しく感じられた。。

 それだけじゃない。只見線沿いの景色は確かにきれいでした。活き活きした青・緑・白でした。だけど、活き活きしていたのは、線路から離れた川や山だけじゃないんですね。
 線路のすぐわきに初秋を感じさせるすすきなど、背丈のある植物が生えていたんですね。窓から手を出せばすぐに届く場所にあります。それらが、電車がとおる旅に線路の外側にペコンと倒れるんです。単に、電車が通るときの風で倒れるだけなんですが。
 でもそれが僕にとっては、なんだかお辞儀してるように見えて、なんだか命を持っているように思えてきたんです。僕が乗る電車が通るたびにお辞儀するから、線路の外側に倒れるのに自分のほうにお辞儀しているような感じに思えて微笑ましかった。

 こういう、景色に心が奪われたり、いつも見ているはずの情景に思いを馳せたり、それは自分が子どものときには絶対なかったことだと思います。
 只見線は、ローカル線でも人気路線なので、多くの鉄ちゃんがいました。私も小さな頃から鉄ちゃんみたいなものですから、ローカル線に乗りたくて旅に出たんですが、今じゃ珍しいディーゼル車だったり、タブレット閉塞よりも景色に感動していました。
 振り返れば昔は、外観がかっこ良くてめちゃくちゃ早い新幹線こそ最強、将来は車掌さんや通勤路線の運転手になりたい、なんて言ってて、電車に乗るのは乗ることそのものが目的。そんな子どもの頃。旅行に行く前日は、何にワクワクするかって電車に乗ることに心躍らせていました。
 でも今は、そもそもローカル線なんて、さびれた・あまりかっこ良くない列車にゆっくり揺られて、車窓を見続けることが何よりもうれしいと感じるようになった。
 
 それだけでも、自分は大人になったと感じるようになりました。
 成長する中で、価値観が確実に変わって行ったということを認識しました。

 電車の先頭を眺めるのも、運転台を見るのではなく、正面から見える車窓と続いて行く線路に思いを馳せるため。
 ホームに立つのも、電車の写真を撮るためではなく、自分がその場所にやって来たという証を残すため。
 線路の横に広がる景色、線路の先に広がる見知らぬ街。そうしたものになぜかノスタルジーを感じるなんてことは、ハタチになった今の自分でなければできないことでしょう。

 只見線の車内で、ひたすら車掌さんのように、半自動のドアを開け閉めしては車内アナウンスをする少年がいました。最初は若干ウザいと感じながら、でもよくよく考えれば幼い頃の自分もそんな奴だったんです。
 そんな少年の姿を見て、自分はいつの間にか純粋に電車を好きになるという部分よりも、もっと先にある何かを感じるようになったんだと思いました。成長するって、そういうことなんだなと感じた訳です。
 
 でも、ワクワクしていたことには変わりない。電車に乗っていたことは変わりない。旅をするってなにか心がワクワクするじゃないですか。どんなものを見れるだろ、どんなものに出会えるだろう、それは、子どもだろうと大人だろうと変わりないものなんじゃないかなってことも感じたんです。
 あと4時間ぐらいしたら夜行は出発します。
 すごくワクワクします。
 感じるもの・価値観は大人になっても、旅立つワクワクは変わりない。
 そういう意味で、僕はもう大人だし、だけどオレはまだ子どもなんですね。
 
 それが、「ただ只見線に揺られて」で独り考えたことです。
 では、青春18きっぷ夏の陣その2に行ってきます。たくさんの、きれいなものに出会ってきます。

極上の日本、会津


だそうです。
否定はしません。

あかべこのキャラクター、ユルいですよね。
JR会津若松支社(?)の人がみんな、このキャラの缶バッジをつけているのがシュールです。

駅Cafe


会津若松市内、会津若松駅の手前に七日町という駅があります。
只見線と会津鉄道の列車が止まるのですが、無人駅です。

でも、駅舎にカフェがあります。
このカフェ、『会津』地方の28市町村の特産品が買えるアンテナショップ。
正直、鶴ヶ城のおみやげやさんよりも良い地場産品が見られます。
コーヒーも、豆もおいしいけど水がおいしいので格別です。

なにより、無人の駅舎を利用するというアイディアがおもしろく、
結構人気スポットらしいです。
こりゃ、地方の活性化に一役買っているだろうな、と思いました。

ここを含めて、会津若松にはもう一度来たいです。
今度はしっかり下調べして、近藤勇の墓や白虎隊の墓、大河ドラマ新撰組のロケ地などを回ろうかしら。
小出国際雪合戦のついでに同じルートをたどるのもいいかも。。。

では、喜多方ラーメンを食しに行きます。

ユースで迎えた朝


初めて食べた馬肉のわっぱめし。
そこそこだった町営の温泉施設。
300円とは思えない朝食。
手作りパンに塗る梅ジャムの酸味。

最寄り駅までの送迎もついて5000円以内はめちゃナイス。
アットホームな雰囲気もまた良し。

目の前の田んぼはずっと先まで平らかに広がり、
風でうねる稲はまるで生きているよう。

とりあえず、来て良かった。

これから白とラーメンと温泉をまわります。

風だけが吹く場所


予想外の冷え
予想外の腹痛
予想外の混雑

そんなこんなで新潟から会津まできてしまいました。

ほしかった魚沼の名酒緑川は手に入りました。
旅の最大の目的である只見線は、車窓から手を出し顔を出し、ただ一面に広がるだだっ広い緑色に、半分興奮し半分癒されました。

初めて無人駅らしい無人駅に降り立ち、若干寒いなかでホームに座り、風と戯れるしかありません。
考え事でもしよう・本でも読もうと思って出た旅ですが、そのどちらもしませんでした。

これから、初めてのユースホステルで一夜をあかします。