【長編】覚悟の問題

拙ブログのテーマは人生のアーカイブ。その時々に思っていることを記して、後々見返したときにあのときはあんなことを考えていたのか、ということを振り返るための場所です。ですから、明るいことも暗いことも、まじめなこともバカなことも書きます。今回も、そんなつもりで書きますから、読み飛ばしてもかまいません。

さて、話は我が楽団のことです。
愛しの指揮者軍団のうちの一人が、こんなことを漏らしておりました。

「俺、こんな状態でディズニー吹きたくない」

『世界のリーダー』という記事をみれば分かりますが、実は3日後に東京ディズニーランド・シアターオーリンズにて、我が楽団がステージ演奏をするわけです。3年越しのディズニー演奏ということで、張り切っています。

でも、張り切れていないという事実もあるわけです。
「俺、こんな状態でディズニー吹きたくない」
この言葉を聞いて、ハッとしました。また、録画の時のことが思い出されます。一奏者としての天命は、そして覚悟は。

今回私は、僭越ながらステージMCを共同で務めさせていただきます。キャンパスガイドはまるでジャングルクルーズのごとく、がモットーの私だけに、今回のMCは相当の晴れ舞台かつ栄誉であると思います。人の前で言葉を発するという事にかけてはプロ意識を持っていますから、そのつもりでおります。

って、そんなことはどうでもよく、翻って演奏はどうなのだ、という話です。正直言って、我々の演奏は徐々にではあれ格段にレベルを上げています。OLCの招待を、受けるべくして受けた、というのは団員なら誰もが認めるのではないでしょうか。それだけに今回は、ただ自分たちの自己満足のために演奏するのではないという事を肝に銘じるべきなのです。私たちは、その日「キャスト」になるのです。ゲストに夢と希望を与える、役者になるのです。

役者は、大げさ、というのが私のイメージです。MCを例に取れば、自分を、普段人としゃべるときとは違うモードに切り替え、声量、速度、語尾強調、抑揚を、これでもか、というほどまで大げさにやらないと伝わりません。それは高校時代にさんざんスピーチで鍛えたのでいささか自身はあります。

では、チュービストの自分は、音量、強調、抑揚をこれでもかと大げさにやって、楽譜(=MCでいう原稿)を完璧に再現して、音を届ける・伝えるということがでできるか、としたら、いまの自分にそれはできていません。昨日神奈川フィル定演に行って、チューバがよく見える席に行って改めて思いました、まだ自分は真の演奏者じゃない。結局は自分の満足する演奏でとどまっている。だから
「俺、こんな状態でディズニー吹きたくない」
に、ハッとしたのです。仮にそれが自分に向けられた言葉でないとしても。

いかんせん、人間は過度の自信を持ちすぎると傲慢になってしまいます。私にはその嫌いが相当強くあるようで、それがチュービストとして・キャストとしての覚悟を意図的に薄めているようです。幸いにして、周囲からは私の演奏を認めていただいているように思います。高校時代以上に「うまい」と褒められ、それはもう身に余るほどです。でも、勘違いをしていたのは、だからといって練習しなくていいということではないにもかかわらずそうしていたことです。それって誰の目にみてもマズいですよね。

9年目にして未だよくトチるし落ちるし、空気を読んだ音づくりができないし、早いパッセージでは指が絡まる。そうした技術面での問題点を、練習でカバーすることに対しておろそかさが出る。何より反省なのは、「いやぁ右半分覚えてませーん、えへへ」と公然とふざけた口調で発言する。そこには、各人の覚悟に対する想像力が欠如していることを、後になって気づきます。想像力を欠くことは、さながら罪にも思えるのです。

合宿中に垣間見た、団員のひたむきな姿には頭が上がりません。ここ最近印象に残るのは1年生の熱心ぶりと指揮者の覚悟と決意です。それがすべてではありませんが、ただ彼らは自分に足らぬ部分を自分で埋めようと必死です。その必死さが、すなわち覚悟の問題なのです。団の運営の核にいる者として、また団の演奏を下支えする楽器を担当するものとして、そうした必死さを裏切ってはいけないと思います。

「おまえは、話をすぐに覚悟とか責任とかいうアタマの問題に帰着させているけど、音楽は楽しむものだろ。」
とお考えの方、私は十二分に演奏を楽しんでいます。ただ楽しむだけが音楽ではないという事を自分に言い聞かせねばなりません。みんなで上るステージを盛り上げるのはみんなだし、また盛り上がるのもみんなです。みんなで楽しむという覚悟もまた、重要になってきますね。

もしこれを、我が愛しの団員のみなさまがお読みだとしたら、今一度、今回の演奏に向けた覚悟を考えてみてもらえないでしょうか。まだ残された時間のある中で、最高のパフォーマンスを届けるには、なにができるか。僕は僕なりにその答えを演奏で出せるように、あの録音音源を聞きながら、ひたすら指を動かす練習をしようと思います。

ディズニー演奏まで、あと3日。

腹減った

うぅ。

いま、シルシルミシルで、
大人気AD堀くんが、仙台牛タンを特集しておりました。

翻って私は、本日の夜はお手製キャベツスープ。
キャベツを似てシナシナにして、さらにそれをコンソメスープに入れて飲む。

なぜっていうと、実はここのところ食欲不振+下痢を患い、
今日は整腸剤をもらおうと医院に行って、
そしたら大げさなことになって点滴を打って、
そして医者から「今夜は固形物をとるな」宣言を受けました。

つーか、腸以外は体に全く異常はないんですけど。
ピンピンしてるんですけど。

うぅ。

牛タン。。。

となりのカフカ

いま、帰路についています。

せめて夏休みは読書しようと思い、結局は読破できないくせに本を買い込んだ学期末。
ただ、授業や研究室で教員が話題に出していた村上春樹は是非読もうと思い、ノルウェイの森を買いました。

もう、あの世界観にハマってしまいました。
切なくて、悲しくて、どこか自己投影してしまって。
賛否両論なる作品ですが、読書かではない私は見事に合致しました。

で。
聞いたら、海辺のカフカの方がよいとのことで、早速買って読んだわけです。
いまは下巻の1/4を読んだところ。

そしてたったいま電車の中。
よし、これから読もうとした矢先、なんと隣の席の人がカフカの下巻を読んでいる!
しかも俺よりも先!

まずい、すこし読んでしまいました。

たとえば、三田誠広の「いちご同盟」から始まる純愛三部作とか、あるいは恩田陸の「夜のピクニック」とか、中沢けいの「楽隊のうさぎ」シリーズとか、僕がハマった作品は、主人公が10代後半で、何らかの恋愛要素が入っています。
それはきっと、僕がそういった世界や恋愛にあこがれているからでしょうし、これらの世界の舞台となっている「学校」への執着があるからではないでしょうか。

私は、もっと、いろんな作品の世界にふれるべきなんです。
これまで、マンガや文学やゲームの世界にふれてこなかったことが、いまになって本当に後悔してます。

よし、今後残留するときはマンガ喫茶行こう、かな。。。

春学期成績晒します

こんばんは。
成績開示の時間です。

政策協働論        浅野 史郎 創造技法  …A
プロジェクト英語B    グリン   英語    …A
法と社会        玉井 克哉 創造誘発  …A
言語コミュニケーション論 佐藤 芳明 先端発見  …A
☆社会関係分析      熊坂 賢次 先端導入  …B
言語と思考        霜崎 實  先端導入  …B
研究会A         中浜 優子 研究会   …A
研究会B         古石 篤子 研究会   …A
体育2          佐々木 三 体育    …A
現代教師論        竹村 英樹 教職    …A
社会科・公民科教育法1  古屋野 素 教職    …A
社会科・公民科教育法2  田部井 善 教職    …A
地誌         松原 彰子 教職 …B

ということで、
卒業に係る単位 17単位申請・全取得  これまでに 93単位取得済み  あと31単位で卒業
自由科目含み  25単位申請・全取得  これまでに119単位取得済み

何がすごいって、これまでに自由科目を26単位もとったってことですね。
これだけ頑張れたのも、皆さんのおかげでした。

ところで、すごくびっくりしたことが。
☆印のついている科目は、私が落ちるかもしれないと覚悟していた科目です。
なにせ、1万字のレポートを提出しなかったんですよ、最終レポートを。
なのについてしまったのは…うれしい反面、なんだか申し訳ないですね。
からくりは、実はレポート提出日の13時が成績処理提出締切だったらしく、
23:59締切のレポートが出される前に成績がついていたわけです。

このことは、決してその科目が楽であるということを示している訳ではありませんからね。
これは、本来は大学生としてあるまじき、とおもっている人間ですが、まぁ棚ぼたですね。

世界のリーダー

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民主躍進に沸き立つ世の中で、私の周囲には日本も終わりだという人がたくさんいます。

こりゃもう、世界的に有名なネズミに、世界を任せるしかないでしょうか。

SFCウインドオーケストラDolce、ディズニーランド・シアターオーリンズでの演奏まで、あと2週間。

最初の「最初の投票」

行ってきました、衆院選+県知事選+国民審査。

結論から言うと、
衆院選:結局は自民支持
県知事:若さによる政治刷新を願った結果に
最高裁:特に罷免を希望する人は折らず

でも私の1票は微々たる1票だと思っていますから、こんな結果は関係ない。
大事なのは、みんなが投票行動をすることです。

昨夜から展開している「文句を言う前に投票に行こう」キャンペーンには、13コメントを頂きました。
その結果かどうか知りませんが、結局民主圧勝だそうで。
サークルの学年会に同行していた皆が驚いています。
まぁその点はじっくりと後で。

さて、投票時間は午前7時?午後8時ですが、午前7時の投票に行くとおもしろい経験が出来ます。
公職選挙法施行令の34条にはこう書いてあります。

第三十四条  投票管理者は、選挙人が投票をする前に、投票所内にいる選挙人の面前で投票箱を開き、その中に何も入つていないことを示さなければならない。

これを零票確認といいます。
この確認行為ができる選挙人(=有権者)は、各投票所でたった一人。
朝一に投票所にやって来た人間です。
あるニュースによると、「全国に設けられる投票所は5万978カ所」で、この零票確認の権利を持っているのは全国で50978人ということになります。

そして、この私enshinoが、茨城県古河市第10投票所の零票確認を行いました。
人生初選挙で、その投票所初の選挙人となりました。

手順ですが、投票は県知事→衆院小選挙区→衆院比例&最高裁国民審査という手順でして、3つ投票箱があります。
受付をすませたら、まず県知事選の用紙を受け取り、記入をします。本来ならそのまま投票ですが…
零票確認の場合は違います。選挙立会人が箱を開けて、僕に問います。
「何も入っていませんね?」
僕が「はい、ないです」と答えると、箱を締めて南京錠をかけました。
これを、衆院小選挙区→比例&国民審査も同じく繰り返します。

投票箱には、投票先を間違えないように大きな文字で「県知事選」「小選挙区」などと書いてある紙が張ってありました。
比例&国民審査の箱が同じであったため、その紙が2枚張ってあり、そのせいでうまく箱を開けられないハプニングがありました。
ですが、当然のごとく箱の中身はすっからかんで、滞りなく私の零票確認という大役はすんだ訳です。
市役所の職員にも「大役お疲れさまでした」と、皮肉だか冗談だかよく分からない言葉をかけられ、私の人生初の投票は終わりました。

日本を考える夏にしろ、と某総裁が言っておりましたが、問題はこの選挙の後。
選ばれた人がどんな働きをするのかを、私たちは見守らねばなりません。

投票日です。

8月30日は、衆議院議員選出選挙ならびに最高裁判官国民審査です。
そして茨城県では茨城県知事選挙が行われます。

県知事選は6候補、茨城7区小選挙区は4候補の争い。
保守王国茨城において、県知事選は保守分裂、茨城7区は自民・民主・幸福が某無所属議員の牙城崩しにやっけです。

何はともあれ、明日の選挙が生まれて初めての選挙です。
この権利を手に入れることを心の底から臨んでいた、子どもの頃の自分。
日本の政治をどうにかしたい、そういう思いに駆られて「政治家になる!」とほざいていた自分。

いよいよ明日、自分の1票を投じる時がやってきます。

みなさん。
白票でも構いません。
投票所に行くことが大切です。
投票所に足を運ぶ間に、誰に投票しようか考えるということは、日本の・茨城の将来を考えることと同義です。
投票することは大切。でもそれより、将来を自分のこととして考える方がもっと大切。

明日は、とにかく投票に行きましょう。
遊びにいく前に、あるいは帰ってから。

文句を言うのなら、まずそれなりの投票行動を起こしましょう。
僕たちの権利は、僕たちで守っていかなきゃならないから。

古河の人に、イベント開催のお知らせ

この夏は、今年の春学期のように、するっとすぎていきます。
今年の春学期は、まったく実感もなく3ヶ月が過ぎ、
そして今年の夏休みも、いつの間にか1ヶ月すぎていました。

いろいろありました、
八ヶ岳、オープンキャンパス、御宿、バイト先の懇親会、高校のOBバンド、ニッケ同窓会、お化け屋敷、夏期講習、介護体験実習。
いろいろあったことは、また夏の総決算として、長い長いエッセーでも書きます。

ところで。古河の人にお知らせ。協力してほしいことがあります。
SFCで僕を知っている人は、「あいつまたエグったな」と思いながら、僕を応援してください。

10月12日(月)
古河・ネーブルパーク野外ステージにて、

『Music Park ’09 〜ボクらは古河(ココ)でうたう〜』

を開催します。

一言で言えば、野外ライブです。古河を中心に活動するバンドを集めたフェスです。
古河のライブハウス・古河Spiderの出演者や地元高校生バンドなど、さまざまなバンド・アーティストが登場予定です。
こんなことは、多分古河ではまだやったことないはず。

で、早い話が、当日ボランティアやコアで関わってくれるスタッフが欲しいのです。
もし興味がある方がいたら、声をかけてください。
スタッフとして関われないとしても、お客さんとしてきてくれるといいな、と思います。

興味のある方は、ブログではコメントを、mixiではメッセージをください。
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人間性の渦の中へ

最近、人間性のかけらを失っている遠藤です。
自己満足だ、という批判を受け、まさにその通りと思いながら、
とうとう人間として終焉の時期が近づくのが怖くて仕方ありません。

そんな頭でっかちのわたしですが、
これから湘南台の小学生たちと八ヶ岳にキャンプに出かけます。
人間らしさを取り戻す、いい機会です。

昨日、KOEのサマコンに行きました。
彼らが体いっぱいになって音楽しているのを、
ただ羨望のまなざしで見ていました。
それぞれの動きは勝手なのに、どうしてあの一体感は生まれるのか。
あそこに、人間性が見える気がしました。

その意味で、吹奏楽やクラシックよりも、
ポピュラーミュージックの方に優位性を感じます。

翻って今日のキャンプでは、
朝から晩までおそらく歌い通しです。
キャンプだホイとか、
山賊の歌とか。

喉がかれないように。
人間性が廃れないように。


携帯からも、くだらなさをご一緒に
MobileDays -enshinoProject!-

まだ来ないけどスライド的夏休み導入

ギリギリで生きています。
レポートの取り組みは基本的に1日前からです。
これだから今学期はとんでもなく疲れがたまるのですね。
2科目あったテストも全く勉強せず記述で詭弁をふるってきました。

・研究会論文5枚
・研究会輪読レポート4文献分
・白い巨塔の社会関係分析1万字

こんな爆弾抱えたまま、27にちから3日間も湘南台の小学生たちと八ヶ岳の野外体験教室に行く僕はバカです。
したがって前日は学校で春学期最後の残留が予想されます。
したがって27日のDolceの部室掃除と臨時総会には出席できません。
はい、決議委任制度で自分の意見を表明します。
>Dolcerのみなさま 欠席の場合の意見表明は義務です。お忘れなくm(_ _)m

ところで残留する日の26日に行くKOEのコンサートのチケット、1枚買うつもりだったのに、俺に売った部員が500円玉を持っていなかったので釣りがもらえず、結局2枚買いました。
誰か行かない?
つーかみんなで行かない?
この指とまれ

さ、終電が着いたら家で参考文献の抜き出しをやろう。

psこの夏の遠藤の予定は、PCから拙ブログhttp://enshino.biz/ にごアクセスいただき、「Who is enshino」のページを見てください。
Googleカレンダーが張り付けてあります。

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