「つらい」が聞こえなくて

居ても経っても居られなくなり、当然やるべきことは多いのですが、ここに気持ちを残しておきたいと思います。直接の接点はそこまで多い訳ではありませんでしたが、思い返しながらネットを徘徊すると、寂しさがこみ上げます。

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携帯電話を失くして1ヶ月が経ちました

そして本日5月5日に、中古で発注していたiPhone5が届き、無事携帯電話が復活しました。ご迷惑をおかけした皆様、申し訳ございません。

さて、1ヶ月も携帯電話がない生活を送ると、さすがにいろいろなことを思うもので、思い出せるだけ書き溜めておきたいと思います。

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ソーシャルアパートメントに暮らしています。

ご無沙汰しています。こんばんは。明日も仕事だというのに、今日の文筆欲は止められませんでした。久しぶりにブログを書いてみたいと思います。

さて、「卒業政策」シリーズを最後にブログの投稿はしていませんでしたが、社会人生活が始まり2ヶ月が経ちました。つい先日、仮配属先も確定して、そこでのOJTを行っております。新卒導入研修では、同期全部で36人とともに、座学からグルワ、徒歩ラリーに飛び込み営業などを行いました。毎日なかなか夜が遅くなることが多く、そのため明らかに実家から通学するのは明らかに無理な話でした。

んなわけで、引っ越しをしたのは大正解でした。引っ越し先は、東京都大田区蒲田。

4月1日から、ソーシャルアパートメント蒲田という物件に住んでおります。シェアハウスはいま話題ですが、複数ルームのアパートの部屋を少人数でシェアしたり、一つの家を5、6人で共有するタイプのシェアハウスは、私のライフスタイルから考えて以下の点で無理があります。

  • 水回りの掃除が面倒
  • 風呂の時間が限られる
  • 食事が自分のつくりたいときにつくれない
  • 当番制のタスクができる時間に帰って来れない

「んじゃ別に普通の一人暮らしでいいじゃないか」と思う方もいるかもしれませんが、なにより一人暮らしは初期費用がめちゃくちゃかかりますし、東京23区内で必要最低限で安い物件を探すのもなかなか難しいものです。

そこでネットでであったのが、ソーシャルアパートメント。以前社宅だった建物など、一人暮らし用アパートとしてつくられた訳ではない建物をリフォームして、複数人で水回りとリビングをシェアする暮らしをします。自室はカギがかけられるワンルーム。よく昭和時代を描いたドラマで登場するワンルームのアパートとは明らかに別物で、非常に快適な生活を営んでおります。

なにより、2ヶ月経ってもいまだに自炊ができていないほどに面倒臭がりや、かつ夜の遅い私のライフスタイルにおいて、自分の部屋は「服を収納出来て作業デスクがあって、なにより寝れればそれでOK」という場所ですから、5畳程度の私の自室は本当にちょうど良いのです。

なにより嬉しいのが、水回りや共有部の清掃は、専門のスタッフがやってくださるのです。つまり、係決めをして掃除担当をする、などといったルールは一切ありません。とにかくお互いに快適に生活出来るような気遣いと、お互いに生活を楽しむコミュニケーション力があれば、ラクチンな生活が営めます。


それでは、私が暮らすソーシャルアパートメント蒲田を少しご紹介しましょう。

もとは歯医者さんだったらしい建物。入り口を入るとすぐにリビングです。共用パソコンもあり、テレビもあり、ソファもあり。みんなで共有している書籍やお酒もあります。私はいつも帰りが遅いのですが、標準的な時間に帰ってくれば、必ず誰かがいます。週末は飲み会になることもしばしば。

入り口を入るとリビング リビングでテレビを見ながら作業 リビングの様子

キッチンはそれなりに広いので、きちんとした料理がつくれますが、私はまだ料理をしたことがありません。冷蔵庫は共有のものがキッチンに、そして個人のものが自室にあります。冷蔵庫だけでなく、お皿や食器、調理道具もそろっているので、買い増す必要はありません。

キッチンは十分な広さ(しかし料理はまだしていない)

さて、自室をご紹介しましょう。私の部屋は5畳程度の狭い部屋ですが、ロフトベッドであるおかげで収納スペースは確保されています。キャンプ企画などで、代々木オリンピックセンターのA棟の個室に慣れているため、寝て作業して、という用途であれば非常に十分な作りになっています。

自室の様子 無印で買ったスリッパは洗濯可能
これでもキレイな部屋のほうらしい 作業机がものであふれています

シャワーは3つあり、うち一つは湯船もあるのですが、平日は基本的にシャワーを浴びるのみです。でも大丈夫。大田区蒲田には、温泉が湧く銭湯が多くあり、歩いて5分のところにも一つ温泉銭湯があります。今日も、入ってきました。珍しいといわれますが、この生活になってから、手ぬぐいとアレッポ石けんで全ての洗浄をまかなっています。

基本的にアレッポ石けんで全身のシャワーを済ませます 手ぬぐいだけが増えていきます

さて、階段をあがってみましょう。この物件には18人が住んでいて、4つの階の全ての部屋が満室状態です。だからさまざまな住人がいて、非常に刺激的な日々を過ごしています。住人によっては、生活のアクセントになるようなものを置いてくれる人もいます。

建物は4階建てです こんなかわいいものもあります

私のお気に入りの場所は、屋上です。週末はたいがい昼に起きて洗濯物をして夕方出かけるという生活ですが、洗濯物や布団を干すために屋上にあがり、晴れている日はそのままハンモックで日光浴をします。この時間が非常に優雅でうれしいひとときです。

お気に入りの屋上 ハンモックでゆっくり過ごすのが週末のたしなみ
洗濯とそれを干すのが趣味です グリーンカーテン、育つかなあ

こんな環境で、一つ屋根の下、だいたい新卒年齢から30代前半までの人々が暮らしています。会社もバラバラ、生活スタイルもバラバラながら、みんな仲が良くて、誰かがいる環境を望んで、集まっています。そして、考えていることや取り組んでいることを話したりしながら、みんなで楽しいことをして過ごしています。

なぜかこの蒲田の物件では、私が「世間が狭い体験」をすることが多く、例えば…

  • 先日結婚した元住人の奥さんと僕が大学時代に同じ授業を受けていた
  • 住人の会社の後輩が僕の大学時代の友人
  • 住人の高校時代の後輩が僕の大学時代の友人
  • 住人の実家が僕の実家から徒歩5分圏内

という、めちゃくちゃ希有な体験をしています。

入居前日は、入社前日でもあったため「ちゃんと生活していけるかどうか」と、かなりの不安を抱えていました。しかし、そんな不安はすぐに吹き飛びました。蒲田という場所の雰囲気も相まって、もはや私にとって居心地のいいホームと化しています。

おかげさまで、まだ生活上の不満は出ていません。まぁこれから思うところもあるのかもしれませんが、僕はこの環境で、なんとかこの先もやっていけそうです。

10月になって、研究を考える話

夏休み中にはブログを更新するつもりがあったのに、その記事を準備していた9/1からはやくも1ヶ月が過ぎてしまいました。着実に年齢を重ねていることを感じる一つの現象に、時間が短く感じることがあげられるでしょう。それでもまだ若いと言えるのは、やれ仙台、やれ京都、そういう遠いところへも鈍行電車で行けてしまうことでしょうね。実際、この前の夏休みのうち、9月は毎週末、仙台・京都・伊豆・箱根と、遠出ばかりしていました。

「10月から本気出す」という文字が踊ったであろうネット界隈にどっぷり浸かってしまいながら、いよいよ10月も1週目がすぎてしまいました。夏休みの計画などすべて倒れたままになり、そのまま気分も夏のままに秋を迎え、いろいろなことが降り掛かってきます。テンションが切り替わらないことは本当に危険なことです。

なにせあと10日もすれば修士中間発表です。修士研究の計画は計画倒れになるんじゃないかというくらい進んでおりません。まだ、データがあるだけいいですが、分析を進めるにもどう分析すればいいかなんて分かりませんし、また僕は本を読むのが苦手なので、知識を貯えることが本当に難しいです。お世話になっている先生が、修士論文は「これだけ勉強しました、ゆるしてください」というためのものだと言っていましたが、許しを請うほど自分の主たる研究テーマについて文献を読んでいないというのが現状です。ああ、つらい。

主たる、と言いましたが、実は私はこの夏に2回学会発表をしており、うち1回は自分の研究テーマとはまったく関連しない、しかし関心領域と合致する「活動」について発表してきました。あの、prayforjapan.jpの多言語翻訳プロジェクトです。自分自身があのプロジェクトに関わりながら、その責務を果たせなかったことへの後悔がいまだに残っていながら、発表を通じて多くの反響を得たことで、自分の活動の意義を再確認することにつながりました。そしてあらたな責任も生まれました。

考えてみれば現在までで、大小あわせて4つの学会発表を修士の間に行い、うち2回は自分の研究テーマとは異なります。どうしてそうも頻発できるのか、と考えたところ、自分の主な研究テーマである「英語インタラクティブフォーラム」を含め、すべて実践が先にあるもので、理論による価値付けを後追いで行うという形で無理矢理研究に化けさせるということをしていることに気がつきます。社会に通じるものとしての研究、自身が感じる問題を解決する手段としての研究、というスタンスにたてば、かなりSFC的であるといえますが、しかし学問とは本来は知を重ねることで、まっとうに勉強し研究されている方々を目の当たりにすると、ますます僕は職業研究者には向かないな、と思うのです。

この間、研究室で先生と話しながら、遠藤は研究の社会的価値付けや突飛な方法論を思いつくのは得意だ、という話になりました。確かに僕は、自分の研究を棚に上げておきながら、かつこれまでの学問の蓄積を度外視しながら、しかし自分ならこうするだろう、という方法を思いつくことに長けていると思います。それはものすごく面白いことながら、しかしものすごく危なくてもろいことだと思います。でもこれを、どこかで活かせるようになったらいいいな、と思います。

大学院は何のために過ごすのか。それはプロフェッションを身につけるためだと思います。そう考えると、私は何のプロフェッションを身につけたのだろう。

10月1日の内定式が延期になったことで、より自分が4月からリサーチ会社で働くということについて意識するようになりました。僕は職人志向が強い方だと思うので、圧倒的なオンリーワンの人間を目指したいと思っていますが、しかし僕は何のプロフェッションがあるのだろうと考えるようになるのです。そして思いつくのは、「実践のプロフェッション」と「アイディアのプロフェッション」なのだと思います。つまり、なにかの学問領域を専攻として極めた意識はこれっぽっちもなく、むしろなにか強烈な社会意識に基づいて体を動かしていた方が長かったと思います。決して仕事は速い方ではありませんが、フットワークの軽さには定評があります。その点で、SFCの大学院が僕にくれたのは、いわゆるSFC的な人間になることをさらに追求する環境だったのかもしれません。

しかし、つべこべ言わずに研究に埋没する必要がある今、早く夏時間から自分を戻して、ただ悶々と考えることで体を温める冬にモードを移さなければいけません。うう、いやだいやだ。

 

学費のクラウドファンディング「 #studygift 」について思ったこと

話題になった、学費のクラウドファンディングについてのつぶやきがFacebookに反映されなかったので、いっそブログにまとめてはっつける。
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studygift の件だけど、「坂口さん本人について」と「プラットフォームのあり方について」と「学費と大学選択について」と「学費と奨学金制度について」と、論点は分けて考えた方がいい気がしている。もちろん後者三つは相互関連性が高いのは当然だが。

「坂口さん本人について」は、正直よく知らん。でもこれってCampfireとかJustgivingみたいなものだという観点からすれば、坂口さん本人を応援したい人は応援すればいいと思うし、少なくともググタスで一番になっている時点で素直にすげぇとは思っている。

「プラットフォームのあり方について」1:僕は大いにアリだと思う。応援したい人が応援を受けたい人を応援する、ってだけの話で、税金みたいにみんなのお金が出るわけじゃない。しかも、応援したい人が増えれば増えるほどパイは広がるから競争という訳じゃないと思う。

「プラットフォームのあり方について」2:でも応援を得るためには努力が必要。多くの人が、悪く言えば恣意性をもって、顔が見える形で資金を投資するのだから、目標設定やビジョン、経過報告は必要になる。でも、それが学生自身の学びのブラッシュアップになると思う。

「プラットフォームのあり方について」3:でも、本人の努力を要すると言う点では新自由主義的な考え方とも言えるから注意はしたいところ。本当に手を差し伸べるべき人には奨学金を。クラウドファンディングで応援を得られる人にはクラウドファンディングを。

「学費と大学選択について」:当然国公立が安いわけだけど、だからといって求める学びが国公立にあるとは限らない。学費が高いからって私学が選ばれないとすれば残念だし、それ以前に親に負担をかけて大学に行くことが当然になりながらも後ろめたさを感じる学費の高さは怖い。

「学費と奨学金制度について」:だから奨学金制度があるわけで、学生がお金を心配せず学業に打ち込むことが目的なのも分かる。でも昨今、ABCDの学業成績や研究実績だけで大学生の学びを測るのは少し時代遅れだから、別の観点で評価して資金調達できる仕組みはあってもいい。

で、「だれかがすることへの賛成/反対」を言うだけでは全く無意味なので自分にできることを考えると、プラットフォームに賛成しているから応援資金を出したいところだけど、他人に出すお金があったら自分に回したいから、働いて学生支援機構奨学金を返すまで待ってください。
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特に最後の、他人事について賛否を論ずるより自分ごととしてできることを考えろっていう主張は、最近よく考えることなのだ。

検証:教職課程がいかに大変かを自分の身に降り掛かったことを使って説明する

まず、3/28以降の、私のやさぐれツイートのおかげで、各方面にご心配をおかけしたことをお詫びします。

昨年度は開講されていて、本年度も当然開講されるとにらんで昨年履修しなかった科目が、なんと開講されていないことに気付き、発狂してツイートしまくった、ということです。その科目が、私の認識では教員免許取得に関わる重大な科目だっただけに、突如開講されなくなったことに憤慨して発狂していました。しかし、冷静になり、トレードオフの対策を考えつつ、そして今日、教職課程センターに確認したところ、以下のことが判明しました(それが本件の結論です)。

  1. 複数の教科の教員免許を、卒業・修了時に「主免許」として一括申請できる
  2. 開講されなくて発狂した件の科目は、「主免許」として申請する場合には必須になる科目ではない
  3. したがって、本人の頑張り次第で、英語の免許と(すでに単位取得済みの)社会の免許は降りる
  4. ちなみに、開講されなくて発狂した件の科目が開講されなかった理由は、文科省の査察で指摘を受けた結果である

それではお詫びの気持ちも込めつつ、順序だてて本件を整理し、状況をご説明したいと思います。

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小出国際雪合戦は何が面白いか

今年も参加してきました、小出国際雪合戦大会。今年で4回目の参加となり、社会人雪合戦クラブチーム・チーム冬将軍は34人バスツアーで6チーム出場、うち3チームが決勝リーグ出場(世界ベスト64)となり、また私が監督をした「春ちゃん対湘南台冬将軍」はベスト16を勝ち取りました。

なんで何度も行くかって、楽しいから行くに決まってるんですが、なぜ楽しいのかがポイントですね。それを箇条書きでお伝えします。

そもそも編

  • もうすでに24回も行われていて俺と同い年だ
  • 魚沼市は今年災害対策基本法が適用されるほどの豪雪地帯なのに、その雪をイベント資源にしちゃった
  • 国際雪合戦の名を冠しているが、北海道の昭和新山雪合戦と本気で張り合っている
  • しかし、国際の名前の由来は、隣街の南魚沼市にある国際大学から拝借した
  • イベントを運営しているのが小出商工会青年部という若い人たちだ
  • 参加者は内外から189チームが出場し、軽く1000名が参加している
  • 国際雪合戦行進曲という公式テーマソングが存在する

ルール編

  • 公式ルールは国際ルールであり、英語版も存在する
  • 基本的にはドッジボールと同じで身体に雪玉が当たった回数で残気が減っていく
  • 女性は5ポイントで男性は3ポイントなのだが、1チーム5人の構成を全員女性にして相手チームに一人でも男性が含まれていたら何もしなくても勝ちになる
  • 戦国時代を模して、大将と足軽4人で構成されるが、大将はかんじきと山がさとこしきを携えなければいけないから動きにくい
  • 絶大な権限を持つ国際A級審判は半分が商工会青年部でもう半分が小出高校野球部員だ
  • その審判は、試合特性上、フィールドにいる10人の選手よりも多く、1コートに11人存在する
  • それ以外にも審判長が存在するのだが、国際公式ルール上、審判長へのワイロが認められている
  • その文言は「なお、審判長への贈り物はこれを歓迎する」である
  • 雪玉に異物を混ぜることはルール上禁止だが、それはジュネーブ協約違反だから、らしい
  • 国際公式ルールにおいて、女性に対してムキになることが非推奨となっている
  • また、国際公式ルールにおいて、コスプレでの出場が認められている

前日編

  • 前日には、前夜交流祭という飲み会が企画されている
  • 魚沼のお米のおにぎりや山菜の煮物・天ぷら、酒粕でつけた漬け物などが格安で食べ放題
  • しかも地元の日本酒も飲み放題である
  • 出し物は基本的に参加チームのPRタイムで終わる
  • が、第24回大会においては、平均年齢55歳のYKG48が登場した
  • 彼女たちは、小出商工会議所婦人部の面々である
  • それなりに歳が行っている人々がAKBのダンスを踊るので、リズムが把握できないから、リーダーがホイッスルを吹いて方向転換を指示していた
  • 毎年必ず、会津坂下町水合戦の面々が乳製品と馬肉製品を持ってPRに来る
  • 毎年必ず、清瀬市役所愚連隊という色物軍団がやってきてクラッカーをならす
  • その清瀬市役所愚連隊は暴走族っぽい格好だが、その総帥は市役所の係長らしい
  • その他にも、栃木から来たレモン牛乳がAKBを踊り、九州から来た下半身タイツの男たちがKARAを踊り、湘南台から来たチーム冬将軍がキャラものコスプレで踊ったりする
  • ともかくよく訳がわからないイベントだが、みんな酒を飲んでいるのでとにかく盛り上がっている
  • 出し物の最後に「あんさ&おっさ」というフォークデュオが、かならず3曲歌って帰る
  • その「あんさ」の方は、地元の有力者で、市民会館の館長である
  • 2曲目に、国際雪合戦行進曲が歌われると、会場の全員が肩を組んでトレインをする
  • その国際雪合戦行進曲のサビは「投げて×3、よけて×3、投げて×3、ぶつけろー!」
  • そのあとに、「平和地球人、みんな集まれ、国際雪合戦」と、突如スケールが大きくなる
  • 前夜交流祭が終わると、近くのスキー場でスキーカーニバルが行われる
  • そのイベントでは、たいまつの灯りがゲレンデを降下し、餅が空から振ってきて、イカが火あぶりにあって宙を舞う
  • NPO魚沼交流ネットワークの交流会も開催され、商店街にあるフリースペース「つなごて」が酒盛りになる
  • NPOの人々がともかくすごくアツい

当日編

  • 小出郷文化会館の小ホールが控え室になっていて雪のせいで床がびしょぬれだ
  • 9時の開会式開始と同時に整列した全チームが入場行進をする
  • その入場行進で国際雪合戦行進曲が生歌で歌われる
  • 前夜交流祭に参加した人は盛り上がるが、前日を経験していない人はみんな引いている
  • 今年は豪雪のためにみんなが入場しきらないから、2回連続で歌われた
  • 商工会長が開会宣言をするが、それが英語で行われる
  • 24th Koide World Changpionship Snowball Fight will be open right now. It’s time to begin the fight!
  • 試合が始まると、強豪チームは肩を使って豪速球を投げまくる
  • 子どもの部も半分は野球少年団が出場するから球が速い
  • 予選リーグは3チーム総当たりで行われるが、その組み合わせは作為的でもある
  • たとえば、清瀬市役所愚連隊と栃木から来たレモン牛乳が対戦したりする
  • その色物試合のとき、清瀬市役所愚連隊のメンバーが「俺は変態だ〜」と言いながら、AKBっぽい格好をしているレモン牛乳一同のスカートをめくろうとしていた
  • 清瀬市役所愚連隊はかつて、試合中に煙幕を投げて、雪玉以外のものを投げたため失格となっている
  • 雪合戦と並行して、コスプレコンテストが行われる
  • 今年は、PR大使コンテストと称したクイズ・大喜利・パフォーマンス大会が行われた
  • そのPR大使コンテストで優勝したのは、レモン牛乳の女性と九州から来た下半身タイツの男性だった
  • その二人は前夜祭でやったパフォーマンスを再現した
  • 毎年強豪と言われるチームはだいたい野球経験者で構成される
  • 今年は新潟アルビレックス野球チームというプロ野球選手が出場していた
  • で、彼らが決勝戦まで出場していた
  • で、彼らは準優勝だった
  • 会場には屋台が並んで、おいしい肉とかうどんとかけんちん汁とかが食べられる
  • 出場者にはおにぎりとけんちん汁の昼食が出る
  • さらに出場チームには、オリジナルタオルやえのき茸が入ったお土産が渡される
  • また当日には、FMXチームがやってきて、雪でつくられた坂をモトクロスバイクが走り、宙を舞う

湘南台冬将軍編

  • 社会人雪合戦クラブ・チーム冬将軍が結成されており、enshinoも参画している
  • もともとはイルミネーション湘南台の慰安旅行として参加していたのを、門戸を広げてバスで行っている
  • 今年は34名でチームを編成している
  • 5人チームを6チーム編成して出場したが、全てのチームに監督が存在している
  • その監督をまとめる総監督が存在している
  • 情報戦を展開するために、監督団が全員トランシーバーをつけている
  • 自陣や敵陣のポイント数を把握するためのiPhoneアプリが存在する
  • それをつくるCTOが存在する
  • 6チーム中1チームはコスプレ要員であり、コスプレ担当監督も存在する
  • コスプレチームには、専属の振り付け師が存在する
  • 参加する大半の人が初対面のため、バス内でチームビルディングレクが行われる
  • 出発の2週間前に、決起集会と称した飲み会を開催し、その席で現地雪合戦実行委員会とSkype中継を行った

その他、面白いこと盛りだくさんの大会に、今年も参加できてよかったと思うわけです。

アイスブレイクアイディア集:2

あと2時間後にはこのカプセルホテルを出ます。

昨年の、湘南台冬将軍向けに作成した、アイスブレイクアイディア集:1が、実はこのブログの検索キーワードランディング率が一番高いページなので、調子に乗って第二段。今年用意するものは、基本的にはその場の雰囲気で当たり外れが大きいものだと予測されます。あと、去年紹介し忘れたタイトルのものもあるので備忘録的に。

【なんとなくテンションをおかしくさせるアイスブレイク】

コール&レスポンス
『雪合戦は、テンションを高めることが大切です』

「乗ってるか〜い?」「いえ〜い!」というコール&レスポンスを繰り返しながら、発声練習かつバス内のメンバーを強制的に変なテンションにさせる、というもの。どんなことがあってもレスポンスは返さなければいけない。熟語やことわざにしてみる、など。

「国際?」「雪合戦!」
「湘南台?」「冬将軍!」
「キャッチアンド?」「リリース!」
「ヒットアンド?」「アウェイ!」
「ガンガン?」「行こうぜ!」
「命?」「大事に!」
「仏の顔も?」「3度まで!」
「犬も歩けば?」「棒に当たる!」
「立て板に?」「水!」
「焼け石に?」「水!」
「今飲みたいものは?」「水!」
「JR?」「東日本!」←ここらへんは地域差が出るかも
「ポケモン?」「ゲットだぜ!」
「ニンテンドー?」「64!」←これは危険か

雪やこんこん
『雪合戦は、その場の状況に適応する俊敏さが大切です』

あの名曲「雪やこんこん」をみんなで歌うが、あらかじめ2群に分けて、それぞれを司会の右手・左手に配分する。司会が右手を挙げている時と左手を挙げている時で歌う人が変わる、という仕組み。
テンポを速めたり、手を上げる場所を切り替えたりしながら、参加者の混乱を誘う。

幸せなら手を叩こう
『雪合戦は、アドリブによるエンターティナーになることが大切です』

ご存知「幸せなら手を叩こう」をアレンジ。最初は、手→足…といくが、途中からがおかしなことになる。

幸せなら…
・手を叩こう
・足ならそう
・肩まわそう
・隣の人にウインクしよう
・隣の人とあいさつしよう
・ハイタッチ
・爆笑しよう
・涙そうそう
・前からウェーブしよう
・最初からおさらいしよう
・手を叩こう

【お互いを知り合うゲーム】

共通点を探せ
『雪合戦は、とにかく球数とスピード感が大切です』

単純ながら、限られた時間内に共通点をできるだけ多く探すゲーム。2人用。4人でも可能。
とにかく多く共通点を探せればそれでよし。以上。

たぶん私が一番
『雪合戦は、自分に自信を持つことが大切です』

グループの中で、だれが一番○○かを、自己判断で挙げてもらう。琴線に触れる話題は避けた上で、客観的に分かるものを利用する。例えば

・誕生月
・身長(背が高い)
・若い
・遠くから来ている
・早起きした

答えがパピプペポ
『雪合戦は、たとえ聞こえなくても周囲の監督団の言っていることを読み取ることが大切です』

イエス・ノー5の応用。イエス・ノー5は「はい」か「いいえ」のみだが、このゲームでは質問者は何を質問しても良い。しかし、答える側は一律で、答えを「パピプペポ」で言わねばならない。質問者はそれをちゃんとした言葉に置き換えて相手に確認をとる。

【チームの意思疎通を図るゲーム】

みんなで短歌
『雪合戦は、チーム内で空気を読み合うことが大切です』

5・7・5・7・7で、出されたお題に対する短歌をつくる。バス内5列なら、列ごとに各句を割り当てる。

お題例
「バレンタイン」
「雪合戦の試合前」
「ポケモン」
「インフルエンザに注意」

勝利の雄叫び、敗北の嗚咽
『雪合戦は、勝利したチームは雄叫びをあげ、負けたチームは嗚咽を出すことが大切です』

試合における勝敗へのリアクションの練習。
まずは横1列に、何の前触れもなく自分で考えたポーズを決めて雄叫びを挙げてもらう。当然バラバラ。
なので、20秒だけ無言で話し合える時間を設定する。そしてまたポーズと雄叫びを挙げる。声はバラバラ。
なので、最後に5秒だけ声の確認をして、最後にもう一度チームで調整する。

バス内で実施すると、前後ろのチームのポーズが見れないので、練習中に披露してもらうことにする。


さぁ、寝るか。明日が僕の本番だ。

学校の先生をしている方へ

enshinoです。普段は告知用途にBlogを活用しないのですが、今回はあえて。
特に、mixiを見ている、我が出身校・不動岡高校を卒業した同期で、教職員採用1年目でひぃひぃ言っている皆さんに。

教職員熟議Saitama 6月18日(土) 14:00〜
大宮・ソニックシティ内、埼玉大学サテライトキャンパスにて
http://real-jukugi.org/t-saitama/

わかります、私は大学院に進んだので、大学院もひぃひぃものですが、よっぽど学校の先生をしている同輩の方が忙しいに決まっています。そんなみんなに、「4月に熟議するよ!」なんて言っても、土曜日は休みたいか授業研究したいに決まってますからそんなの無理でした。
しかし、2ヶ月経った6月、そろそろ落ち着き出てきたんじゃないですか? そして、がむしゃらにやってきた2ヶ月間、そろそろ悩みも苦しみもたまってきていて、それらが頭をめぐってぐるぐるしていませんか?

私が、埼玉県の小学校の先生たちと一緒に取り組んでいる熟議という取り組みは、「教育に関わるみんなで、教育のことを考えて、誰かに文句を言うのではなくて、自分でできることを探しましょう」というスタンスのもとに行われている活動です。しかも、単なる話し合いでもなければ文句を言い合うガス抜き場でもありません。大切なこととして、「学び」があります。
私が関わる教職員熟議Saitamaは、教職員を対象とした熟議。「学校をチームにしよう!」を合い言葉に、職員室内のチームワークをどうすれば築けるかという方向で、これまで2回熟議が重ねられてきました。問題発見→解決策を考える、というところまで来て、6月はその解決策の振り返りです。
「ちょっと待て、振り返りじゃぁ新しく来た人はダメじゃないの?」いいえ、違います、むしろ3回目である6月の回から来てくれた方にとって大きな学びがあるはず。職員室をチームにするためにどうしたらいいかを考えた参加者が、その解決策を実践して、その結果を持ち寄ります。何ができて何ができなかったか、できた理由とできなかった理由を話してもらいます。
この、できた理由とできなかった理由に、おそらく同輩の学校教員の皆さんが抱える悩みとか苦しみの解決へのヒントがあるのかもしれません。すでに長い年数経験を持っている先生でも苦しみを抱えていることを知り、なんとかしようと知恵を絞って工夫をする、そのことが案外役に立つかもしれません。

しかも、学びはそれだけではないです。前回・第2回目は、クラスファシリテーションのプロをゲストに呼んで、チームになること・チームの発達段階ということを学習しました。今回・第3回目は、企業のナレッジマネジメント(知識創造)を専門にされている方が、「振り返る」ということの重要性と、集団で知を共有していくフューチャーセンターというカタチを軸に「場づくり」ということを話してくださいます。場づくりも、チームの発達段階も、きわめてクラスづくりにおいて有用なヒントを持った考え方です。
それに何より、皆さんが抱えている悩みや苦しみを一度吐き出してもらって、他の先生たちと共有して一緒に解決策を探っていく時間も設けます。スタッフとして参加している先生方は6名。キャリア年数も様々で、なかには教務主任クラスもいます。そうした先生方が聞き手かつファシリテーターになって、皆さんの悩みを「自分でできる」解決策の方向に前向きにステップアップさせてくれます。

ともかく、一度来てみるといいと思います。何より、みんなが元気かどうか知りたいし、いや大変だと思うからこそ、その近況を知って、自分自身が今後教職に就くときの参考にしたいと思います。その点でみんなは先輩なので、いろいろと教えを乞いたいわけです。

どうか、どうか、ご参加のほど、宜しくお願いします。損はさせませんから。

http://real-jukugi.org/t-saitama/