模擬国会レポ 〜当日本番まで〜

やっと大きな山を越えました。越えたと同時にやってきたのは、予想以上の達成感と予期せぬ喜びでした。

自分にとって初めてのグループワークである、憲法(統治)のサブゼミ・模擬国会の本番が、本日行われました。ある架空の法案について、実際の委員会審議及び本会議審議の流れに乗っ取って、国会における立法の過程を学ぶものです。
グループワークは委員会審議を担当するメンバーで行われ、法案の格子を作るところからスタートし、与党、反対派野党、是々非々野党、そして政府役の4つの会派に別れて、政党は法案に対する質問づくり、政府は通告された質問に対する答弁づくりを行いました。
今回の法案は、「学校教育に於ける奉仕活動の推進等に関する法案」だったけな、つまり高校の授業に奉仕活動を必修化し、さらに大学入学の要件としても奉仕活動を必須とする法案です。理念は素晴らしくても、制度的には。。。って法案でした。

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それは自分にとって大きな意味がある事だった


単なる通過点でしかないし、堅苦しく長ったらしくつまらないものでしかないかもしれない。けれど僕には大きな意味があった。
あの荘厳な雰囲気のなか、月日に思いを馳せること、そしてその場の全てとの連帯を感じること。僕は生真面目だから。枠から抜け出せないままだから。だからあの荘厳さのなかにいることは大きな意味があった。

埼玉県立不動岡高等学校第119回卒業証書授与式が挙行され、370名の119回生が本日をもって卒業となった。

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今年の居場所

 いじめが大きく問題化する昨今、僕は、どれだけそれぞれが自分の居場所を持つかが、いじめ化するか否かにかかっていると思うのです。つまり、自分を受け入れてくれる・支えてくれる、そんな居場所が多ければ多いほど、辛いとき・苦しいときでも心が救われるんです。
 事実、僕には誇れる居場所があった。辛いときにその辛さを吐き出せる居場所、辛さを癒してくれる居場所。そんな居場所があったからこそ今年1年救われたし、感謝する事の大切さを心から学べた気がします。
 その居場所に救われるだけではなく、自分もなにか、居場所の一員として誰かを支えたり、誰かに感謝したり、そうした人のつながりを意識できる事が幸せで、それができればいじめなんてなくなると信じたいのです。

 今年1月初め、神社仏閣を2カ所ハシゴして両方で小吉をひいた私が、今年1年充実して過ごせたと思えた、それは私が属していた「居場所」にいた、その全ての人です。今回は、その全てではないけれど、特に印象に残っている居場所を、思い出せる順に紹介します。

松下政経塾立志論文コンテストの出場者集団「mskj-111」
 年明け一発目のこのイベントで出会ったあの10人は、将来必ず日本を支える人材である事に違いはありません。そんな仲間と出会い、それぞれの志を聞く事ができ、大きな刺激となりました。いまでも、ブログを通して刺激し合っています。これから先のつながりを、僕は期待しています。
国際研スピーチ全国大会出場メンバー
 実は出場者の何人かとメールアドレス交換をしました。これからさらにいろいろなおつきあいができればいいなと思います。
朝日ニッケエッセーコンテストOB
 4月には14期(だっけ?)の皆さんと懇親会。また、年間を通して18期メンバーとは会食なりお茶会なりを繰り返して来ました。やはり、メンバーとの絆は大きな物で、会うと決まれば心が躍り、会えば話が弾み、会わないときでも支えてくれました。彼らとの縁を、ずっと大切にしたいです。
古河第三中学校平成15年度3年1組
 夏に同窓会をやりました。やはりたくさんのかけがえの無い想い出をくれた仲間たちとの再会は、時間を忘れさせてくれる物でした。彼らは今、何をしているのか。春に再会できる事を願っています。
不動岡高校第119回外国語科(平成18年度3年9組)
 学校祭シーズンは思い出します。あの一体感と言うか盛り上がりと言うか。団長副団長を中心に大きな盛り上がりを見せた体育祭、企画の人気投票で2位を得た「廃病院一日研修」と、高校生最後の学校祭を心から楽しませてもらったのも、やはりこのクラスにいる事ができたからに違いありません。
不動岡高校吹奏楽部(特に第43代メンバー)
 今年に入ってからの定演、コンクール。練習は辛かったし、ど下手だから大変だったけれど、大きな達成感を感じる事ができました。それはあの時のメンバーがいたからこそだと思います。最後のコンクール、予選では久々に涙を流す事ができました。引退する事は悲しかったけれど、素晴らしい想い出を共有できた事は大きな財産です。
古河&久喜の路上仲間
 今年に入ってさらに古河の路上音楽仲間とのつながりが深まった気がします。辛い事が多かっただけに、金曜夜の彼らの音楽は僕に癒しを与えてくれました。それだけではなく、僕を仲間として迎えれてくれ、「ひとりじゃ嫌なのLIVE」にMCとして参加させてもらい、明けても暮れても音楽に没頭していました。そして彼らのような暖かい存在がいた事で、僕の人生観・音楽観は広がっていくのでした。

そして忘れちゃ行けない家族の存在。

 まだまだ紹介しきれないほど多くの人にお世話になりましたが、なにぶん年の瀬で気分が浮ついておりまして、さらに現在ジルベスターコンサートのカウントダウン演奏に気を取られているのでこの辺で。

 何よりも、全ての皆さんの存在あって、今年1年生きて来れました。ありがとうございました。

それでは皆さん、よいお年を。

再生会議の提言に「?」が灯ったのでつい。

 教育再生会議のまとめたいじめに対する提言、本当に効力あるのかなと疑いたくなる。
 というか、ちょっとズレているような気がしてならない。
 「いじめられている子どもを救う」ことから「いじめる子を指導する」ことで解決を図ろうとする姿勢は評価できるけれども、どうも提言内容を見ていると、事が起こってから動く「対処療法」のようにしか見えないのは気のせいだろうか。

 まぁ、少なくともここで述べた事が僕の答えになるはずも無く、もっと勉強が必要のようです。読んでみたければ続きをどうぞ。ただし長ったるいです。

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吹奏我が道 誇り高く

 もう2週間も前のことですが、10/7に母校吹奏楽部の定期演奏会に参加しました。いやぁ、楽しかったですね。引退後のぽっかりあいていた穴を一時的に埋められた気がしましてね。
 あ、最近いつもそうですが今回も文章長いですから覚悟して下さい。

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AO後雑感

 あれから10日です。やっとこさ重い腰を上げて筆を執ることにしました。ですがもう1週間以上前のことですしね、どんだけ感情を表せるか。
 書きたいこといっぱいあるんで、とりあえず。長くなることを予測して続きに書きます。

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「最後に、言っておきたいことはありますか?」

「はい。今回この入試にチャレンジできたことは私の人生において大きな経験になったに違いありません。
 書類を書く作業から今まで、ずっと自分との対話をして来ました。自分の志と、その裏付けとなる部分を考え、また生まれてからの18年間を振り返り、自分とは何なのか、enshino自身を探す作業を繰り返しました。
 1次試験に合格し、2次試験への対策として、学校の先生方にお願いし、志望理由書と志願者調書をご覧いただきました。始めのうちは、何が聞かれるか、その予測をたてるつもりでしたが、先生方のご感想やご意見を聞くうちに、その作業は自己に目を向ける作業へと変わっていきました。
 自分自身、どうも言葉で飾り立てて本質を包み込んでしまっている部分があり、実際にはそれらのことについて何を考えているのかが曖昧になっていました。核になる部分を自分でも見失い、enshino自身を表現しきれなかったのです。
 多いに思考を揺さぶられました。考えること自体に疲れた日もありました。特に、自分の持つ志について、実はその核になっている部分が曖昧になりつつあることに自分でも気づき、しかしその答えを見いだせなかったのです。苦しかった、自分が嫌になりました。
 だからこそ、このAO試験に臨むことができたことはいいことだったと考えています。合否はもちろん重要ですが、それにまして、自分自身を見つめてみるチャンスを得られたことは重要な経験であったと振り返ります。
 答えには一生たどり着けないと思います。だけどこれらの営みのおかげで、方向性を再認識できた気がします。このことは、後にまた自分自身を見つめ直せねばならないときに糧になると思います。
 1次試験で私を認めて下さり、自分自身を見つめる作業のチャンスを与えて下さったSFCの皆様。書類のご感想、ご意見を示し、方向性を与えてくれた学校の先生方。受験に当たり、精神的な面で支えてくれた友人たち。何より、受験に対して理解を示してくれた家族。これらの人々に深く感謝したいと思います。皆さんの恩義に報いるには、やはり自分自身の希望を達成するしか無いと思います。
 合格することも感謝の意思表示だと思います。ですがむしろ、万が一不合格であっても、この自分を見つめる営みを次にいかし、私自身が成長することが、一番の感謝の意思表示だと考えます。
 SFCのAOを受験できて、本当に良かったです。」

明日、9:10。SFCに行ってきます。
30分の面接では、飾り立てずに自分自身を見てもらいたいと思います。人間enshinoの、今ありのままを見てもらいたいと思います。
方向性を見失いかけている自分も、どこかに自信を持ち続けている自分も含めて。

昼頃には終わります。その後はぷらっとしようと思います(筑波大オケの演奏会は、時間的に余裕がなさそうです)。
翌日には結果が出ます。また見に行きます。合格不合格に関わらず、4時以降に発表します。

合格したい熱意と、謙虚さ。なによりありのままのenshinoを見いだしてもらえるように。

恋しちゃいました

 受験生なはずなのですが、勉強に手がつかないんです。なんだかどぎまぎして落ち着かないんです。正直苦しいです。頭にイメージが浮かんでばかり来ます。ここ2日、いつもは学校に居残りを好んでする俺が4時半には学校を飛び出しています。

 これは恋なんでしょうか、だとしたら恋愛でこんだけ苦しむのは初めてです。未来をイメージしてばかり、やっぱ恋ですかね、これ。

 その相手は・・・

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本にはまっている自分

VP読破以来、本を読むことにはまり始めた。今まではあまり本を読んでいなかった。本を読むのが遅いのはそのせいだ。だけど、最近になって本の楽しみにはまる様になって来た。本を読むための時間を割く様になって来たのもそのせいかもしれない。自習中とか登下校中とかに読む訳で。

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ヴァニシング・ポイントを読破して

本を読むのが遅いのは、本を読む癖が無いからだと思っていたのだけれど、それだけじゃないらしい。単に、読むための時間が確保できていないだけなのかもしれない。昨年4月に亡くなった奥山貴宏さんの遺作「ヴァニシング・ポイント」(以下、VP)。手にしてから2度ほど挫折してしてた。ほんの数ページ読み出したくらいで読まずじまいだった。LastExitを読み終わって、先日のジェネジャンSPを見て、いよいよ三度目の正直とVPを読まなきゃと言う思いがして来た。大宮のNOVAに行くための電車の中、新潟に行く新幹線車内、うまい具合に時間を確保する事ができた。そして、小説家・奥山貴宏氏の処女作をいよいよ読みきった。

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