『ワークショップとは「あつまったみんなが、うまいことやって、なんかうみだす」ための考え方』 – 青学WSDのレポートから②

青山学院大学社会情報学部ワークショップデザイナー育成プログラムの28期が終わって1ヶ月経った。3ヶ月間、ほぼ週末をこのWSDプログラムに費やし、動画教材を見てレポートを書くわ、様々なワークショップを参加者として体験するわ、考えや価値観を互いに発表し合うわ、ワークショップを実際に企画して実践するわ、それに対してリフレクションするわ、もうめまぐるしかった。そんな日々の終わりから1ヶ月、その後、後に続く期の皆さんの交流会の準備にも関わり、まぁめまぐるしかった。ちょっとずつ、WSDとしてのご相談も頂くことが増えてきた。

で、20本近くレポート(とはいえだいたいが400−800字。多くても2000字で、文章が長い私にとっては造作もない)を書いたのだが、その中で2本、まぁそれなりにエモい文章を書いたなと自画自賛する作品があって、すでにその片方はご紹介したが、今回はもう片方をご紹介する。

今回は最終課題をご紹介したい。「ワークショップを知らない人に説明して下さい」とお題で、自分自身で説明相手を設定する。いろいろ悩んだ挙げ句、小学校を卒業する直前の子どもたちを対象に書き出してしまい、案の定、なんかお手紙みたいになった。

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内定承諾者メルマガ@2019年新卒向け よみものバックナンバー

内定承諾者にむけて、気まぐれにメールマガジンを書いているのですが、ギリギリ公開可能だろうと思っている読み物部分のバックナンバーをストックしていきます。

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「勉強、意味分かんない」って君へ。 – 青学WSDのレポートから①

青山学院大学社会情報学部ワークショップデザイナー育成プログラムの28期が終わった。3ヶ月間、ほぼ週末をこのWSDプログラムに費やし、動画教材を見てレポートを書くわ、様々なワークショップを参加者として体験するわ、考えや価値観を互いに発表し合うわ、ワークショップを実際に企画して実践するわ、それに対してリフレクションするわ、もうめまぐるしかった。そんな日々も今日終わった。

で、20本近くレポート(とはいえだいたいが400−800字。多くても2000字で、文章が長い私にとっては造作もない)を書いたのだが、その中で2本、まぁそれなりにエモい文章を書いたなと自画自賛する作品があったので、その片方をご紹介する。

今回のお題は「3つの学習観を使って「学習を幅広く捉える」ことをテーマに、中高生に向けたメッセージとしてまとめてください。」というもの。ここでの「3つの学習観」とは、行動主義・認知主義・社会構成主義の3つであり、教育学畑だと一度は耳にした概念だと思うが、これを「中高生に向けたメッセージ」としてまとめる無理ゲー感に対して果敢に挑戦した結果、なんか、お手紙みたいになった。

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「勇気と気づき」のために、「その人」に向き合う

6月1日を超えた。経団連が出す「採用選考に関する指針」に照らせば、各企業は6月1日以前の採用選考を厳に慎むということに配慮しながら自己責任のもとに採用活動を行ってきた。んで、多くの企業が6月1日以降に面接を始め、そうした企業の一部が「みんなが行きたがる企業」なので、就活もそこで一気に動きが出た。採用担当の私も、当然ざわついた。

こういう時期になると、私はどうしても、センチメンタルになって、文筆をしたくなって、んで書いちゃう。勝手に熱く・長く、書いちゃう。そんなことするヒマがあれば働け、って自分でも思うけれど、書いちゃう。それはどうしてもこの時期になると、自分の働くスタンスを考えてしまうからだ。ただ幸いなことに、下記に書こうとしている文章のキーワードである「勇気と気づき」というのは、30歳を目の前にして、「ようやく出会えた!」と思える、自分の生きるスタンスを示す言葉だったりするのだ。

というわけで、先日、会社の人事部内で自分がプレゼンした話を基に、あくまでも個人の見解ではあるが、私と会社との関係性やら、自分のスタンスやらを書いていく。 続きを読む

マクロミルで社会貢献プロジェクトを立ち上げた話

2018年4月16日、私が勤務する株式会社マクロミルは、公式サイト「おしらせ」欄において、社会貢献活動「Goodmill」プロジェクトの開始を発表しました。社内には2018年1月に発表、そして去る2018年3月に開催されたファンドレイジング日本の懇親会にてティザー発表され、そして4月に入って正式に対外的発表がなされました。

このプロジェクトは、社内の組織図には属さない(それこそCSR活動は広報部門に置かれるか、またはそれ独立の組織ができることが多い)全社横断型の「委員会」という立て付けとなっています。プロジェクトを取り仕切る「事務局」も、意志ある社員のネットワークである「プロボノ」も、全社から手挙げで集まった社員です。社会貢献に関心のある社員が、自分たちの参加可能な範囲で、事務局が企画ないし紹介する社会貢献活動に参加していく、という世界観を実現します。

その活動の柱は、

① 非営利組織向けのマーケティングリサーチ技術支援
② 災害発生時におけるニーズ把握・情報流通面の支援
③ 社員による社会貢献活動の積極的な推進

の3つです。

そして4月16日の対外的発表においてはもう一つ、活動の柱①のMR技術支援の一環として、マクロミルが持つ手軽なリサーチツールである「ミルトーク」と「Questant」の有料機能を、特定非営利活動法人向けに無償開放をすることを発表しました。ここを皮切りとしつつ、現在もいくつかの連携・支援の話が進んでいます。

マクロミルはこれまで、リサーチの裾野を広げることを通じて、クライアント企業が世の中によりよい商品やサービスを届けるお手伝いをしてきました。それ自体、よりよい世の中をつくる社会貢献であると思います。しかしまだ、世の中には解決すべき多くの課題があり、そうした社会課題解決を、営利を目的とせずに担うアクターが数多く存在しています。そうしたソーシャルセクターが、想いや課題感だけでなく、きちんと生活者のニーズを捉えることを通じて、より精度の高い社会課題解決に取り組むことができるようになる。そのサポートを通じて、リサーチの価値を社内外に広めていく。それがこのプロジェクトの目的です。

「リサーチで、世の中をもっとよくできる。」

この合言葉のもとに、今回の対外発表を出発点として、社会課題解決に向けた支援を推進していきます。

そして、この記事で私がお伝えしたいのは、紛れもなく私自身が、このプロジェクトを立ち上げた中心的な人物のうちの一人だぞ、ということです。これまでの、私自身の半生におきた様々なことが、このプロジェクトにおいて結実したた、ということを、相変わらずの長文にて皆さんにお伝えします。

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経験則だけで書く、「研修のつくりかた」

あけましておめでとうございます。旧年中はお世話になりました。本年もよろしくお願いします。って書き出しが2月末の時点でおかしいのですが、この記事は新年に書ききろうと思って書けなかった記事です。

さて、自身としては衝撃だった人事への異動からまる3年経ち、いよいよ現場感が日々薄れゆく中ですが、2017年は人事社員としての広がりを持てた一年だったように思います。本業もさることながら、人事コミュニティへの参加や、NPOでのプロボノをすることでの働き方変更へのチャレンジなど、いろんなことが起きました。それなりに思うことも増えましたが、ここで一つ、私のメインミッションであった「企業内大学」、と言いつつ実際には手挙げ制の研修なんですが、これを企画・実施する上でおそらくはこれが必要だと思えるポイントをあげつらってみました。 続きを読む

外に広がる。中を深める。その双方に灯をともす。 – #人事ごった煮 合宿レポート

人事ごった煮、というコミュニティがある。企業人事たちが有機的につながることで、互いの課題や想いを共有していくという会。その、ある種明確なミッションを持たないところが好きで、とはいえ会のルールとして、全員がアウトプットすることを前提にしているところが好きだ。今年の3月から月例会に参加して、可能な限り毎回出ている。ネットワーキング会でコミュ障自認を出してしまう私としては、よく毎回参加しているもんだ、と思う。

そんなごった煮が主催する合宿イベントに参加した。コロプラさんが建てた研修施設「コロニー箱根」の、テストマーケ的な要素も含まれていると勝手に解釈しているので、存分に下見をしたのだが、貸してくださったコロプラさんとコロニーのスタッフさん、そしてごった煮運営各位には頭が上がらない。

https://www.instagram.com/p/BaN9EchAALI/

ところで、キーノートスピーチにあたる部分は、サイバーエージェントの曽山さん、そして対談企画として人材研究所の曽和さんとリクルートの柴田さんの話があったわけで、そのインプットがあったことは、その後の夜の時間を過ごす上でも必要なことだったと思っている。その辺の一連の話は、できる限りツイッターで実況しておいたのだが、まだ怒られていないので大丈夫だと信じたい。ちなみにその後、サイバーの曽山さんのみならず、なぜかライフネットの出口さんにフォローされて慄いた。

さて、一連のコミュニケーションを通じて思ったことを書き留めておきたくて、そのキーワードが、タイトルにある言葉である。一つひとつ見ていこう。 続きを読む

箱根山学校の、自分の記録 – さいごに「自分の気持ち悪さに向き合って」

陸前高田市は箱根山。そこにある宿泊施設の「箱根山テラス」で行われた「箱根山学校」というワークショップに参加した。たぶん、ワークショップという言葉が最も適当とは思えないのだが、しかしその言葉以外に平たく説明することができない。ただ、何かを感じ、何かに気づくための、日常を離れた4日間であることは間違いない。

そんな箱根山学校での気づきの記録。最後は、台風の爪痕の影響でみんなが先に帰った後、自分だけがテラスに残って記した、ほんとうに一人のなかでの記録。 続きを読む

箱根山学校の、自分の記録 – 4日目の昼に①「Sさんが教えてくれたこと」

陸前高田市は箱根山。そこにある宿泊施設の「箱根山テラス」で行われた「箱根山学校」というワークショップに参加した。たぶん、ワークショップという言葉が最も適当とは思えないのだが、しかしその言葉以外に平たく説明することができない。ただ、何かを感じ、何かに気づくための、日常を離れた4日間であることは間違いない。

そんな箱根山学校での気づきの記録。9つ目は、ミニクラス、という、自分の関心ごとや学んでいることをおすそ分けする時間での出来事。 続きを読む

箱根山学校の、自分の記録 – 3日目の夜に②「ウチとソトとの対話の中で」

陸前高田市は箱根山。そこにある宿泊施設の「箱根山テラス」で行われた「箱根山学校」というワークショップに参加した。たぶん、ワークショップという言葉が最も適当とは思えないのだが、しかしその言葉以外に平たく説明することができない。ただ、何かを感じ、何かに気づくための、日常を離れた4日間であることは間違いない。

そんな箱根山学校での気づきの記録。8つ目は、陸前高田の街をまわってみて感じたこと、その2。 続きを読む