2018年4月16日、私が勤務する株式会社マクロミルは、公式サイト「おしらせ」欄において、社会貢献活動「Goodmill」プロジェクトの開始を発表しました。社内には2018年1月に発表、そして去る2018年3月に開催されたファンドレイジング日本の懇親会にてティザー発表され、そして4月に入って正式に対外的発表がなされました。
このプロジェクトは、社内の組織図には属さない(それこそCSR活動は広報部門に置かれるか、またはそれ独立の組織ができることが多い)全社横断型の「委員会」という立て付けとなっています。プロジェクトを取り仕切る「事務局」も、意志ある社員のネットワークである「プロボノ」も、全社から手挙げで集まった社員です。社会貢献に関心のある社員が、自分たちの参加可能な範囲で、事務局が企画ないし紹介する社会貢献活動に参加していく、という世界観を実現します。
その活動の柱は、
① 非営利組織向けのマーケティングリサーチ技術支援
② 災害発生時におけるニーズ把握・情報流通面の支援
③ 社員による社会貢献活動の積極的な推進
の3つです。
そして4月16日の対外的発表においてはもう一つ、活動の柱①のMR技術支援の一環として、マクロミルが持つ手軽なリサーチツールである「ミルトーク」と「Questant」の有料機能を、特定非営利活動法人向けに無償開放をすることを発表しました。ここを皮切りとしつつ、現在もいくつかの連携・支援の話が進んでいます。
マクロミルはこれまで、リサーチの裾野を広げることを通じて、クライアント企業が世の中によりよい商品やサービスを届けるお手伝いをしてきました。それ自体、よりよい世の中をつくる社会貢献であると思います。しかしまだ、世の中には解決すべき多くの課題があり、そうした社会課題解決を、営利を目的とせずに担うアクターが数多く存在しています。そうしたソーシャルセクターが、想いや課題感だけでなく、きちんと生活者のニーズを捉えることを通じて、より精度の高い社会課題解決に取り組むことができるようになる。そのサポートを通じて、リサーチの価値を社内外に広めていく。それがこのプロジェクトの目的です。
「リサーチで、世の中をもっとよくできる。」
この合言葉のもとに、今回の対外発表を出発点として、社会課題解決に向けた支援を推進していきます。
そして、この記事で私がお伝えしたいのは、紛れもなく私自身が、このプロジェクトを立ち上げた中心的な人物のうちの一人だぞ、ということです。これまでの、私自身の半生におきた様々なことが、このプロジェクトにおいて結実したた、ということを、相変わらずの長文にて皆さんにお伝えします。