経験則だけで書く、「研修のつくりかた」

あけましておめでとうございます。旧年中はお世話になりました。本年もよろしくお願いします。って書き出しが2月末の時点でおかしいのですが、この記事は新年に書ききろうと思って書けなかった記事です。

さて、自身としては衝撃だった人事への異動からまる3年経ち、いよいよ現場感が日々薄れゆく中ですが、2017年は人事社員としての広がりを持てた一年だったように思います。本業もさることながら、人事コミュニティへの参加や、NPOでのプロボノをすることでの働き方変更へのチャレンジなど、いろんなことが起きました。それなりに思うことも増えましたが、ここで一つ、私のメインミッションであった「企業内大学」、と言いつつ実際には手挙げ制の研修なんですが、これを企画・実施する上でおそらくはこれが必要だと思えるポイントをあげつらってみました。 続きを読む

鞆の浦の感じたことをメモ:文脈を紡ぐということ

8月10日の夕方の飛行機で広島に飛び、そこから福山に至って、持ち込んだ折りたたみ自転車で芦田川沿いを走って、そこから県道に折れる、そんなトータル13kmライドをするところから始まり、8月12日の土曜の始発のバスまでを、鞆の浦という場所で過ごしました。その時の、とりとめもない雑感を思い出しながら、ツラツラと書いてみました。
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ある種の羨望・嫉妬、その結果としての、僕の「青春基地」


2017年の3月ごろから、NPO法人・青春基地にジョインしています。目下、150万円のAll or Nothing形式のクラウドファンディングに挑戦中で、行くか行かぬかギリギリの攻防です。私も、やれることをやれるだけやらねばならぬというところです。

とはいえ、プロボノとしてコアチームに関わるというのは難しいなぁと思う限り。十分に貢献できているかといえば、個人的には「なかなかねぇ」というところ。ちゃんと時間を確保して、自分の強みを活かして関わるのは大変です。だからチームには「残念ながら、ここは遊びとして関わっている」と言い切っています。が、サポートをもらっている他のプロボノに比べたら、まぁふざけた態度なのも事実。

ちょうどよいタイミングで会社の上司からも、「どうせやるならエクストリームな働き方改革を」と勧められたこともあり、来週くらいから週一でフレックス夕方退社をして3時間の非常勤をすることにしました。「空いた時間で活動する」というのがまったく自分のスタイルに合わないので、そうして「閉じ込められる」ことでちゃんと仕事をしようという目論見です。それくらい、それまでの様々なプロジェクトへの関与の反省も踏まえて、ちゃんと関わろう、と思っています。

その理由を、書いてみました。

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つまるところ「キャリア」は、「このミチをえらんですすむ意味」だろう

配属、という「箱」の話で、ざわざわする時期である。

世の中全体もそうだろうし、ましてや弊社的にもそうだろう。先に言っておくが、それは「神の見えざる手」により決められるもので、もはや運命的なものでしかないと思った方がいい。とはいえ、ひろく一般的には、みんな「希望」を持つし、「希望」を聞く。

ちょっと時季が時季なもんで、いろんな思索があったので、ちょっと書いておくことにしようと思う。

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正直、「目標」とか「なにがしたい」とか、疲れた

年末に書くつもりが、年が明けてしまい、書き初めで抱負を書いている人が多い中でこんなのを書くのはなんとも空気が読めていませんが、1月4日を迎えると、こんなことも言っていられないので、毒を吐き出すだけ吐き出しておいて、空っぽにして仕事始めを迎えられるようにしたいと思います。書いていて案の定、よく分からなくなってきていますが、ちょっとでも共感があれば嬉しいです。

どんな話かっていうと、こう、「目標を立ててそれを追いかける」とか、「お前はどうしたい、なにがしたい」ってのが、疲れたなぁ、って話です。 続きを読む

デジタルデトックスのすすめ

ご存知の通りのインターネット中毒、つながってたい症候群、そんなめんどくさい性格であることは自覚済みです。ふとスマホを手にとっては、気になるけどどうでもいいことをググり、または意味もなくInstagram・Facebook・Twitterのタイムラインを見てしまう、というのがクセになっています。

これではいけない。

そう思って今年の10月に「デジタルデトックス」、すなわち、まったく通信デバイスを持たずに出かけるという休日の過ごし方をしました。案外ハマってしい、12月にも実施しました。その時のことを書きたいと思います。 続きを読む

「ちょっと生きづらい」を生きるから – 社会課題への興味の根本を思い返す

元NHKアナウンサーの堀潤さんが、「NHKでは障害者という単語に害という言葉を使うのには明確な理由がある、それは『害』はその人を取り巻く社会の側にあるから」という、本当か、と思うような記事を書かれていました。ことばによるラベリングというのは、違いを明らかにするという点で便利なのですが、違いという単なる事実を超えた、ちょっとめんどくさい感情や思考を生むと思います。

世の中、どうせみんな「ちょっと生きづらい」人々なんだ。そう思えれば、もっとフラットになるのに。

そんなことを、ここのところ考えています。

※ですが書いていて、なんだかよく分からなくなってきたので、その点はご承知置き下さい。 続きを読む

もう何を言いたいのか分からなくなってきたけど、とりあえず「知のキュレーター」の要件についてぐるぐるしてみた

リクエストにお答えして文筆をします。テーマは「異なる専門性を理解するということ」と「教育について」という二つをミックス。前者はSpecificすぎるし、後者はざっくりしすぎだし、しかしどちらも最近思うところに近しいので、書いていこうと思います。長いので、以降全部、続きにしました。

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信念。それが故の挫折。

一つ仕事に区切りがついたので、振り返りとアンカリングのために、ぐだぐだと書きました。仕事の区切りがついた金曜日の後、オフサイトでの振り返り研修が2日続いて、きちんと振り返ることって必要だよなと思って、それに触発されたので書いたところ、軽く5000字を越えてしまいましたが、ご興味がありましたらご査収ください。

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