「ちょっと生きづらい」を生きるから – 社会課題への興味の根本を思い返す

元NHKアナウンサーの堀潤さんが、「NHKでは障害者という単語に害という言葉を使うのには明確な理由がある、それは『害』はその人を取り巻く社会の側にあるから」という、本当か、と思うような記事を書かれていました。ことばによるラベリングというのは、違いを明らかにするという点で便利なのですが、違いという単なる事実を超えた、ちょっとめんどくさい感情や思考を生むと思います。

世の中、どうせみんな「ちょっと生きづらい」人々なんだ。そう思えれば、もっとフラットになるのに。

そんなことを、ここのところ考えています。

※ですが書いていて、なんだかよく分からなくなってきたので、その点はご承知置き下さい。 続きを読む

もう何を言いたいのか分からなくなってきたけど、とりあえず「知のキュレーター」の要件についてぐるぐるしてみた

リクエストにお答えして文筆をします。テーマは「異なる専門性を理解するということ」と「教育について」という二つをミックス。前者はSpecificすぎるし、後者はざっくりしすぎだし、しかしどちらも最近思うところに近しいので、書いていこうと思います。長いので、以降全部、続きにしました。

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信念。それが故の挫折。

一つ仕事に区切りがついたので、振り返りとアンカリングのために、ぐだぐだと書きました。仕事の区切りがついた金曜日の後、オフサイトでの振り返り研修が2日続いて、きちんと振り返ることって必要だよなと思って、それに触発されたので書いたところ、軽く5000字を越えてしまいましたが、ご興味がありましたらご査収ください。

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2015年の「わたしのしごと」

年末ですね。だいたいこの時期になると、Facebookでは年末のご挨拶と共に振り返りをする人が多く見られます。私もだいたい年末ポストを作成しようとしては、それが遅くなってしまうことで結局年明けに更新することが多かったのですが、今年位はこのタイミングで「書き切ろう」と思います。

良い振り返りというのは本来、以下のようなプロセスをたどると思います。

  • 目標を立てた上で行動をし、その目標と実際の行動の差分を事実として捉え、その差分が生まれた要因を特定して、次の目標達成のために必要な教訓を一般化する
  • 起こった事実・事象を、「うまくいった」「うまくいかなかった」に分類し、それらがうまくいった/いかなかった要因を特定して、明日以降へのアクションプランを立てる

しかし大変残念なことに、私はこの手の振り返りがてんで得意ではなく、つまり、そもそも目標を立てて走り出すタイプでもなければ、アクションプランをつくるということに抵抗すら覚えるタチなので、イケてるビジネスマンの類にはなれません。

ようやく最近になって再認識したのは、自分の行動の根源が「ちやほやされたいだけ」ということなので、結局は自尊心を保つためにも「自分がなにをやったか」という成果にたいしてニンマリしているのが気持ちいいんですね。なので今回は、そういう振り返りにしたいと思います。

そう、「これ、俺やったったわ〜」という、2015年の成果を集めました。

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備忘録的に考える「ジブンごと化する」こと、とは。

最近はなかなか考えることが多い。人事の中でも、企てる系の仕事が多くなってきて、何のために行うのか、効果はどのように現れたのか、ということを考える。そうすると、概念的な「コンセプト」とか、「スタンス」とかを、どうやって身につけてもらうかを考えねばならない。それでいうと「仕事をジブンごと化する」というスタンスをどのように体現してもらうかは、本当に難しいトライだった。ちょっとその辺に関して、今思っていることを吐き出すだけ出し切ろうと思う。 続きを読む

わたしのしごと

だいたい筆を採るタイミングが、なにかこう、思い悩んだけど自分を鼓舞したいときや、あるいはこう、自問自答をした結果を誰かに聞いてほしいと思う時になってきた気がする。大学生の頃に比べて、対外的な発信量は減ったし、記事をあえてFacebookでシェアするのもどうかなと思うようになったので、反応が全くなくすごく切なくなるが、それでも残したい想いは、残さなきゃいけない。といっているそばからこれを書き上げて、Facebookにはシェアをするのはやめようと思うけどTwitterにUpしている自分がいて、なんとまぁちっさいやつだなぁと思う。あと、最近仕事で使うLet’s Noteのキーピッチに慣れてしまったせいか、今MBPでこれを書いていて、とても打ちにくい。どうしたものか。

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2015年の夏休みにおもったこと

60分一本勝負で、思うところを書いてみようと思う。しばらく離れてしまっていたアカデミーキャンプや福島ドラゴンボートアカデミーに対する、なんともいえない申し訳なさがあってか、夏実施のキャンプについて「大人手が足りない」というアラートを受けてから、8月17日週にほとんどの振休と夏休を突っ込んでまるまる1週間休みにした。それで、前半はアカデミーキャンプ、中盤は越後妻有トリエンナーレ、後半は実家&ボートという算段にした。結果、体を酷使したが気持ちはリフレッシュできたと思う。ただ、あらためて、考えることは増えた気がしている。

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データストラテジスト見習いを1年半やって思い立った「5つの必要なこと」

みなさまこんばんは、大半の皆さんはあけましておめでとうございます。

2014年も嵐のごとく過ぎ去り、2015年になってしまいました。2014年の26歳の誕生日に掲げた基本コンセプト「かわいく生きる」はそのままに、2015年はより「ていねいに生きる」を志向して過ごしたいと思います。

2014年も相変わらずいろいろなことがありました。雪合戦に行ったり、キャンプ企画に行ったり、ボート漕いだり、携帯電話失くしたり、何度か閉じ込められたり、初めて北海道行ったり、久々に石巻行ったり、しょっちゅう郡山行ったり、突発で新潟行ったり。ですが、生活の中心はやはり仕事にあったと思います。新年早々動画作成から始まり動画作成に終わったと言っても過言ではないかもしれません。SNS出現率は輪をかけて減り、一時は死亡説さえ出ましたが、遠藤は生きています。

そう、あくまで私は「データストラテジスト見習い」をしていたのです。このブログの熱心な読者ならば私の素性はお分かりでしょうが、2013年4月に新卒入社した会社にて、その年の6月から「ビッグデータ」みたいなものを扱う集計担当をしています。その配属から1年半が経ちました。毎日がエクセル先生と接する日々、それより相性のいいパワポたんともお仕事を一緒にします。食料品・日用品分野において「それ買われてんの?」というデータを取り扱い、そうしたメーカーさまや代理店さまのご要望に沿うデータをお出しするという仕事です。ちなみに語弊があるとアレですが、見習いとはいえ「プロ」であることには変わりませんし、その自覚がないわけではありません。そこだけ、ご留意を。

世の中的には「データサイエンティスト」という職業が「セクシーだ」とされ、はて私はセクシーになれるのだろうか、いやむしろかわいくなりたいんだが、と思いつつ仕事に励んでくる中で、マーケティングの「マ」の字も知らず、統計や集計よりも資料や動画作成に勤しんでいたような私が、徐々にですが、なんとなく、データを取り扱うということについて思う所が出てきたわけです。今日は、そのうちのいくつかを、完全なる受け売りにてお伝えしたいと思います。

先に謝っておきます。無知、身の程知らずを、お許しください。

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【ダラダラ書いた】社会人になって感じた5つの「想定外」について

またちょっと、ダラダラと文章を書いてみる気が起きてきた。それだけでも進歩かもしれない、と思う。

社会人になって1年が過ぎた。正確にいえば、会社員になって1年が過ぎた。思った以上にあっという間だった。というか、気づいたらもう1年経っていて、実感というものはまるで皆無だった。こんなもんなんだろうか、こんなもんなんだろうな。

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