[明日やるよ] 教職員の方・教職員予備軍の方へ [mixi向け]

お誘いです。このブログはmixiに連携投稿していますので、おもにそこで見てくださるだろう不動岡高校出身の皆さんを中心として教職員・プレ教職員の皆さんに向けています。もちろん、そうでなくともTwitter上などで関わりのある方もない方も、ぜひご覧下さい。

まずは結論から。

現在、教職員の方、あるいは4月から教職員になる方、2月26日(土)の14時から、大宮のソニックシティに来てください。教職員のみなさんによる、教職員のための「熟議」を開催します。

http://real-jukugi.org/t-saitama

教職員熟議Saitama2011「未来の学校 〜学校をチームにしよう〜」 vol.1「学校はどんなチームになればよいだろうか」

日時  2011年2月26日(土) 14:00~17:00(開場13:30)
場所  国立大学法人埼玉大学大宮ソニックシティカレッジ

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アイスブレイクアイディア集:1

※寝るので一時ここまで書いておきます。追記時にはまた更新します。

まずは先に今回の参考URL。

  1. レクリエーションゲーム事典
  2. アイスブレイクのネタ帳【アイスブレイク.info】
  3. FAJ:特定非営利活動法人 日本ファシリテーション協会 – ツール

ほんで、以下のネーミングはてきとーです。主に雪合戦用に考えております。

「イエス・ノー・5(他己紹介)」

おもに2人用ワークの構想。「はい」か「いいえ」しか答えられない質問で相手を知る。

  1. まずは、隣同士で名前とあだ名と所属だけを共有して、互いに握手
  2. まずはお互いに5問のYes / No疑問文を考える
  3. 先行後攻に分けてお互いにYes / Noを答えていくもよし、1問ずつ答えていくもよし
  4. お互いのパートナーについて、その5つのYes / No疑問文に基づいて、みんなに紹介する

ポイント:どれだけ、相手の琴線に触れずに面白い質問が出来るかが勝負。

「私は誰でしょう」

本家(サイト3)では「この人だあれ?」というゲームの改変。
自分のユニークな点を付箋に書いてもらい、それを集めて誰かを当てる。

  1. 全員に付箋を配り、まず名前を書いてもらう
  2. 他の人に見られないように3つのヒントを書く
    • ヒントを書くとき、バスなどよいやすい所ではキーワードにとどめる
    • 本当は文章にして、おもしろいエピソードを書いてもらいたい
    • ヒントは1〜3で書き、数字が大きくなるに連れて分かりやすくなる
  3. その付箋を集めてシャッフルし、名前を伏せながら1枚ずつ読む
    • ヒントは一つずつ言う
    • ヒントを一つ言ったところで、参加者には誰かを予想してもらう
    • 途中で正解すればオッケー
    • 最後まで分からなかったら、その人に大声で「ハーイ!」と手を挙げてもらう

ポイント:分かりづらいようで分かりやすいヒントを挙げてもらいながら、自分を表すキーワードを述べてもらう。

「ミスターCIS(チームFBI)は一つだけ嘘をつく」

自己紹介ワーク3つ目。もういいだろ、と思うけれど案外使えるのではないかと思う。
バス内であれば4人横一列で使えるし、グループ構成にしてチーム対抗戦にも出来る。前者バージョンで記述。

  1. 各自、4つの自分にまつわる話を考える
  2. ただしその一つにはウソを交える
  3. 順番に、4つの自分にまつわる話を言っていき、どれが嘘をついているかを当てる

応用する場合

  • グループ対抗の場合:出題と解答の単位はグループ
    • グループのメンバーが一人一つの自分にまつわる話を考えるが、ひとりだけ嘘を言う。その1人を当てる。
    • グループのメンバーが一人一つの話をするが、何人嘘を言っても構わない。嘘を言った人の人数を当てる。
  • 個人戦の場合
    • 1人が4つの話をして、ウソを見抜くが、ウソを見抜く場合、他の3人はバラバラに答えても良い
    • だが、もっと面白いのは、他の3人で話し合って結論を出しても良い

ポイント:いかにウソをホントっぽくいえるかだけでなく、いかにホントをウソっぽく言えるか。後者の内容の方が、自己紹介としては印象深く他者に響くはず。

「人間ビンゴ」

個人でやってもいいが、何も商品が出せないので、グループ単位でやった方が良い。ちなみに本家はサイト3。

  1. まずはチームを編成し、人数にもよるが4×4〜6×6マスをつくり、マスのなかにマスの分だけの数字を1からランダムに書いていく
  2. 何人が手を挙げるかを予測しながら参加者全員に対して「〜〜〜な人!」という質問を考える
  3. チーム毎に順番にその質問を投げかけ、手が挙がった人数の数字のマスを消していく(全チームが数字を消していける)
  4. ビンゴになったチームが出るまで続ける

ポイント:マスを多くしすぎると大変。30人が手を上げる質問など考えにくい。半分よりちょっと多いくらいがちょうどよい。

「みんなでカウント」

参加者全員の結束を試すゲーム。きっとなかなか終わらない。

  1. まずは、「番号ー!」と言って並んでいる順番で1から順番にカウントさせる
  2. 次に、その順番をランダムにして、1発で全部カウントできるまでやる
  3. 誰かが被ったら最初から

応用:途中で無理が出るので、参加者を二つに分けて時間対抗で最大いくつまで言えるか、などにする
ポイント:リーダーの采配で、リズムをつけたり、目配せしたりしながら意思疎通を図ってもらう

「列対抗・スケッチ&ワードリレー」

スケッチブックを使った伝言ゲーム。本当はジェスチャーにしたいけど、バスないだから無理なので改変。

  1. バスの列ごとの対抗戦で行う
  2. 先頭の人にお題を見せる。お題は絵のパターンと言葉のパターンを用意する
  3. 先頭の人は、スタートの合図とともに書き出す。お題が絵なら絵を説明する言葉、お題が言葉なら言葉を絵で表す
  4. 後ろの人はそれを受け取り、言葉が回ってきたら絵、絵が回ってきたら言葉を書く
    • 次の人にバレないように、必ずめくって書く
    • 後ろの人は、前の人が書いたものを見てはいけない
  5. 最後まで伝わったら、一列ずつ答えを確認していく

ポイント:とにかく、すぐ前の人が書いたものしか見ない約束を完璧に守ってもらう。あとは、お題を文にすると混乱する。

「みんなで短歌」

「声なき雄叫び、声なき嗚咽」

「言ったらだめよ」

「クイズ・心を一つに」

お恥ずかしながらショートコードを書いた

wordpressユーザーの私が、ショートコードを書いてみた。いろんなところの手を借りて書いたので出典を明記したいのだけど、まずは掲載しちゃうことにする。wp.vicunaで使用することを想定した、私好みの最新記事表示用ショートコード。http://real-jukugi.org/ で利用するのが目的。案外、PHPプログラミングをここまで本格的にやったのはこれが初めてである。でも、もっときれいにならないかな…

function rj_postlist1($atts, $content = null){
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		"num" => '5', "cat" => '', "exc" => '', "body" => '0', "auth" => '0', "inline" => "h3"
	), $atts));
	global $post;
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	</style>';
	$gtpst = get_posts('numberposts='.$num.'&category='.$cat.'&exclude='.$exc.'&orderby=modified');
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		global $more;
		$more = 0;
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		$content = get_the_content(__('Continue reading', 'vicuna'),false);
		$content = apply_filters('the_content', $content);
		$content = str_replace(']]>', ']]&gt;', $content);
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	}
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	$out .= '</div>';
	$post = $tmp_post;
	return $out;
}

add_shortcode("list1", "rj_postlist1");

2つの会合から学んだことをまとめてみる

2月2日にはいろんなことがありまして、たとえばその前の日までだったレポートの提出期限を逃してしまい、先生に平謝りしたり、修士論文発表を二日連続で見て怖いなぁなんて思ったりしていました。その日はかなり忙しく、実は抱えている二つのプロジェクトに関するMTGがあったため、新宿に・大宮に、移動していった感じでした。どんなプロジェクトだったか、リリースはもう少し待ってくださいね。で、その二つの会合でいろんなことを学んだので書いておきます。 続きを読む

卒業論文:普遍的なコミュニケーション能力と学校外国語教育 ~茨城県・英語インタラクティブフォーラムの調査・分析~

ここは卒論を避難させておくポストです。

2011-1-19提出の卒業論文は、それが最終バージョンにはなりませんので、卒論関係のファイルは,ここに随時アップロードされます。なお,今後の執筆予定としては,以下の通りです。(というか,宣言しておくので,誰か監視をお願いします)

今後の研究予定

  • 2月1日:方法論探究最終課題提出(ver.2.0予定)
    • ↑これできずに終わりますごめんなしあああ
  • 3月上旬:研究協力者向け研究報告書完成
  • そのうち:製本

提出バージョン

Ver.β1.2 : enshino_GThesisβ1.3 (1.2→1.3:データ分析最終課題を受けて、記述統計量と分散分析表を更新し、考察も一部追加)

Ver.β1.2 : enshino_GThesisβ1.2 (1.1→1.2:ヘッダのタイトルが間違っていたので訂正)

Ver.β1.1 : enshino_GThesisβ1.1

Ver.β1.0 : enshino_GThesisβ1.0

Ver.0.8 : enshino_GThesis.0.8

Ver.0.7 : enshino_GThesis.0.7

卒論概要(要旨ではない)

本研究は,茨城県教育委員会他が主催する,英語インタラクティブフォーラムの中学校の部における取り組みを事例として扱い,その特徴について検討を行うことを通じて,「コミュニケーション能力の育成」を志向する学校外国語教育のあり方を検討するものである。
英語インタラクティブフォーラムは,茨城県の中高生を対象とした取り組みである。中学生の部においては,「学年別の3〜4人のグループで,与えられた課題に基づいて……英語による自由な話合いを行う」形式のフォーラムが行われている。
I.E.F.の実施目的には「英語を使って双方向性を重視したコミュニケーション能力を高め[る]」とある。また,フォーラムの評価項目には 「表現力,通じやすさ,自然さ,正確さ」「豊かで適切な内容」「協調性のある親しみやすい態度」が挙げられている。以上の点から,英語の知識と共に,コ ミュニケーション能力やコミュニケーションに対する態度が注目されていることが分かる。(以上,引用は 茨城県教育庁, 2010a)
筆者は,I.E.F.を,筆者が主張する「普遍的コミュニケーション能力」を育成するための外国語教育の事例ととらえている。本研究では、その 「普遍的コミュニケーション能力」の構成要素とI.E.F.との関係性について検討し、その上でI.E.F.がコミュニケーション能力の育成においてどの ような効果を生むかについて調査する。

SFC-LTに出たよ、という話

ご無沙汰しております。enshinoです。1日1日記という新年の目標は、1ヶ月そうそうにして崩れかかりましたが、それは卒論を仕上げることに躍起になっていたからなので、言い訳がましいですが、それは致し方ないことだとして処理してください。

それはそうと、ながらくenshinoProjectを標榜してきた我がサイトも、名前を衣替えしましたが、そのことは後日。

今日は、卒論締切前に参加したSFC-LTについて。LTとは、Lightning Talk、雷のごとく、いろんな人が入れ替わり立ち替わり、電光石火の早さで自分の「いま」を話していく企画で、海外の学会では多く行われているそうです。それをSFCでやるっつんんだから、出ないわけは無いでしょ。

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志をたてよう。そして一歩前進する話

もう5年前だが,この時期に松下政経塾主催の立志論文コンテスト決戦大会に出場した。それから4年後の去年の決戦大会に呼んでいただき,それ以降OB会の幹事役を引き受けている。といっても,そこまで幹事らしい幹事ではないし,OB会組織もそこまで立派なものではないけれども。

さて,今年は今年の出場者のみなさんをOB会MLに迎え入れるために,また松下政経塾を訪れ,決戦大会を傍聴してきた。

いやぁ,年々,皆言うことがしっかりしてきたなぁ,と思うわけだ。今年の最優秀賞の高校生は新聞記者が夢だそうで。他にも,高齢者の英知を集めた図書館をつくりたい,スマートシティの可能性を経済学を通じて追求したい,デジタルネイティブ育成を通じて貧困をなくしたい,川のコンサルタントになってエコな環境をつくりたい,国際的な機関に所属してフィールドに出て行きたい,そういった志を,みなしっかり訴えていた。

いやぁ,5年前の僕は政治家だっていっていたのに,今は,ねぇ。どうなんだか,と思う。でも,一つ思ったことがある。それは,何になるかではなく,何をするか,何を成し遂げるか,なのじゃないかと。それこそが志なのではないか,と。何になりたいか,どの職業に就きたいか,という「キャリア」はあくまでも手段に過ぎない訳である。その点で,自分が教育に対して大きな興味を抱いていることは当時高校2年生だった自分と変化していない。ただ,その手段が変わっただけである。一本筋を通した志はもちろん必要だと思う。でも一方で,何がしたいかってのは変わっていくとも思う。その矛盾を解きほぐす答えが,何となく思いついた。それが,なにになりたいかは手段でしかない,という解釈である。

そんなことより,松下政経塾談義を一つ。

僕の好きな言葉は何だろう。そう思うことがある。小学生の頃,「人生葉脈」と言っていた。どんな生き方だってあるじゃん,ということだった。しかし,歳を重ねるうちに,なんだか気恥ずかしくなってきたのだ。

昨年夏に松下政経塾を訪れて,あることを思い出した。それは5年前の,私が出場した論文コンテストの本番前。松下政経塾の講堂のトイレに入った。その時,男性用小便器のところに「一歩前進」と書いてあった。当然意味は,一歩前に出て,液体がはねないようにしろ,ということだが,緊張に喘いでいた自分にとって,勇気が出る一言だった。

それ以降,SFCに入学して以降はほぼ毎年松下政経塾を訪れているが,その「一歩前進」を見るたびに,なにか初心に返るのである。なにせトイレだ。もっとも心が安心する瞬間に見る「一歩前進」は,心にしみいってくる。

はぁ。卒業論文もヤバい感じになってきている。だけれども,一歩前進しないといけないよなぁ。頑張ろう。

物欲の固まり

昨日は日記の執筆をサボってしまった。そして今日ようやく、卒論が第2章まで進んだ。明日の朝までの目標としては、3章が仕上がることである。いずれにしろ明日はすべてデータ分析にしてしまう。
ところで、欲しいものが多いと困る。お金がないのに欲しいものだけはたくさんあって、それらを買いたいなぁという妄想を膨らませ始めると、とたんにアマゾンを開いてしまって止まらなくなる。
いま欲しいものは以下。

  • デジカメ(サイバーショットの10倍ズームのやつか、いっそ一眼レフ)
  • Mac用のビデオキャプチャ(熟議の中継用に買っておきたい)
  • スキーウェア(スキー行くし、雪合戦行くし)
  • 「リュックの中身」(最近手に入れたお気に入りのリュックに仕切りがないので)
  • MacBookAir(あれがあったらライフスタイルが変わるだろうと思う)
  • SonyのReader(電子書籍憧れる)

そんなさなか、2010年の3月に、地面に落ちてお釈迦になったはずが、Apple
Storeで修理見積もりを出して修理不可能と診断されて帰ってきた途端に復活していたMacBookのWiFi機能が壊れてしまい、弟妹からクレームが来た。たぶん、内蔵のAirMacが壊れたんだと思う。そこで、こんなのを買ってしのいだ。
http://amzn.to/fb4255
LogitechのUSB型WiFiアダプタなのだが、これにした瞬間にネットに繋がらないトラブルが直った。こんなに早く直るなんて思わなかった。なにしろ父親の頭の中には、あたらしいパソコンを買う決断まであった様なのである。
だったら、俺があたらしいMacBookAir買うわな。

布団で寝る

今日は大したことがあった日ではなかったが、睡眠が長かった。そのせいで、何も手についていなかった。だから大したことがなかった。それは、自分の卒業を危うくすることはよく分かっているのだけれど、どうも。。。ね。

なんで睡眠が長かったかと言えば、久々に布団で寝たからだ。最近は、ソファで寝る生活ばかりで、布団で寝ていない。しかし、布団で寝ても長く寝すぎる癖は、ソファでも別に改善される訳ではない。

ようは、いつでも眠たいのが私の性格ってわけだ。寝ても寝たりない。今でも眠いけれど、寝たら負けだ。

弟の受験日に湯島天神に行った話、それから受験問題の感動

今日は、私の弟が某県の私立高校の入試を受験した。

そんなさなか、私は湯島天神にようやく初詣。

タイミングが至極悪い。

おみくじをひいた。中吉であった。覚えているのは、出産「安し」。その短さが故。

関わりのある中学生に、合格鉛筆を買い、そして自分が代理で引いたおみくじを8つ持ち帰った(当然お金は納めました)。そのうち鉛筆一本とおみくじ一つは、帰宅してまだ起きている弟に渡した。弟のおみくじが小吉だった。どうしよう。。。

うれしいことがあった。

弟に、今日の問題ので気を聞いていた時のことである。英語は40問で構成されており、そのうち32問はできたという弟。少しして、「今日の英語の問題、感動したんだよ。かっこ良かったんだぜ」と言った。確かに、いい文章だった。感動できる文章だった。

ネタバレかもしれないが、ざっくりいうと、指の動かないピアニストが、生涯最後と心に決めたピアノコンサートを控えていたとき、ある子どもがピアノを弾いていた。彼の演奏に魅了され、本番前に一緒に連弾していたところ、少年はピアニストの指が動かないことに気付く。ピアニストは事情を説明するが、少年は「大丈夫。僕があなたの指になるよ」と一言。そしてピアニストと少年(彼はピアニストのコンサートを聴きにきていた)は一緒にステージにのぼる。すると、演奏するうちに、動かなかったはずのピアニストの指が動くようになった。演奏が終わって「私はこのコンサートを最後にピアノを演奏するのを辞めようと思っていた。けれど、この少年の不思議な力で、指が動くようになった。これからも【ピアノを演奏し続ける」と。

受験は、集中力と戦いである。いくら私立併願校とはいえ、緊張位するだろう。それでも僕は、関わりを持つ中学生には「問題を読みながら、その問題のこっけいさや面白さを感じたり、感動したりする余裕が必要だ」と述べてきた。弟は、事実、問題文の内容に感動したことをそれを僕に伝えられるだけ、余裕を持って問題文に接することができた訳である。そのことが、妙にうれしかった。

「大丈夫。僕があなたの指になるよ」は、設問中の選択肢であった。彼の感動ポイントはそこだったらしい。この選択肢こそ、この問題文の肝であるし、それが答えられるほどに、弟は英語を読解するだけの力があったことが、兄としてうれしい驚きだった。

さ、俺も頑張るか。