拝啓、選挙に関係する皆様。 #One_voice #学生100人ブログ

私は、インターネットを使用した選挙活動に賛成します。
んなわけで、「One Voice Campaignについて思うことを学生100人で書く」という活動に賛同してこれを書いております。
私は、このプロジェクトに賛同しています。

しかし、思うところもいくつかあります。

どうすればインターネットを使った選挙活動を推進できるか。
それを考えた結果、乗り越えるべき問題は、以下の三つにあると思いました。

公職選挙法の問題
政治家がインターネットを活用しきれていない
インターネットが真に民主的じゃない

これを、それぞれのアクターに向けた手紙として書いてみました。
ちょっと、読んでみてください。

それから、「One Voice Campaignについて思うことを学生100人で書く」というオンラインイベントへの参加を希望する方はぜひ、私までご連絡ください。また、OneVoiceについての詳細は以下を見てください。

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学費のクラウドファンディング「 #studygift 」について思ったこと

話題になった、学費のクラウドファンディングについてのつぶやきがFacebookに反映されなかったので、いっそブログにまとめてはっつける。
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studygift の件だけど、「坂口さん本人について」と「プラットフォームのあり方について」と「学費と大学選択について」と「学費と奨学金制度について」と、論点は分けて考えた方がいい気がしている。もちろん後者三つは相互関連性が高いのは当然だが。

「坂口さん本人について」は、正直よく知らん。でもこれってCampfireとかJustgivingみたいなものだという観点からすれば、坂口さん本人を応援したい人は応援すればいいと思うし、少なくともググタスで一番になっている時点で素直にすげぇとは思っている。

「プラットフォームのあり方について」1:僕は大いにアリだと思う。応援したい人が応援を受けたい人を応援する、ってだけの話で、税金みたいにみんなのお金が出るわけじゃない。しかも、応援したい人が増えれば増えるほどパイは広がるから競争という訳じゃないと思う。

「プラットフォームのあり方について」2:でも応援を得るためには努力が必要。多くの人が、悪く言えば恣意性をもって、顔が見える形で資金を投資するのだから、目標設定やビジョン、経過報告は必要になる。でも、それが学生自身の学びのブラッシュアップになると思う。

「プラットフォームのあり方について」3:でも、本人の努力を要すると言う点では新自由主義的な考え方とも言えるから注意はしたいところ。本当に手を差し伸べるべき人には奨学金を。クラウドファンディングで応援を得られる人にはクラウドファンディングを。

「学費と大学選択について」:当然国公立が安いわけだけど、だからといって求める学びが国公立にあるとは限らない。学費が高いからって私学が選ばれないとすれば残念だし、それ以前に親に負担をかけて大学に行くことが当然になりながらも後ろめたさを感じる学費の高さは怖い。

「学費と奨学金制度について」:だから奨学金制度があるわけで、学生がお金を心配せず学業に打ち込むことが目的なのも分かる。でも昨今、ABCDの学業成績や研究実績だけで大学生の学びを測るのは少し時代遅れだから、別の観点で評価して資金調達できる仕組みはあってもいい。

で、「だれかがすることへの賛成/反対」を言うだけでは全く無意味なので自分にできることを考えると、プラットフォームに賛成しているから応援資金を出したいところだけど、他人に出すお金があったら自分に回したいから、働いて学生支援機構奨学金を返すまで待ってください。
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特に最後の、他人事について賛否を論ずるより自分ごととしてできることを考えろっていう主張は、最近よく考えることなのだ。

学生ガイドというお仕事

はじめにご理解いただきたいこと

まず、この記事を書くこと自体、相当なリスクがあることを私は認識していると宣言しておきます。その上で、この記事は、遠藤忍という一個人の見解であり、慶應義塾が組織としてもつ見解とは全く関係がないことをお伝えしておきます。くどいかもしれませんが、ここに書いてあることは全て遠藤忍の認識ですので、慶應義塾が公式に考えている見解であると勘違いをされても、当方はおろか慶應義塾でさえも一切の責任は負いません。

と、ここまでの注意書きを書かねばならぬほど、学生ガイドという職責をやらせていただくことには責任が伴うというのが事実です。大学の進路選択は、人生の選択において大きなウエイトを占めるものの一つですから、その情報を与える機会に携わる者は、本当にシビアなリスクヘッジが求められます。

それでもなお、私がSFCの「学生ガイド」を皆さんにお勧めするのは、自分自身が学生ガイドという職責に対して、かなりの誇りと自信をもっているからです。それはつまり、慶應SFCというキャンパスに対して、その建物もカリキュラムもそこにいる人も、すべてひっくるめて、誇りと自信と愛を持っていることと同じことです。自分が誇りを持って生活をしているこの場所の魅力を、その場所を代表して伝える、ということの達成感と快感は非常に大きな自信を与えてくれます。

学生ガイドって何をするか

一言でいえば「オープンキャンパスのスタッフ」です。

オープンキャンパスは、主に高校生に対して、このキャンパスはどういった場所なのか、ということをお示しする機会です。当然、やってくる高校生や受験生は、このキャンパスの学部を受験候補に入れている人々ですから、大学での学びや大学生活に関する情報だけでなく、入試にまつわる情報も提供しています。

入試にまつわる情報は、学生には絶対に触れられない領域です。個人的体験でさえ、話していいライン/悪いラインがあるくらいなのです。では学生はどこの領域で活躍するかというと、大学生という立場から、大学の学びや生活に関する情報を提供する部分です。そのためにSFCの学生ガイドに与えられているツールが4つあります。

  • キャンパスツアー
  • コミュニケーションコーナー
  • θ館ホールでの学生企画
  • 学生ガイド作成パンフレット

巷のよくありがちなオープンキャンパスの学生スタッフは、事務方がお膳立てしたオープンキャンパスのプランにそって、単なるスタッフとして働くというパターンが多いと思います。しかしSFCでは伝統的に、事務の担当部署の皆さんにオブザーブしてもらいながら、上記4つのツールを自分たちで企画・プランニングしていきます。そして当日は、組まれたシフトに則り、また公式スタッフとしての規範に則りつつも、自主的な動きが期待されます。

愛して止まないキャンパスツアー

そんな中、私は長らく「キャンパスツアー」に対して心血を注いできました。自慢になってしまいますが、現在では新規学生ガイドへの「模擬ツアー」の実施を任せていただくなど、同じ学生ガイドからも、また事務方からも、教員からも、遠藤のツアーがSFCで一番だ、と認識されています。それほど思い入れが深く、また自信も強く、それでいて責任も重く感じています。

キャンパスツアーは、単に建物を回るだけではいけないと思っています。いかに熱心に、取り組むか。いかにキャンパスの情報を建物の紹介に織り込むか。いかにキャンパスを楽しい場所だと思ってもらえるか。そして、もっとも重要なこととして、いかに来てくてた受験生がキャンパスで学ぶ姿を自分で(あるいは親御さんが)イメージできるか。そのためにも、面白く、印象に残りやすく、魅力あふれるキャンパスツアーをつくりあげることに自信をもっています。

ここまで熱を注ぐのは、それが楽しいからという理由が一番です。しかし、そのきっかけは、自分にとっての高校時代最初で最後だったオープンキャンパスであるSFCのオープンキャンパスでのキャンパスツアーにありました。

「ここに入学して、このキャンパスツアーがやりたい」

実はSFCの現地に赴いて感じたことは、ここで学びたい、ということ以上に、キャンパスツアーをしたい、ということでした。建物に感動したとか、カリキュラムに感動したとか、人に感動したとかではなく、キャンパスツアーがやりたかった。そうした想いが確かに6年前に生じていました、というかむしろ自分がツアーをしているイメージがわいていました。そして念願の入学、学生ガイドへの応募、オープンキャンパス当日になり、そこから私のジャングルクルーズ的キャンパスツアーが始まったわけです。

学生ガイドをやってよかった10のこと

それで本題なのですが、このポストをしているのは学生ガイドを現在募集しているわけで、その締め切りがなんと明日というわけで、書いております。そうするからには、お勧めできるポイントを挙げてみようと思っております。

  1. キャンパスのことがとても好きになる
    これは当然のことですね。キャンパスが好きでなければできる仕事ではありませんし、そうでなくてもやっているうちに好きになります。でも、好きになるということは、魅力だけでなく、デメリット部分も知っておく、ということです。他大学や他学部とSFCとを比較する視座がついて、何がよくて何がダメなのかに客観的になれます。だからこそ、好きになれるのです。
  2. SFCの制度や仕組みがよく理解できるようになる
    SFCの履修をはじめとする制度、サークルの存在などがよく分かります。ほぼ全ての選択を自分でしていくSFCでは、制度をちゃんと理解して自分の選択に責任を持たなければいけませんが、時おりそれができなくなるときがあります。それで大変なことになっている学生をたくさん見るたびに、SFCの制度をよく理解しておくことの大切さを痛感します。SFCで損をせずに生きていくうえでは、必要な知識を得られるでしょう。
  3. キャンパスのうんちくをたくさん知るようになる
    20年前にできたSFCには、たくさんの想いがつまっています。また、20年分の想いやできごとも詰まっています。それらをうんちくとして知っておくと、SFCに対する想いが広がるでしょう。自分がどんな想いがつまったキャンパスで過ごしているか、ということを知ることができます。なにより、うんちくをしっていると知識をひけらかすことができて優越感に浸れます。
  4. 自主的に動くやりがいを得られる
    学事のみなさんとの相談をしながら、学生が自主的に企画を組んでいくのがSFCのオープンキャンパスの特徴です。話に聞く限り、そうした工夫は他の慶應のキャンパスでは見られないそうです。キャンパスツアーに関する工夫は私が責任を持って嗜好を凝らしています。そんなことができるのは、学生スタッフが自主的に動くことができるからで、その分のやりがいを大きく感じます。
  5. 臨機応変な対応ができるようになる
    イベントには突発的に対応せねばならないことがたくさんあります。たとえば熱中症をはじめとする急病人対応や、残念ながら発生してしまう不審者対応。そうでなくても、来場者に突然質問を受けることもあります。そうした突発的なことへの対応は、臨機応変さを身につけるのに格好のチャンスです。また、学生ガイドにはBLS講習が必修となっているため、ちゃんとした知識をつけることができます。
  6. プレゼンテーション能力があがる
    学生ガイドはかならずそのシフトにキャンパスツアーを入れられます。つまり、キャンパスツアーの30分弱、喋り続けることを求められます。そのための練習会・トレーニングもなんども組まれます。もうこれで、否が応でも30分間人に喋り続けることができるようになります。
  7. 恥を捨てられる
    私が行っているキャンパスツアーが模範になってしまったせいで、かなり色々喋るツアーとなってしまいました。それがカルチャーとして定着すると、冗談も言わなければならなくなってしまいます。また、練習会は平日のキャンパスで行いますから、他の学生も見ています。知り合いにも会うかもしれませんが、恥ずかしいとは言わせません。プレゼンテーション能力が上がるということは、つまり恥を捨てることにもつながります。
  8. 受験生と接することでフレッシュな気持ちになれる
    目を輝かせた高校生たち。子どもの進路に真剣になる親御さんたち。そういうみなさんにきちんとした情報を伝えることが学生ガイドの使命になります。そうした皆さんと接することで、特に目を輝かせた高校生たちの希望に満ちあふれた顔つきと「こんなことを勉強したいんです!」という熱い想いに接することで、こちらのモチベーションも上がってきます。
  9. 学事の皆さんがどんなことを常に気にしているかが分かる
    学事の皆さんとお仕事をすると、慶應義塾が公式に行うということにおいて、何がよくて何がダメなのかが分かるようになります。得てして大学生は、大学当局の対応について、杓子定規だとかなんだとか思ったりするものです。時にはキレることもあるでしょう。しかしそのうらにはちゃんと意図がある。その意図を汲み取れるようになるだけで、オープンキャンパス以外のシーンで学事窓口に関わる時にも気持ちよく接することができます。
  10. ちゃんと給与が出る
    何より。これはボランティアじゃない。オープンキャンパス当日は大学公式のアルバイトとして、慶應義塾からの給与明細を受け取れます。

こんなメリットを享受できる学生ガイド。
みなさんも応募してみてはどうでしょうか。

追伸:もしも気が向けば、enshinoチョイス・キャンパスツアーのネタベスト10でも書きますね。またあとで。

prayforjapan.jp多言語翻訳プロジェクト終結に関する経緯のご説明

皆様、

prayforjapan.jpの多言語翻訳プロジェクトについて、まとめ人をして参りました私、遠藤より、みなさまにプロジェクトを終結させる決定を行いましたことをご報告します。本年4月25日までに、総仕上げとしての翻訳を行った後、本プロジェクトは一旦終了とさせていただきます。その経緯説明という形で、長文の記事をアップしました。お時間のある方のみ、ご覧下さい。

なお、プロジェクト終結までの実作業については、Facebookのprayforjapan.jpページにおいて詳しくご説明しております。こちらは、遠藤の個人的な回想と反省に満ちた【言い訳】ですので、その点ご留意下さい。

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謹告:2013年4月以降の進路について、および就職活動に関するお知らせ

お世話になっている皆様方、

まず、本来であればこの手のお知らせは、個別にご報告させていただくのが筋であるところ、このような形でのご報告になります非礼をお許しください。個別にご連絡を差し上げるべき方は、特にこの就職活動を通じてたくさん出会わせていただきましたが、そういった皆様方に、タイムラグなくご報告ができる形として、ブログに掲載させていただいております。また、このブログが、私にとっての対外的メディアであることも、ここでのご報告とする理由でもあります。ご承知置き下さい。

前置きが長くなりましたが、皆様にご報告です。

2011年9月ごろより実質的に行って参りました2013年4月入社の就職活動ですが、2012年3月9日に採用内々定のご連絡をいただき、その後熟慮した結果、同23日に承諾のご連絡を差し上げ、28日に承諾書を提出し、結果2013年4月から、株式会社マクロミルのビジネス職として就職することが内定いたしました。この場をお借りして、就職活動においてお世話になりました皆様や、日頃ご心配をおかけしている皆様へ、深く感謝申し上げたいと思います。


ご報告は以上で終わりです。ですが以下、読み物として、書きたいことを書き連ねます。あくまで自分用の備忘録ですから、お時間のある方のみお読みください。
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検証:教職課程がいかに大変かを自分の身に降り掛かったことを使って説明する

まず、3/28以降の、私のやさぐれツイートのおかげで、各方面にご心配をおかけしたことをお詫びします。

昨年度は開講されていて、本年度も当然開講されるとにらんで昨年履修しなかった科目が、なんと開講されていないことに気付き、発狂してツイートしまくった、ということです。その科目が、私の認識では教員免許取得に関わる重大な科目だっただけに、突如開講されなくなったことに憤慨して発狂していました。しかし、冷静になり、トレードオフの対策を考えつつ、そして今日、教職課程センターに確認したところ、以下のことが判明しました(それが本件の結論です)。

  1. 複数の教科の教員免許を、卒業・修了時に「主免許」として一括申請できる
  2. 開講されなくて発狂した件の科目は、「主免許」として申請する場合には必須になる科目ではない
  3. したがって、本人の頑張り次第で、英語の免許と(すでに単位取得済みの)社会の免許は降りる
  4. ちなみに、開講されなくて発狂した件の科目が開講されなかった理由は、文科省の査察で指摘を受けた結果である

それではお詫びの気持ちも込めつつ、順序だてて本件を整理し、状況をご説明したいと思います。

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ハタチを終える、ということについて

“ 個人的な要望としては、自分が21歳になるのはもう少し先でもよかったんじゃないかと思う(そんなこと言っても仕方ないけれど)。20歳というのは言いやすかったし、若さの象徴的なブランドになるから、たった1年で終わってしまうのはちょっともったいない。 生涯に1度だけ、1年分の年齢を飛ばせる法律があればいいのに、と僕は思う。たとえば20歳を2年間やったあと、22歳になるのだ。選べるとしたら、皆さんは何歳を選びますか? でも時間は平等に過ぎていくし、大抵の場合、締め切り前というのはバタバタしているものだ。自分の誕生日をある種の「締め切り」だと思ってしまう僕は、もしかしたらちょっと可哀想な人間かもしれない。あれこれをやりたい、こういう自分になりたいとノートに書き殴って、引き出しにしまわれて、忘れられた頃にめくり返すんだ。その繰り返し。もう少し自由に年をとれたらいいのに。

上記は、もっちブログからの引用である(「優しさが、人の心を刻む」)。彼の紡ぎだす言葉のセンスにはいつも脱帽する。

誕生日ポストは僕の場合、「何事もなく過ぎ行く21歳の夜」みたいな思考をしたことがある。僕は誕生日になると、特にここ数年は、家族の存在を思い出すことが多い。そんなときくらいしかないのが正直なところであるが、それは誕生日みたいな日が人生の節目だからかもしれない。人生の節目の思考といえば、かつて「【超長文】成人を迎えた自分を後で振り返るための備忘録」みたいのも書いた。成人式で高熱を出しながら考えたことだったっけ。

考えてみると、誕生日や成人式や、入学や入社は多くの人にとって迎えるものなんだろう。しかし、卒業や退社を例外として、だいたい人間の節目は、迎えるものとして捉えられつつ、終わりについて考えることはそうそうないだろう。まぁ、卒業と入学は接点があるものだから、卒業に際して終わりを意識し、入学とともに始まりを意識するのだろうが、誕生日とか成人式とかは、それまでの年齢を過ごした1年間の終わりとか、それまで過ごしてきた未成年としての終わりとか、そういうのを意識することはあまりないだろう。強いて言えば、終わりに迫り思うのは、もっちが言うような「やり残した!」という焦りなのかもしれない。

かつてやけに大人びていた僕は、しきりに大人と同等の権利を持つことを欲していました。特に参政権、被選挙権ね。それが今、そうした大人の権利を持ち、そのかわり子どもという立場を捨てた。子どもの頃の僕は「よかったじゃん、これで選挙にも行けるよ、酒も飲めるよ」なーんて言うのかもしれませんが、実際はなんだか悲しいもんですね。子どもだったからこそ言えたこと、認めてきてもらえたこと、これからはそんなもの無い。さて自分はこれからどうやって成人した遠藤忍を確立していけばいいんでしょうか。

【超長文】成人を迎えた自分を後で振り返るための備忘録」では、そんなことを言っていた。でも、最後の一文、成人した遠藤忍をどう確立していけばいいかは、まだ見えていないし、いや就活をしていると余計に見えなくなるんだと思うが。結局、ハタチはある種のブランド(もっちの言う通り)であり、真に大人の仲間入りかと言われれば、それを迎えるにはなかなか時間が必要なのかもしれない。つまり、ハタチに隠された可能性は無限大だけど、それはハタチの想像力が無限大なのであって、「おとなになったらできること」はハタチを迎えていきなりできるわけじゃない、むしろハタチから先の年齢でできるようになっていくのかもな、なんて。

僕は今年の6月で、年男で厄年の年齢になるのだが、その年齢の最後の最後になって、ようやく「会社人」となることでいわゆる「社会人」になる。まぁ、社会との関わりをもっている時点で人間はみな社会人だと思うけど。でも、一般的なイメージで社会人=大人と捉えると、ハタチ=大人=社会人となるわけだが、はて私はこの3年ほどを社会人として過ごせただろうか、なんて思う。

今度また別に書うけれど、今僕は、お金をもらって仕事をするということにおいて、その一歩目をどう歩もうか、そして将来の自分のやりたいことは何なのかということを定めることにおいて迷いがある。その意味で、将来の可能性に対する妄想は、まだハタチの頃の方ができていたのかもしれない。

  1. 想いを言葉にすること
  2. ずっと学び続けること
  3. 外の世界とつながること
  4. 心地よい緊張をすること
  5. 親友を大切にすること
  6. 仲間と創りあげること
  7. だれかを幸せにすること
  8. 笑顔でいつづけること
  9. いつまでも続けること
  10. 感謝をすること

去年ハタチを迎えたある人に自分が贈った10のメッセージをここに示そう。これらは、自分にとってできていることなのだろうか。自分に当てはめて、それらができていないからこそ、他者にそれを求めたのかもしれないな、なんて思えば、それはおこがましいとも思うわけで。3つ歳が上だからといって、たったそれだけの年齢差そんなことが悟れるわけはないわけれど、今更ながらこれらの言葉の大切さを感じるわけで。

ハタチというブランドは、1年間しか有効ではない。今宵、それを終える大切な人が、そのブランドを失って、これから大人としての本当の進化を遂げようとしている時にあって、自分もそれに負けているわけにはいかない、と。その一方で、ハタチという特別さのなかで得たことというのは、忘れないでほしい、と。そういう自分は、ハタチの終わりをブログには残していなかった。

あの1年間に、自分はどんな期待と想いを抱いていたのか、少し忘れかけている。年を重ねることは忘れること、だなんて誰かが言っていたような。しかし、せめて特別な歳のことを後々に忘れないように、何が起こったのかを振り返るお手伝いができればな、なんて。

過去に執着するわけではないけど、過去があるから今があるということを重視する私にとって、迎えることよりも終えることを重視する機会があってもいいんじゃないか、なんて思ったりする。

学部生活1年分を電車で過ごした学生の「長距離通学の条件」

学部生生活は4年間。一方、私の片道通学時間は3時間。往復で6時間というのは1日の1/4。ということは、学部生として学校で過ごす日の1/4は電車の中で、それが4年分だと1年。そんな私が、「[新入生の皆様へ] メールの書き方に関するお願い」に続いてお届けする、新入生に向けたムダ情報です。

先に追記しておきます。SFC Clipの皆さんの方が、数段高いクオリティの新入生向けポストをしていますので、ぜひご覧下さい。

慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスに合格なさったみなさま、改めておめでとうございます。そして入学を決めたみなさま、ようこそ遠藤村へ。申し遅れました、学校の住所と名字が一緒、遠藤忍です。かれこれ私も入学からはや5年が経ち、今や結局政策・メディア修士の学生としてキャンパスにお世話になり続けております。合格なさって入学される皆様が、第一志望であってもそうでないとしても、充実したキャンパスでの生活を送られることを心から期待するとともに、我々は皆さんを全力で歓迎します。ほら、学部長もその様子です

さて、こんなつぶやきがありました。ご本人には知らせていませんが、私はRTされてきたものを見たわけで、それで反応せざるを得ないわけです。なので、つい出来心でこんなのを書いております。ちなみに、地元の知り合いで今年東京大学を受験した人がいるのですが、合格したら下宿するとか言っているからたわけたことを言うんじゃないと、カッとなってこういうのを書いています。 続きを読む

小出国際雪合戦は何が面白いか

今年も参加してきました、小出国際雪合戦大会。今年で4回目の参加となり、社会人雪合戦クラブチーム・チーム冬将軍は34人バスツアーで6チーム出場、うち3チームが決勝リーグ出場(世界ベスト64)となり、また私が監督をした「春ちゃん対湘南台冬将軍」はベスト16を勝ち取りました。

なんで何度も行くかって、楽しいから行くに決まってるんですが、なぜ楽しいのかがポイントですね。それを箇条書きでお伝えします。

そもそも編

  • もうすでに24回も行われていて俺と同い年だ
  • 魚沼市は今年災害対策基本法が適用されるほどの豪雪地帯なのに、その雪をイベント資源にしちゃった
  • 国際雪合戦の名を冠しているが、北海道の昭和新山雪合戦と本気で張り合っている
  • しかし、国際の名前の由来は、隣街の南魚沼市にある国際大学から拝借した
  • イベントを運営しているのが小出商工会青年部という若い人たちだ
  • 参加者は内外から189チームが出場し、軽く1000名が参加している
  • 国際雪合戦行進曲という公式テーマソングが存在する

ルール編

  • 公式ルールは国際ルールであり、英語版も存在する
  • 基本的にはドッジボールと同じで身体に雪玉が当たった回数で残気が減っていく
  • 女性は5ポイントで男性は3ポイントなのだが、1チーム5人の構成を全員女性にして相手チームに一人でも男性が含まれていたら何もしなくても勝ちになる
  • 戦国時代を模して、大将と足軽4人で構成されるが、大将はかんじきと山がさとこしきを携えなければいけないから動きにくい
  • 絶大な権限を持つ国際A級審判は半分が商工会青年部でもう半分が小出高校野球部員だ
  • その審判は、試合特性上、フィールドにいる10人の選手よりも多く、1コートに11人存在する
  • それ以外にも審判長が存在するのだが、国際公式ルール上、審判長へのワイロが認められている
  • その文言は「なお、審判長への贈り物はこれを歓迎する」である
  • 雪玉に異物を混ぜることはルール上禁止だが、それはジュネーブ協約違反だから、らしい
  • 国際公式ルールにおいて、女性に対してムキになることが非推奨となっている
  • また、国際公式ルールにおいて、コスプレでの出場が認められている

前日編

  • 前日には、前夜交流祭という飲み会が企画されている
  • 魚沼のお米のおにぎりや山菜の煮物・天ぷら、酒粕でつけた漬け物などが格安で食べ放題
  • しかも地元の日本酒も飲み放題である
  • 出し物は基本的に参加チームのPRタイムで終わる
  • が、第24回大会においては、平均年齢55歳のYKG48が登場した
  • 彼女たちは、小出商工会議所婦人部の面々である
  • それなりに歳が行っている人々がAKBのダンスを踊るので、リズムが把握できないから、リーダーがホイッスルを吹いて方向転換を指示していた
  • 毎年必ず、会津坂下町水合戦の面々が乳製品と馬肉製品を持ってPRに来る
  • 毎年必ず、清瀬市役所愚連隊という色物軍団がやってきてクラッカーをならす
  • その清瀬市役所愚連隊は暴走族っぽい格好だが、その総帥は市役所の係長らしい
  • その他にも、栃木から来たレモン牛乳がAKBを踊り、九州から来た下半身タイツの男たちがKARAを踊り、湘南台から来たチーム冬将軍がキャラものコスプレで踊ったりする
  • ともかくよく訳がわからないイベントだが、みんな酒を飲んでいるのでとにかく盛り上がっている
  • 出し物の最後に「あんさ&おっさ」というフォークデュオが、かならず3曲歌って帰る
  • その「あんさ」の方は、地元の有力者で、市民会館の館長である
  • 2曲目に、国際雪合戦行進曲が歌われると、会場の全員が肩を組んでトレインをする
  • その国際雪合戦行進曲のサビは「投げて×3、よけて×3、投げて×3、ぶつけろー!」
  • そのあとに、「平和地球人、みんな集まれ、国際雪合戦」と、突如スケールが大きくなる
  • 前夜交流祭が終わると、近くのスキー場でスキーカーニバルが行われる
  • そのイベントでは、たいまつの灯りがゲレンデを降下し、餅が空から振ってきて、イカが火あぶりにあって宙を舞う
  • NPO魚沼交流ネットワークの交流会も開催され、商店街にあるフリースペース「つなごて」が酒盛りになる
  • NPOの人々がともかくすごくアツい

当日編

  • 小出郷文化会館の小ホールが控え室になっていて雪のせいで床がびしょぬれだ
  • 9時の開会式開始と同時に整列した全チームが入場行進をする
  • その入場行進で国際雪合戦行進曲が生歌で歌われる
  • 前夜交流祭に参加した人は盛り上がるが、前日を経験していない人はみんな引いている
  • 今年は豪雪のためにみんなが入場しきらないから、2回連続で歌われた
  • 商工会長が開会宣言をするが、それが英語で行われる
  • 24th Koide World Changpionship Snowball Fight will be open right now. It’s time to begin the fight!
  • 試合が始まると、強豪チームは肩を使って豪速球を投げまくる
  • 子どもの部も半分は野球少年団が出場するから球が速い
  • 予選リーグは3チーム総当たりで行われるが、その組み合わせは作為的でもある
  • たとえば、清瀬市役所愚連隊と栃木から来たレモン牛乳が対戦したりする
  • その色物試合のとき、清瀬市役所愚連隊のメンバーが「俺は変態だ〜」と言いながら、AKBっぽい格好をしているレモン牛乳一同のスカートをめくろうとしていた
  • 清瀬市役所愚連隊はかつて、試合中に煙幕を投げて、雪玉以外のものを投げたため失格となっている
  • 雪合戦と並行して、コスプレコンテストが行われる
  • 今年は、PR大使コンテストと称したクイズ・大喜利・パフォーマンス大会が行われた
  • そのPR大使コンテストで優勝したのは、レモン牛乳の女性と九州から来た下半身タイツの男性だった
  • その二人は前夜祭でやったパフォーマンスを再現した
  • 毎年強豪と言われるチームはだいたい野球経験者で構成される
  • 今年は新潟アルビレックス野球チームというプロ野球選手が出場していた
  • で、彼らが決勝戦まで出場していた
  • で、彼らは準優勝だった
  • 会場には屋台が並んで、おいしい肉とかうどんとかけんちん汁とかが食べられる
  • 出場者にはおにぎりとけんちん汁の昼食が出る
  • さらに出場チームには、オリジナルタオルやえのき茸が入ったお土産が渡される
  • また当日には、FMXチームがやってきて、雪でつくられた坂をモトクロスバイクが走り、宙を舞う

湘南台冬将軍編

  • 社会人雪合戦クラブ・チーム冬将軍が結成されており、enshinoも参画している
  • もともとはイルミネーション湘南台の慰安旅行として参加していたのを、門戸を広げてバスで行っている
  • 今年は34名でチームを編成している
  • 5人チームを6チーム編成して出場したが、全てのチームに監督が存在している
  • その監督をまとめる総監督が存在している
  • 情報戦を展開するために、監督団が全員トランシーバーをつけている
  • 自陣や敵陣のポイント数を把握するためのiPhoneアプリが存在する
  • それをつくるCTOが存在する
  • 6チーム中1チームはコスプレ要員であり、コスプレ担当監督も存在する
  • コスプレチームには、専属の振り付け師が存在する
  • 参加する大半の人が初対面のため、バス内でチームビルディングレクが行われる
  • 出発の2週間前に、決起集会と称した飲み会を開催し、その席で現地雪合戦実行委員会とSkype中継を行った

その他、面白いこと盛りだくさんの大会に、今年も参加できてよかったと思うわけです。

アイスブレイクアイディア集:2

あと2時間後にはこのカプセルホテルを出ます。

昨年の、湘南台冬将軍向けに作成した、アイスブレイクアイディア集:1が、実はこのブログの検索キーワードランディング率が一番高いページなので、調子に乗って第二段。今年用意するものは、基本的にはその場の雰囲気で当たり外れが大きいものだと予測されます。あと、去年紹介し忘れたタイトルのものもあるので備忘録的に。

【なんとなくテンションをおかしくさせるアイスブレイク】

コール&レスポンス
『雪合戦は、テンションを高めることが大切です』

「乗ってるか〜い?」「いえ〜い!」というコール&レスポンスを繰り返しながら、発声練習かつバス内のメンバーを強制的に変なテンションにさせる、というもの。どんなことがあってもレスポンスは返さなければいけない。熟語やことわざにしてみる、など。

「国際?」「雪合戦!」
「湘南台?」「冬将軍!」
「キャッチアンド?」「リリース!」
「ヒットアンド?」「アウェイ!」
「ガンガン?」「行こうぜ!」
「命?」「大事に!」
「仏の顔も?」「3度まで!」
「犬も歩けば?」「棒に当たる!」
「立て板に?」「水!」
「焼け石に?」「水!」
「今飲みたいものは?」「水!」
「JR?」「東日本!」←ここらへんは地域差が出るかも
「ポケモン?」「ゲットだぜ!」
「ニンテンドー?」「64!」←これは危険か

雪やこんこん
『雪合戦は、その場の状況に適応する俊敏さが大切です』

あの名曲「雪やこんこん」をみんなで歌うが、あらかじめ2群に分けて、それぞれを司会の右手・左手に配分する。司会が右手を挙げている時と左手を挙げている時で歌う人が変わる、という仕組み。
テンポを速めたり、手を上げる場所を切り替えたりしながら、参加者の混乱を誘う。

幸せなら手を叩こう
『雪合戦は、アドリブによるエンターティナーになることが大切です』

ご存知「幸せなら手を叩こう」をアレンジ。最初は、手→足…といくが、途中からがおかしなことになる。

幸せなら…
・手を叩こう
・足ならそう
・肩まわそう
・隣の人にウインクしよう
・隣の人とあいさつしよう
・ハイタッチ
・爆笑しよう
・涙そうそう
・前からウェーブしよう
・最初からおさらいしよう
・手を叩こう

【お互いを知り合うゲーム】

共通点を探せ
『雪合戦は、とにかく球数とスピード感が大切です』

単純ながら、限られた時間内に共通点をできるだけ多く探すゲーム。2人用。4人でも可能。
とにかく多く共通点を探せればそれでよし。以上。

たぶん私が一番
『雪合戦は、自分に自信を持つことが大切です』

グループの中で、だれが一番○○かを、自己判断で挙げてもらう。琴線に触れる話題は避けた上で、客観的に分かるものを利用する。例えば

・誕生月
・身長(背が高い)
・若い
・遠くから来ている
・早起きした

答えがパピプペポ
『雪合戦は、たとえ聞こえなくても周囲の監督団の言っていることを読み取ることが大切です』

イエス・ノー5の応用。イエス・ノー5は「はい」か「いいえ」のみだが、このゲームでは質問者は何を質問しても良い。しかし、答える側は一律で、答えを「パピプペポ」で言わねばならない。質問者はそれをちゃんとした言葉に置き換えて相手に確認をとる。

【チームの意思疎通を図るゲーム】

みんなで短歌
『雪合戦は、チーム内で空気を読み合うことが大切です』

5・7・5・7・7で、出されたお題に対する短歌をつくる。バス内5列なら、列ごとに各句を割り当てる。

お題例
「バレンタイン」
「雪合戦の試合前」
「ポケモン」
「インフルエンザに注意」

勝利の雄叫び、敗北の嗚咽
『雪合戦は、勝利したチームは雄叫びをあげ、負けたチームは嗚咽を出すことが大切です』

試合における勝敗へのリアクションの練習。
まずは横1列に、何の前触れもなく自分で考えたポーズを決めて雄叫びを挙げてもらう。当然バラバラ。
なので、20秒だけ無言で話し合える時間を設定する。そしてまたポーズと雄叫びを挙げる。声はバラバラ。
なので、最後に5秒だけ声の確認をして、最後にもう一度チームで調整する。

バス内で実施すると、前後ろのチームのポーズが見れないので、練習中に披露してもらうことにする。


さぁ、寝るか。明日が僕の本番だ。