教師の職を離れて3ヶ月が経ちました。新しい環境で、新しい仕事についていますが、ときおり思い出すのは、学校での日々。その日々において、毎週欠かさず行っていたのが、学年通信を書く仕事でした。年間40号程度を発行し、毎号かるく2,000字程度を執筆してきたのですが、ネタさえあれば苦には思わず、楽しんで書いてきました。そのうちの一部は、このブログにも掲載しています。
さて、2021年の年末ごろから、私は、学年に所属していた私以外の5人の教員と、学年につきっきりになってくださった介護支援員さんと、そして年度末で定年退職をする学校長の、合計7名のインタビュー記事を作成しました。シリーズ名は「学年教員のえらんだミチ」。2021年度には、社会人と中学生の2on1キャリアセッション「えらんだミチをかたる」を実施していたので、この学習活動のタイトルにひっかけ、学年教員たちが、どうして現在の「えらんだミチ」に至ったのかを紐解いていきました。
先生方にあらためてじっくり話を聞き、その人を突き動かすものに迫った上で、私の目線で編集をするというプロセスは、とても豊かな時間だったと思い返します。残念ながらそれらの記事はここには掲載できませんが、今回は、ひとしきり全員の記事を書き終えたのちに、自分で自分のインタビュー記事を作成した、私に関する記事を掲載します。
毎回、印刷前レビューをしてくださっていた教頭には、「なんだか、遠藤先生のものが、いちばん『迷っている』感じがするね」と言われました。そう、その当時の私は、迷っていたんですね。でも、その「迷い」も、教員の一側面だったと、今では思います。 続きを読む