福岡でも二郎が食べたい(お題:筑豊のラーメン)

お題をもらって文筆する習慣。べつにそれに限らずブログを週1くらいでかけていればいいと思っており、今週は「オンライン学習のよもやま」シリーズで書こうと思ったけれど、そこまでテンションが上がらなかったので、わりとすぐに書けるであろう「筑豊のラーメン」というお題をもう消化してしまおう。そうすると、すこし書くのが大変なネタばかりが残っていってしまうのだが、まぁ仕方ない。 続きを読む

たまごかけご飯の3つの食べ方(お題:ごはんのおかずベスト3)

お題を募集して「ライトに書く」ということをし始めて、週1くらいで書いていくことを試みています。今回は「ごはんのおかずベスト3」というお題をいただきましたが、少しだけ毛色を変えてみました。3000字で終えるはずが、テンションが昂りすぎて、だいぶオーバーしました。 続きを読む

「なにもしない」を赦せるようになってきた(お題:連休最後の日)

連休最終日である。22時を過ぎ、あと少ししたら床につかないとというところだが、少しだけ物書きをしたいという、軽い衝動に駆られて、TwitterとFacebookでテーマを募集してみたら、Facebook側では、思いのほかたくさん返信をいただいた。

今回はそのなかで、TwitterのDMでいただいた、「連休最後の日」というテーマを書き出そうと思う。他にもたくさんのテーマをいただいたが、それは今後、気が向けば週1本ペースくらいで、書けるところから記事にしていければと思っている。 続きを読む

文部科学省職員になろうとしたけれど面接で落ちたので、考えた結果もう一年飯塚に残ることにしました

年末である。いろんなことが起きた2020年だった。振り返りの記事を書く人が多い中、今年の年末は家で過ごす人も多かろうから、そういう方にとっての暇つぶしくらいにはなるだろうと思い、私も1年の振り返りの記事を書くことにするのである。このブログは、自分が自分らしく自分を表現できる舞台である。関係各方面から怒られさえしなければ、恥ずかしみもなく、陰も陽もひけらかすのである。

といいつつ、去年この記事でやったように、1年のなかでのある一部分を取り出した内容を中心に展開する。本当にこの1年、いろんなことがあったわけだが、10月から11月にかけての、標題にあるような顛末が、ある意味今年のハイライトになってしまった。それくらい、私にとっては大きな出来事であった。

記事のタイトルも

「得たいと思ったものを得られなかった話」

とか

「キャリアの挫折を味わって、そしてその後について」

とか、バリエーションを用意できたのだが、どうせここから書いていく内容も、グジグジとグルグルするだけで長文になるしかないのだから、もっともストレートにメッセージを伝えられるタイトルにしておこうと思ったわけだ。一応、冒頭で珍しくサマリを書いておくと、以下の通りになる。

  1. この状況下にありながら、TFJフェロー2年目は成果を出しまくったと思う
  2. 自分の強みは「企画屋」としての振る舞いだと考え、国家公務員経験者採用を受けた
  3. 経験者採用試験の合格者名簿に搭載されたが、「即戦力として光るものが見えない」とのことで、官庁訪問終了となった
  4. いろいろ考えた結果、あと1年は飯塚に残ったほうがいいと思い、講師登録を出した
  5. 来年度にやりたいプロジェクトが頭に浮かんでいるが、その先のことは一切見えていない

では、つらつらと書き始めてみようと思う。(書き終えての追記だが、18,605文字になった) 続きを読む

高校生マイプロ2019九州サミットのファシリテーターをやった:後編・プロジェクトへの葛藤と成長

2月23日に、全国高校生マイプロジェクトアワードの九州サミットに、発表会場のファシリテーターとして参加した。そのことは、「前編・場づくり担当のあたまのなか」でも書いていて、自分にとって久々に心から楽しいと思えると同時に周囲からもお誉めにあずかったファシリテーションのポイントを書いた。ちなみにその後、『博報堂流 対話型授業のつくり方』(大木浩士, 2020)を読んだが、面白いほどに近い考え方で場づくりをしていたことが分かった。

ところで、僕自身は「プロジェクト」にものすごい強い思い入れがあることもあって、当日の午前中のブロック別プレゼンの場づくりにおいては「くやしさ」を一つのテーマにした。けれどプロジェクトを進める上では、「くやしさ」以外にもさまざまな感情がうずまくことが多い。そうした感情は、葛藤や悩みや引け目として訪れることもしばしばある。そしてこの日の午後、僕はそうした感情を持っていた、ある生徒と出会う。

ギリギリのラインで、ストーリーの一端を記述するので、もしかするとこの記事は今後お蔵入りするかもしれない。けれどこの話は、僕を揺さぶり、僕を「おせっかい」に駆り立てる、そんな話だ。前編をお読みいただいた上で読んでもらえれば、様相がありありと浮かんでくると思うので、前編と合わせてどうぞ。 続きを読む

宮古島での「 #人事ごった煮 」交流会の振り返り

今年も、宮古島に行ってきました。というのを大々的に言うのが憚られる時期に差し掛かってきましたね。もちろん、感染対策は十分に講じながら過ごしたのは言うまでもありません。

昨年は1泊2日でしたが、今回は2泊3日することができ、少し余裕を持った過ごし方をすることができました。昨年に引き続き、折りたたみ自転車を持ち込んで島内を走り、昨年は伊良部大橋を、そして今年は来間大橋と池間大橋を渡ることができました。癒される場所なのに、自分の体を酷使するというのは、なんとも変態的だなと自分でも思いますし、さらに言えば、ライドは前回の宮古島以来の1年ぶりだったので、劇的な体力低下を感じました。

さて今、帰りの飛行機の中です。今回の来島も「 #人事ごった煮 」というコミュニティの交流会への参加がその理由です。そこで感じたことを書き連ねることで、ここのところしばらくサボっていた文筆の感覚を取り戻したいと思います。

続きを読む

学年通信文学「修学旅行で泣いた私」

生徒たちの日々の様子を伝えることが目的である学年通信。それを担当して2年目、毎週文章を書いているのですが、昨年度の終わりに書いたこの記事が好評だったことをいいことに、今年度は毎回「今週のオマケ」コーナーをつくって、QRコードで動画やサイトのリンクをつけたり、本の引用をしたりしています。今回は、どうしても書きたくなって、私の個人的な思い出話を書きました。 続きを読む

相手があっての自分、ということについて – 2018年の「箱根山学校」の記録を書き起こす

この連休で、「箱根山学校」というワークショップに参加している。

岩手県陸前高田市にある「箱根山テラス」という施設で行われる、風を感じながら、「定点観測」をするような会が、今回オンラインで行われている。いろんな人の話を聞くことができる機会で、2017年と2018年に現地で参加した。

今回、2017年と2018年に、自分の記録としてメモをとりつづけたスケッチブックに、その続きとしてメモをとっていこうと取り出し、その中で、2018年の初日に綴った文を見つけたので、眠くなるまでの間、打ち込んでみようと思う。 続きを読む

生徒会役員向けに使ってきたフレームワーク集

生徒会役員の顧問教師をしている。

どうやら普通なら数名で担当する、それこそ各学年に1名ずつ担当者がいるようなのだが、勤務校は1人1分掌制なので、担当者は私だけである。昨年の12月に、ピンチヒッターとして参加した修学旅行のUSJの入り口で言い渡されたのがすべての始まりで、昨年度の担当者が早期退職をすることになったことに伴い、2020年1月から引継ぎ期間を持ちながら、2020年1月に代替わりした令和2年度の役員たちの顧問をしている。校長に「なんで私なんですか」と聞いたら、「その方があなたの引き出しを活かせると思って」とのことだった。

実際ここまで、確かに自分の引き出しを出せている感覚はある。

大学と大学院で研究をし、マーケティングリサーチ企業でマーケティングとデータ分析を経験し、人事として採用・研修・制度設計を担当し、教育団体でプロボノとして動き、ワークショップデザイナーとして学びと実践をしてきた人生であった。それを通して学んできたのは「わたしとは違うあなたと、一緒にうまいことやって、だれかに役立つことをする」というスタンスと、それを達成するための技術だった。特にその技術とは、相手と対話する、相手の納得と協力を引き出す、相手と事を成すために越えるべき課題を紡ぐ、といったことがらのために、考えを整理すること=フレームを用いることだと思う。

つい先日、1学期の生徒会活動の大舞台でもあった生徒総会が終わったのだが、あらためてここまでの活動で私が生徒に提示してきた「考え方」や「フレーム」を紹介していきたい。きっと誰かの役に立つことを願いつつ。 続きを読む